2017/02/02 Thu
日下部雅喜の講師活動  2017年2月

2月に入りました。介護保険見直しと総合事業についての講演依頼が多いですが、今月は障害者関係からも2本の依頼が入っています。

2月 9日(木) 午後7時~8時  岸和田市福祉総合センター
岸和田社保協拡大幹事会学習会
「岸和田市の総合事業の問題点

2月13日(月) 午後6時~7時30分 福岡市博多区 千鳥橋病院会議室
福岡医療団社保委員会学習会
「新しい総合事業について」

2月16日(木) 午後6時40分~8時  大阪社会福祉指導センター
きょうされん大阪支部代表者会議学習会
「介護保険の見直し動向」

2月18日(土) 午前10時~11時30分   TKP岡山会議室
全日本民医連中四地協介護事業所管理者セミナー
「介護保険改定の影響と次期介護報酬改定にどう立ち向かうか」

2月19日(日) 午後2時~4時   愛知県一宮市スポーツ文化センター
舟橋・上田訴訟を支援する会総会 記念講演
「介護保険がヤバい!!問われる65歳問題」

2月23日(木) 午後1時40分~3時   高槻市登町住民センター
下田部健康を守る会学習講座
「これからの介護保険はどうなる?」
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Category: 活動日誌
2017/01/27 Fri
大阪市総合事業4月開始問題で1月26日交渉生活援助型25%単価引下げ
新規要支援者はサービス受けられず、事業所は大幅減収、ヘルパーは賃金ダウン!?
事実認めず居直り答弁繰り返す大阪市

「総がかり行動」として交渉
1月26日、介護保険 新総合事業問題の大阪市交渉(協議)が開かれました。この交渉は、大阪社保協も参加する「介護・福祉総がかり行動(準備会)」が昨年11月25日 「介護の切り捨てアカン!本気の大集会」で多くの団体・個人の賛同で採択した「要請書」に基づき行われたものです。この交渉は、要支援者のホームヘルプサービス(訪問介護)が今年4月から介護保険から外され、大阪市事業(総合事業)に移行することに絞って行われました。
「基準緩和型の訪問サービス」は約8割の事業所が参入見込み
大阪市の「生活援助型訪問サービス」(基準緩和型)は、無資格者にわずか12時間の研修をしただけの従事者に担わせ、事業者への報酬単価は現行の75%に大幅に引き下げるというものです。
交渉では、総合事業への参入請事業者数について、大阪市は「訪問介護事業所は約2000。そのうち 約8割が現行相当(「介護予防型訪問サービス」)の指定を申請した。さらにその内8割が緩和型(「生活援助型訪問サービス」)にも指定申請した」と回答。その計算でいくと約1200事業所が「生活援助型」に参入することが明らかになりました。
    従事者養成は全市で百数十名程度?     「担い手」は確保されず!?
  しかし、その「担い手」を養成する大阪市の「生活援助従事者研修」(昨年12月から今年3月まで10回・延べ400人定員で実施中)は、現時点(4回終了)で160人定員のところ138人受講申込とのことでした。さらにその中で「就労中又は就労予定等」は40%位とのことでせいぜい百数十人程度しか「新たな担い手」が養成できないことが明らかになりました。
これでは、参入事業所1200に対し、ほとんど「研修受講者」は回ってこず、大半の事業所は人材が確保できず、現有の有資格ヘルパーで対応せざるを得ません。
 
