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2023/09/01 Fri

日下部 雅喜 の講師活動        2023年9月


9月2日(土)   藤井寺市立市民総合会館 中会議室4
 藤井寺社会保障推進協議会 2023年度総会記念講演
 午後2時~3時30分
 テーマ:このままでは大幅な負担増!~高齢者をめぐる情勢と社会保障運動の課題


9月15日(金)   大阪グリーン会館2階
   午前10時~11時
   介護保険料に怒る一揆の会第23回総会 第一部学習会
   テーマ:「どうする!介護保険」

9月15日(金)   大阪赤十字会館401号室
   午後1時~2時
2023年度不服審査請求提出事前集会
      テーマ:「介護保険改悪と不服審査請求運動の意義
~いまこそ対行政闘争と両輪で取り組もう」 


9月15日(金)   守口市役所地下1階中部エリアコミュニティセンター会議室
   午後7時~8時45分
守口社保協再開準備会主催 キャラバン事前学習会
テーマ:「くすのき広域連合解散と守口市の運動課題
      ~介護保険事業計画を中心に~」

9月22日(金)  午後6時30分~8時
西成・住之江周辺の介護事業懇談会主催「ざっくばらん交流会」
テーマ:介護保険2024年度改定を考える

9月24日(日)   奈良市生涯学習センター 3階学習室
   午後1時30分~3時30分
   奈良県高齢者運動連絡会・奈良県社会保障推進協議会主催
   第30回 奈良の高齢者の集い 記念講演
   テーマ:「介護保険改悪と第9期事業計画について」


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Category: 活動日誌
2023/07/01 Sat
日下部 雅喜 の講師活動        2023年7月~8月


7月12日 枚方市総合芸術センター別館5階第7会議室  
全日本年金者組合枚方支部   不服審査請求学習会 
    テーマ:このままでは大幅な負担増!~高齢者をめぐる情勢と不服審査請求運動の意義

7月12日 大阪民医連会議室+Zoom
     大阪社保協 介護保険次期改悪の内容と障害者65歳問題を学び行動するための学習会
     テーマ:介護保険 次期改悪内容と第9期事業計画の課題


7月24日  Zoom 
      神奈川ネットワーク運動・青葉 総合事業学習会   
       テーマ: どうする!介護保険~総合事業の課題~

8月4日  大阪グリーン会館 ホール
      全日本年金者組合大阪府本部・全大阪生活と健康を守る会連合会・介護保険料に怒る一揆の会
      2023年 不服審査請求運動 学習・意思統一集会
       テーマ:このままでは大幅な負担増!高齢者をめぐる情勢と不服審査請求運動の意義

8月26日(土) 大阪PLP会館4F会議室   午後2時~4時
       もう限界だ!人を増やせ!賃金上げろ!みんなの集会2023
       テーマ:基調報告 「超絶人不足、現場は崩壊寸前!それでも軍事優先ですか?」


8月28日(月)   Zoom  午後3時30分~17時
       介護される人も介護する人もみんな笑顔に!北海道連絡会  学習会
       テーマ:どうする!介護保険 ~負担増・介護切り捨てを許さないために 









Category: 活動日誌
2023/04/20 Thu
日下部 雅喜 の講師活動        2023年4月~6月

4月22日 高槻市立富田公民館大集会室
     富田健康を守る会 新こすもす介護保険学習会 
    テーマ:どうする 介護保険

5月28日 大東市民会館(4階大会議室)
   大東社会保障推進協議会主催 大東市の介護保険料引下げよう 大東市民学習会
   テーマ:大東市の介護保険料は下げられる~要求と回答を踏まえて 

6月10日 岸和田市立福祉総合センター  
     岸和田社会保障推進協議会 介護保険学習会  
    テーマ:どうなる!介護保険

6月18日 堺市西文化会館(ウエスティ)セミナールーム + Zoom
   堺市西地域在宅ケアを考える会 市民公開学習会 
   テーマ:ヘルパーアンケート報告及び介護報酬の仕組みと現状

