2010/03/07 Sun
 一昨日のブログで書いた、高齢者に対する介護職員の虐待動画ネット掲載問題。

 メールやツイッターで反響あり、また、ネット上のさまざまなサイトで激しい動きがあって、下手人が特定され、グループホームの謝罪、行政や警察も動き出した。

 なんともいやな事件だが、唯一の救いは、ネット上の書き込みのほとんどが、この卑劣な行為に対する批判であったことである。

 それにしても19歳の介護職員をこんな行為に走らせた背景をきちんと総括すべきである。また、誰が投稿したかについても究明し、法的道義的社会的責任を、明確にさせるべきである。

以下毎日新聞のサイトから転載

動画投稿:女性入所者トイレ、介護士が撮影 投稿は否定
 認知症の高齢者が介護を受けながら生活する三重県松阪市のグループホーム「カトレア」で女性入所者がトイレで用を足す動画が撮影され、インターネットサイトに投稿された問題で5日、施設を運営する医療法人などが調べた結果、勤務する女性介護士(19)が撮影したことが分かった。介護士は投稿は否定しており、県警松阪署が名誉棄損の疑いで投稿ルートなどを捜査している。

 医療法人「松徳会」の松本隆史理事長らが職員らに事情を聴いたところ、この介護士が入所女性(94)のトイレ内での様子を携帯電話の動画機能で撮影したことを認めた。理由を「軽い気持ちで親しみを込めて撮った」と話したが、投稿は否定したという。

 撮影した介護士は09年5月から勤務。食事や入浴、排せつの世話などを担当していた。

 松本理事長は5日夕に記者会見し「撮影はあってはならない虐待。入所者に不快な思いをさせ、申し訳ない」と謝罪。この介護士に対し、厳しい処分を検討するという。

 サイトの動画は投稿者が削除したとみられるが、コピーがネット上に残っており、市は削除をサイト管理者に働きかけるよう法務省に要請した。【橋本明】
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Category: 内部告発
2010/01/17 Sun
 
 ついに当事者組織ができた。
 http://www.asahi.com/national/update/0115/TKY201001150486.html
 
内部告発の当事者らがネットワークを設立
(2010年1月16日)
運送業界の闇カルテルを内部告発した元トナミ運輸社員・串岡弘昭さん(63)、警察の裏金問題を記者会見で告発した元愛媛県警巡査部長・仙波敏郎さん(60)が15日、オリンパス現役社員・浜田正晴さん(49)とともに「公益通報者が守られる社会を!ネットワーク」を発足させた。
 浜田さんによると、公益通報者保護法の抜本改正を求めて活動する。仙波さんは、孤立させられがちな内部告発者を「体験者」として精神的にケアしたいと語った。
 浜田さんは社内の窓口へ通報した後に配置転換されたのは不服だとして会社を提訴したが、15日の東京地裁判決では「会社が通報を理由に配置転換を命ずることは考えにくい」として請求を棄却された。


 これまで、内部告発者支援の団体はあったが、当事者によるものは初めてである。
 
 私も10年前、社会福祉法人に不正に対し公務員個人として刑事告発に踏み切り、当局による不当配転にあった経験から、公務員の内部告発 や 福祉・介護従事者の内部告発 を支援してきた。匿名の内部告発ルームも続けている・

 公益通報者保護法もできたが、やはり内部告発には多大な犠牲、それもその当事者の一生の不利益になるような犠牲を伴うことが多い。

 「当事者ネット」! すばらしい試みである。

 願わくば、できるだけ、敷居を低くした、小さな勇気による小さな告発者も加われるようになってほしい。
Category: 内部告発
2008/03/03 Mon
 札幌地域労組の鈴木さんから「ルミエール虐待内部告発事件」の裁判資料を送っていただいた。
  
 2004年、札幌市内の特別養護老人ホームで繰り返された入居者に対する虐待を内部告発した職員を経営者が迫害し、村八分にしたうえ、逆に組合や新聞社らを「名誉毀損」で訴えたという事件だ。
 札幌市は施設に対し行政処分(改善命令)を出しましたが、施設側は虐待の事実を認めていない。
 虐待被害者の家族の訴訟もあり、地裁では施設側が敗訴しており、現在は高裁での判決は5月に予定されているという。

 この内部告発のたたかいは実に奥が深く、それだけに素晴らしい内容を持っている。

 さまざまな政治的立場や思惑を超えて、日本の介護にかかる全ての人に知っていただき、支援していただきたい裁判である。
 
 
 
Category: 内部告発
2006/08/18 Fri
 昨晩、ある大学の助教授の紹介で学生の卒論の取材を受けた。グループホームの権利擁護がテーマ。遠くからわざわざ大阪まで、福祉・介護オンブズネットの活動についてヒアリングに来られた。控えめな学生さんだが、観点がとてもしっかりしているし、自分でもある程度現場の実態を把握している。論文の構想もなかなかのもの。どこかの文献を引用ばかりしているような卒論が多い中で、ここまで調査をしようとしているのがすばらしい。
 これからも権利擁護について調査・研究を続けたいとのことで、大学院へ進む予定とのこと。こういう若い研究者の卵は大切にしたい。
Category: 内部告発
2006/04/06 Thu
 今年4月1日から「公益通報者保護法」が施行された。いわゆる内部告発者保護の法律である。内容は不十分どころか、内部告発を抑制するような問題点はあるが、少なくとも「内部告発者」が法で保護されるという社会に日本もなった。いよいよ日本も内部告発の時代だ。


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Category: 内部告発

プロフィール

Author:福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)
 福祉・介護オンブズネットおおさか事務局長
 介護保険料に怒る一揆の会事務局長
 大阪社会保障推進協議会介護保険対策委員
 
 

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