「サービス提供しなくてもよい」(大阪市答弁) これでは新規要支援者はヘルパー難民続出?!
   私たちの「有資格ヘルパーがサービス提供して報酬だけ下がり事業所はやっていけない」との追及に対し、大阪市は「生活援助型の指定を受けても、運営基準からサービス提供拒否禁止を削っているので、提供するかどうかは事業所判断だ」と答えました。
大阪市の言い方では、「人材が確保できなければ、サービス提供は拒否してもよい」ということになってしまいます。総合事業が始まる4月以降に新たな要支援者がヘルパー派遣を希望しても生活援助型を提供する事業所が見つからない、というヘルパー難民を生み出すことになりかねません。ところが大阪市は「そういう事態は想定していない」、「当方としては400人養成する予定でありそれで対応できると考えている」の一点張りでした。今年4月時点で1200事業所が参入するのに、従事者研修受講者で実際の「担い手」はどう計算してもその10分の1程度しか確保できる見込みしかありません。大阪市の答弁では新規の要支援認定者は1年間で5000人程度、その内約半数がサービスを利用し、ヘルパー利用は6割程度としても、1年間で千数百人の新規利用希望者が発生します。小学生の算数レベルの問題であるにも関わらず、何の根拠もなく、「対応できるはず」と強弁する無責任な態度は許せません。
「専門職の処遇悪化招かないように」との厚労省の注意も無視
事業所が現有の有資格ヘルパーで生活援助型サービスを提供しても報酬は25%も下がり、事業所の収入が減少することについては、大阪市は「そのとおり」と認めました。厚労省は昨年10月の事務連絡で、「専門職が下げられたた単価によるサービスを担う場合…最終的には介護専門職の処遇悪化に繋がる」と注意喚起していることにも「ヘルパー資格者で提供するかどうかは事業所判断」と責任転嫁をする答弁に終始しました。
 このままではヘルパー難民、事業所減収、ヘルパー賃下げ
さらに、「総合事業開始時に生活援助型の指定事業所で研修受講者が採用され実際にサービス提供できる事業所の一覧表は作るのか」と聞いても「それは予定していない。何らかのものは必要だと思うが」という無責任な回答でした。
私たちは、「新たな担い手も確保せず、要支援者にサービス提供拒否による利用困難を招き、事業所には減収、ヘルパーには賃下げをもたらすだけの生活援助型サービスは撤回し、現行単価によるサービス提供をできるようにせよ」と求めましたが、大阪市側は「ご要望として承ります」としか答えませんでした。
 
「サービス利用に係る対象者振分け基準」―大半の新規利用者は生活援助型しか利用できない
  大阪市の「訪問型サービス利用対象者振分け基準」では、新規利用者で、現行相当サービス(介護予防型訪問サービス)を利用できるのは主治医意見書で ①認知症高齢者自立度Ⅱ以上、②障がい高齢者自立度B以上など、要支援者ではきわめて少ない状態像を示しています(大阪社保協調査では10数%)。これでは、4月以降、新規の要支援者のほとんどは、現行ヘルパーサービス(介護予防型訪問サービス)は利用できなくなります。
「根拠」答えない大阪市。厚労省担当者も「おかしい」
これについて「根拠は何か」と質問しても、「地域包括支援センター管理者会世話人会(6人)の意見で決めた」というだけの無責任な返答でした。さらに厚生労働省老健局振興課の担当者が、昨年12月5日の交渉の際に大阪市の振り分け基準は「要支援者でない状態像となっておりスキームとしておかしい」と述べていることについてもまともな反論はありませんでした。
総合事業開始前からの利用者は現行サービスが継続利用は可能
ただ、総合事業開始前からのヘルパー利用者でも認定更新の時に「振り分けられるのではないか」との懸念については、大阪市は「要支援状態が継続しサービス利用が継続する限り未来永劫、現行サービスは利用できる。このことはQ&Aではっきり書く」と回答しました。  
振分け基準問題は担当部署出席し再度交渉
交渉の中で大阪市側の答弁者(高齢福祉課・在宅サービス担当課長代理)が「私の部署は案を作っただけで決定と運用は別な部署なので答えられない」と言いだしたため、「担当部署の責任者が出席する交渉を開き直せ」と求め、再度日程調整して再交渉することになりました。
 
 
 
 
 