6月24日 大阪府保険医協会M&Dホール 
   大阪府保険医協会 地域医療対策部主催 シンポジウム 基調講演
   テーマ:介護保険の過去・現在 そして未来





           



Category: 活動日誌
2023/04/01 Sat
誰も知らないまま進む改悪
介護保険料 公費軽減切り下げ・保険料負担増狙う
   3月29日 中央社保協 厚生労働省交渉で明らかに

                           日下部雅喜

もう一つの負担増―介護保険料負担見直し
 2024年度介護保険見直しは、利用者負担2割の対象拡大など「負担増」が焦点になっています。その中で、もう一つの「高齢者負担増」-介護保険料負担の見直しがほとんど知らされないまま決められようとしています。
 次期介護保険見直し(改悪)は、①軽度者(要介護1,2)の生活援助サービス等の総合事業化、②ケアマネジメント有料化、③2割負担拡大などが狙われましたが、昨年12月20日の厚生労働省の審議会(社会保障審議会介護保険部会)で取りまとめられた「意見書」では、①、②は第10期介護保険事業計画(2027年度~29年度)までに結論を得ると先送りにされ、③は「今年夏までに結論」とされ、「負担増」が焦点になっています。
 介護サービス利用者負担増とともに、高齢者の介護保険料負担増も狙われています。3月29日に中央社保協が行った厚生労働省交渉を通じてその危険性が明らかになりました。

公費による低所所得者の介護保険料軽減
 介護保険制度では、市町村ごとに介護サービスに必要な費用の23%(第8期)を高齢者の介護保険料として負担させる仕組みです。
高齢者の介護保険料(第1号介護保険料)は、国の定める基準に従い市町村が条例で決めます。介護保険開始時(第1期)は基準月額の全国平均は2,911円でしたが、現在(第8期)では2倍以上の約6,014円となっています。
 介護保険料はこの「基準額」をもとに所得段階別に区分して決めます。現在の国の基準(標準段階)は
第1段階(非課税世帯で本人の年金収入等80万円以下)基準額×0.5
第2段階(非課税世帯で本人の年金収入等30万円超120万円以下)
基準額×0.75
第3段階(非課税世帯で本人の年金収入等120万円超)基準額×0.75
第4段階(課税世帯で本人非課税・年金収入等80万円以下)基準額×0.9
第5段階(課税世帯で本人非課税・年金収入等80万円超)基準額×1.0
第6段階(本人課税で合計所得120万円未満)基準額×1.2
第7段階(本人課税で合計所得120万円以上210万円未満)基準額×1.3
第8段階(本人課税で合計所得210万円以上320万円未満)基準額×1.5
第9段階(本人が課税で合計所得320万円以上)基準額×1.7
となっており、9段階の所得段階別定額制です。制度開始時は5段階でしたが、不公平との批判の中で2006年度から6段階、2015年度から9段階になりました。
 介護保険料は基準額(第5段階)を0.5~0.9倍に軽減した非課税層(第1~第4段階)の保険料減少分を本人課税層(第6~第9段階)を1.2から1.7倍に割り増して補うため、低所得者軽減には公費は一切使われない「高齢者間の互助」の仕組みです。
 国標準の第1~3段階の非課税世帯の人は基準額の0.5~0.75に軽減されていますが、基準額そのものがが当初の2倍以上になっているので低所得者の負担は極めて大きくなっています。低所得者に負担が重く、高所得者は合計所得320万円以上はどんなに所得があっても基準額の1.7倍しか負担しなくてもよいという不公平な仕組みです。このため、自治体ではさらに段階を増やし半数以上の市町村が10段階以上となっています。
 5%であった消費税が、社会保障・税一体改革の下で8%を経て2019年10月に10%に引き上げられました。その際に介護保険料は消費税増税分を財源に、第1段階~第3段階を公費を投入して低所得者(非課税世帯)を軽減しました。
  第1段階  基準額×0.5  ⇒ 0.3
  第2段階  基準額×0.75 ⇒ 0.5
  第3段階  基準額×0.75 ⇒ 0.7
 2022年度は公費1572億円(うち国費786億円)が投入されています。それまで、国が「やらない」としていた「公費による保険料軽減」が消費税増税を契機に初めて実施されたのです。