Category: 介護保険見直し
2017/01/11 Wed
軽度者切捨て先送りの到達点を踏まえ、3割負担・生活援助切り下げを阻止するために全力をあげよう

新たな局面を迎えた介護保険見直し~軽度者切捨てなど改悪を押し返した共同と世論の力
2018年度介護保険見直しが新た局面を迎えました。2016年12月9日の社会保障審議会介護保険部会「介護保険制度に関する見直し意見」(以下「見直し意見」)では、当初の政府・財務省主導案の改悪案 ①「要介護2以下の軽度者保険外し・市町村事業化」②「生活援助・福祉用具自費化」③「2割負担の対象拡大」のいずれも先送りとなりました。2018年度実施に向けた改悪の動きを一定押しとどめ、全面的な「軽度者切捨て」を許さなかったのは、私たちのたたかいをはじめ、介護関係者や自治体関係者など広範な人々の反対の取り組みと世論の力によるものです。
とくに、この中で、介護事業経営者、介護労働者、利用者・家族といった介護関係者の立場を超えた団体が「介護保険制度改悪反対」の一致点で共同した動きが生まれ、2016年11月には「守ろう!介護保険制度・市民の会」による「秋の大集会」(東京)、「介護総がかり行動準備会」による「介護の切り捨てアカン!本気の大集会」(大阪)が開催されたことは、特筆すべきことです。
生活援助切り下げ、3割負担導入など改悪の動き
しかし、社会保障審議会介護保険部会の「見直し意見」では、①現役並み所得の利用者への「3割負担導入」と一般世帯の負担上限額引き上げ ②生活援助の基準・報酬切り下げ、福祉用具貸与費に上限額設定 ③第2号保険料への「総報酬割」導入と協会健保への国庫補助削減など、新たな負担増と介護サービス切り下げ案を示し、法改定と2018年度報酬改定に向けた具体的検討に入ろうとしています。さらに要介護2以下の軽度者サービスの市町村事業化については、2017年度に移行する要支援者のホームヘルプ・デイサービスの移行状況を「検証」してから検討とされており、軽度者の「保険外し」の策動は執拗に狙われています。
一方で、深刻な人材確保困難となっている介護労働者の処遇改善問題について、政府厚生労働省は2016年12月19日の社会保障審議会介護給付費分科会「審議報告」では、わずか1万円相当を昇給制度などを要件に介護報酬の「処遇改善加算」に2017年度から上乗せするという方向を示しました。公費による賃金改善を否定し、報酬の枠内で、しかもサービス業など「競合産業との賃金格差是正」にとどまるというおよそ改善の名に値しないような中身です。
さらに、安倍内閣はアベノミクスの一環として、日本経済再生本部の下に「新たな成長戦略の司令塔」として設置した「未来投資会議」において、医療・介護を新たな成長分野の一つと位置付け、「『できないことをお世話する介護』から、望む限り回復させる『自立支援』型介護にするパラダイムシフトを起こす」(2016年11月10日安倍総理発言)との方向性を示しました。塩崎厚生労働大臣は、ビッグデータを活用する医療介護のICTインフラを2020年度からの本格稼働、介護データベースの抜本的見直し、AIやIOT等の技術革新を報酬体系に組み込む方針を表明しています。
介護保険制度の「見直し意見」でも、保険者(市町村)に対し「データに基づく地域分析」「要介護状態の改善度合い等の指標に従い実績を評価」とそれに基づく「財政的インセンティブの付与」を推進するとしています。これらは自治体を「自立支援」(=要介護認定率の低減)へと財政誘導する新たな仕組みの構築をめざすものです。介護現場にも「ロボット・ICTに係る介護報酬や人員・設備基準の見直し」などを生産性向上の名のもとに進めようとしています。
これらは、今後の介護保険制度改悪が、軽度者切捨て・負担増に加え、成長戦略の一環として「自立支援型介護」の名のもとに、「介護」そのものを変質させかねない危険な内容を持っています。
2017年が正念場 ~対政府・国会と自治体での運動
「3割負担」導入など介護保険法改定を必要とするものは、1月20日から始まる通常国会での法案提出が大きな争点となります。ほかの改悪内容は、多くが2018年度報酬改定、第7期(2018~2020年度)介護保険事業計画開始に向けた検討となります。
また、要介護2以下をターゲットとする「軽度者保険外し」も、2017年度に移行完了する要支援1.2の訪問介護等の総合事業化の「検証」が決定的な影響を与えることから、全国の市町村での総合事業の在り方が今後を左右することになります。
当面の運動課題
当面して、①対政府・国会に向けた「3割負担」導入など負担増反対を中心とした運動の構築が急務であり、医療の負担増問題と合わせ、国民的なたたかいを呼びかける必要があります。さらに、②厚労省の社保審介護給付費分科会での介護報酬・運営基準改定に向けた検討が開始されることから、生活援助や福祉用具問題を中心とした介護関係者の取り組みも早急に具体化する必要があります。また、③自治体では、今年度の総合事業移行完了問題と、第7期介護保険事業計画に向けた保険者機能問題などが今年1年間の課題・争点となります。
立場を超えた「総がかり」の共同行動を全国各地で
これまでにない負担増と介護切り捨ては、介護保険制度の根本的変質をもたらし、国家的な「介護保険料詐欺」とまで言われる事態を引き起こしています。今や、立場が違っても他の問題での意見が異る団体でも「介護保険改悪反対」では一致した行動が可能です。これはこの間の東京や大阪での共同行動での教訓です。
全国各地で、介護にかかわるすべての人びと、そして高齢者や障害者、家族、地域住民を視野に入れた、介護と老後の安心を守る「総がかり」の共同行動を作り出そうではありませんか。