次期改定で狙われる介護保険料負担の見直しとは
 2024年度の次期介護保険制度改定では、この公費による保険料軽減の見直し(削減)とその分の保険料負担の増加が狙われています。
 もともと、次期改定の検討項目に「保険料負担見直し」は入っていませんでしたが、昨年(2022年)10月31日の厚労省の審議会(社会保障審議会介護保険部会)で突然「高所得者の第1号保険料負担の在り方」が検討項目に入ったのです。この時は「公費」問題は論点になく、「被保険者の負担能力に応じた保険料設定」だけが強調されていました。
同年11月7日の財務省の審議会(財政制度等審議会税制制度等分科会)では「低所得者の負担軽減に要する公費の過度な増加を防ぐため、負担能力に応じた負担の考え方に沿って、高所得の被保険者の負担による再分配を強化すべき」と明記され11月29日には「建議」に盛り込まれました。
 介護保険部会では、12月20日にまとめられた「意見書」では、
「低所得者軽減に充当されている公費と保険料の多段階化の役割分担等について、次期計画に向けた保険者の準備期間等を確保するため、早急に結論を得ることが適当である。」と明記されたのです。
 厚生労働省からは「被保険者の負担能力に応じた保険料設定」だけが説明され、「公費負担」問題は説明がなく、各委員からも意見も出されず議論されないままこっそりと「公費と保険料の多段階化の役割分担」見直しが意見書に書き込まれました。
 
厚生労働省、公費削減を否定せず
 3月29日に中央社保協が行った厚生労働省交渉では、冒頭で
「1.現在公費により行われている低所得者の保険料軽減割合拡大について後退させないこと
 を求めました。
 厚生労働省老健局の担当者は、「社会保障税一体改革による消費税財源を活用し、政令で、0.2、0.25、0・05と規定されており、これに従い市町村で条例で定めることになっている」「保険料の段階数、乗率含めた検討を行い 夏までに結論を得ることになっているので、介護保険部会で丁寧な検討をしたい」
との回答を行いました。
 社保協側が、「公費による軽減割合を下げないと言えるか」と質問すると、厚労省老健局担当者は「これから検討するところであり下げないとは言えない」と返答しました。

課税層の負担引上げも否定せず
次に要求した
「2.住民税課税者の保険料割合について、合計所得320万円未満については現行より引き上げないこと」
 について、厚労省老健局担当者は
「国が定める標準の第6,7,8段階について、引き上げませんと言いにくい。介護保険部会で夏までに検討を行っていくので、新たに乗率が上がる人たちの生活等の事情は介護保険部会で意見を聞いて検討したい」
 との回答でした。
 社保協側が、「『高所得者』とは、第9段階(合計所得320万円以上)を指すのか」と質問しましたが、厚労省老健局担当者は「現時点では言えない」と返答しました。
 このやりとりを通じて明らかになったことは
第1に、公費による低所得者軽減(0.25~0.05)が引き下がられる可能性があること、第2に、公費減少分を補う「高所得者の負担」は、合計所得額120万円未満の層(国基準第6段階)も含めて引き上げられる可能性があることです。
そして、この「公費による低所得者保険料軽減」の見直しは政令(介護保険法施行令)改正で可能なため、国会の法改正なしに閣議決定だけで変更されます。高齢者はおろか自治体関係者にも知らせないまま、勝手に改悪されことになります。