Category: 介護保険見直し
2017/01/01 Sun
あけましておおめでとうございます。
昨年はお世話になりました。私の「講師活動」は2016年は81回の出講でした。
介護保険見直しをめぐる動きや総合事業実施をめぐっての各地域の課題など、私でお話しできるテーマがあればどこでも行かせていただきます。
さて、1月の予定です。


日下部雅喜の講師活動  2017年1月
1月 7日(土) 午後1時~3時30分 兵商連会館4階会議室
兵庫県商工団体連合会婦人部学習会
「どうなる介護保険」
1月12日(木) 午後6時~8時  北野田医療生協組合員ホール
北野田医療生活協同組合
「介護保険・総合事業」
1月21日(土) 午後3時~5時 大阪民医連会議室
大阪民医連訪問介護(ホームヘルプサービス)サービス提供責任者研修会
「総合事業の今後と次期介護保険改定の動き」
Category: 活動日誌
2016/12/31 Sat
2007年から毎年つくっているおせち料理。今年はよっぽどやめようと思いましたが、やはり作りました。
近所のスーパーへ買い出し。過去のブログを見ながらの買物です。さらに浜寺公園に松葉をとりにいきます。これは焼ぎんなんを刺すためのものですが、大きくて丈夫なのは浜寺公園の松です。
そして夜8時すぎから10時ごろまで2時間余り台所で悪戦苦闘。なんとか2時間余りで完成。
おせち料理といってもできあいのものを多用している手抜です。
まず、全体。 重箱につめると本格おせち料理のようにみえませんか。

壱ノ重

黒豆(出来合いのものを再加熱し栗の甘露煮を加えます)
焼き銀杏の松葉刺し
煮しめ(出来合いの煮しめにきぬさやの塩ゆでを加える。きぬさやはかっこよくカットする。生麩を乗せると豪華に)
紅サケの塩焼き(これはグリルで焼きました。ピンセットで小骨も取りました)。鰆・鯛の塩焼き(同左)
数の子のワサビ付け

弐ノ重

エビの酒炒り(これは自分で作りました。背ワタをとって、塩と酒でさっと炒ります。)
ゴボウのたたき(出来合いのものにゴマだけ加える)
棒鱈(出来合いのもの)
いくら醤油煮(出来合いのもの)
わあさび付けのかまぼこくるみ(自分でつくりました)
小田巻(出来合いのものを切っただけ)
参ノ重

鮭の昆布巻き(出来合いのもの)
高野豆腐(煮て作りました)
かまぼこ(紅白を切って並べただけ)
数の子(出来合いのものを切っただけ)
小鯛の笹付け(出来合いのものを切っただけ)
田作り(自分で作りました)
Category: 雑感・雑記

プロフィール

Author:福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)
 福祉・介護オンブズネットおおさか事務局長
 介護保険料に怒る一揆の会事務局長
 大阪社会保障推進協議会介護保険対策委員
 
 

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