市町村では大幅な負担増になる可能性
もし、「公費による低所得者軽減」の引き下げが実施された場合、多くの市町村では広範な課税層の保険料負担の引き上げが避けられなくなります。
それは、市町村の半数以上にあたる820市町村が国基準の9段階を超える10段階以上の所得段階設定を行い、最上位の段階の乗率は、国基準を超える乗率としているところは823市町村に及ぶからです。
これらの市町村ではすでに「高所得者」に対し、国基準の1.7を超える乗率の保険料負担(例えば東京都港区では17段階・合計所得金額5000万円以上は5.1倍)を課しています。このため、国基準の最高位(合計所得金額320万円以上)の乗率がb引上げられてもこれらの市町村は、すでに高い乗率を課しているため引下げの余地が少ないため、公費が削減ざれた分を補うことが困難です。そのため、①低所得者軽減の率を引き下げる か ②課税層全体(合計所得120万円未満の含む)の乗率を引き上げる ことになります
高齢化の進行で介護給付費増による保険料基準額の引上げに加え、公費削減による保険料負担の引上げが加わり、高齢者にとってはさらに大きな負担増をもたらすか可能性があります。

早急に知らせ、中止を求める運動を
 政府・厚生労働省は、審議会委員にもろくに説明しないまま、この改悪を「見直し意見書」に明記することによって規定路線にし、具体的な段階数、乗率、低所得者軽減に充当されている公費と保険料の多段階化の役割分担等について夏までに「結論を得る」としています。自治体関係者にもまったくこの動きは伝わっていません。
 早急にこの改悪の狙いを知らせ、中止を求める運動を起こすことが必要です。
 具体的には
 ①この問題を分かりやすく解説し、知らせること(この問題は、介護保険財政と保険料の仕組みが複雑なため多くの人にはわかりにくい)
 ②社会保障審議会介護保険部会委員に対し、「公費による低所得者軽減割合を引き下げるな」の要請を行う
 ③各市町村に対し、「公費による低所得者軽減割合を引き下げ」に反対するよう要求する
 などの行動を取り組むことが必要です。
 介護サービス利用者負担2割の対象拡大中止を求める運動と合わせて早急に具体化することが求められています。     (2023年3月31日)
Category: 介護保険料
2023/03/05 Sun
日下部 雅喜 の講師活動        2023年3月


3月 7日(火)  午後7時~8時40分    オンライン(Zoom)
全国高齢種別協議会学習会
主催:全国福祉保育労働組合全国高齢種別協議会
テーマ:介護現場における職員配置基準の問題点と改善に向けた運動課題

3月 9日(木) 午後3時~4時30分  堺北診療所3階組合員ホール
堺北診療所 社会保障学習会
主催:大阪みなみ医療福祉生活協同組合 堺北診療所社保委員会
テーマ:これからどうなる?私たちの介護保険制度とくらし

3月11日(土) 午後2時~4時 
堺市西文化会館(ウエスティ)7階セミナー室ルーム及びZoom
要介護認定調査を考える学習会
主催:堺市の介護保険を考える会
テーマ:報告④ 「ケアマネジャーにとっての要介護認定」

3月18日(土)   午後1時30分~15時  
広島市南区地域福祉センター(南区役所別館)4階大会議室
市民公開講座
主催:介護保障を求めるひろしまの会
テーマ:「介護保険 負担増でそうなるのか?」

3月25日(土)  午前9時30分~10時40分   Zoom
 島根県社保協総会 学習講演会
主催:島根県社会保障推進協議会
テーマ:「どうする!介護保険~介護をめぐる情勢と課題」

3月25日(土)  午後3時~4時30分  海南市保健福祉センター2階
 介護保険学習会
主催:海草地方みんなの要求実現の会
テーマ:「どうする!介護保険」

Category: 活動日誌

プロフィール

福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)

Author:福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)
 福祉・介護オンブズネットおおさか事務局長
 介護保険料に怒る一揆の会事務局長
 大阪社会保障推進協議会介護保険対策委員
 
 

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