2007/08/28 Tue
 雑誌 月刊宝島が送られてきた。「『介護格差社会』ニッポン」の特集をしている。
 以前、取材を受けた記事も載っている。少し、取上げ方に正確さを欠くかもしれないが、介護保険制度の問題点に焦点をあて、介護難民や虐待などをうまくまとめている。
 
 超高級の有料老人ホームを取上げ、「介護格差」を強調しているあたりはこの雑誌らしい。

 
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Category: 介護保険見直し
2007/08/27 Mon
 26日(日)は、大阪社保協主催の「マスターケアマネジャー養成研修」の第4回講座。
 テーマは「地域包括支援センターの活用法」

 地域包括支援センターはその仕事の一つに「継続的・包括的ケアマネジメント」がある。

 いろいろあるが、簡単に言えば「ケアマネ支援」である。

 地域のケアマネたちは、一人職場など少数事業所が圧倒的で、日常的にスーパーバイズを受ける体制がない。
 サービス事業所との併設型では、利用者確保のセールスマンまがいのことをさせる経営者も多い。

 孤立・板ばさみ 

 こうした地域のケアマネたちの後方支援が地域包括支援センターの役割であるはず。

 研修では、私が地域包括支援センターの役割とその構造的問題「なぜ機能しないのか」とお話し、吹田市の地域包括支援センター(直営)から「地域包括支援センター職員との付き合い方」をお話したいただいた。
 大阪市の地域包括支援センター(社協委託)の主任ケアマネ、東大阪市の地域包括支援センター(社会福祉法人委託)の社会福祉士からそれぞれご報告をいただいた。

 恒例のグループワークは、「支援困難事例」。

 すさまじいクレーマーの家族のいる利用者への対応について、地域包括支援センターに何を支援してもらうかを課題に論議していただいた。

 ロールプレイは地域包括支援センターに支援困難事例の対応に、援助に乗り出してもらうための相談の仕方。

 「サービス担当者会議に出席してください」
 「ご家族に中立的な立場で介護保険制度について説明していただくことはできませんでしょうか」
 「当事業所では限界。他事業所に交替するのに力をかしてもらえませんか?」

 ケアマネ一人では無理になったとき、即座に支援してくれる地域包括支援センターが地域にあれば、バーンアウトによる退職や転職はもっと防げる。

 
Category: 介護保険見直し
2007/08/25 Sat
 岐阜県の地域包括支援センター職員の研修会に招かれた。
 立派な国際会議場。
 主催は「岐阜県地域包括・在宅介護支援センター協議会」。会長さんは、明治時代から老人ホームを運営しているという名門の社会福祉法人の理事長さんでとてもエネルギッシュな方。

 午前中は、岐阜県の課長補佐が、地域包括支援センターの現状等について行政説明。

 人権研修の講師は、何と、私の母校の元教師の方。

 1時間半ほど、地域包括支援センターの役割と課題についてお話させていただく。

 岐阜県は、直営の地域包括支援センターが5割を占めること、市町村合併で広大な担当地域をもっているセンターが多いことが特徴。

 大阪とちがってかなり勝手が違う。

 講義後はグループ討議。私も「継続的・包括的マネジメント」のグループに参加させていただく。

 町の直営のセンターは、「支援困難事例は必ず役場の担当課に入ってもらっています」。
 実にきめ細かい。

 7市町村が合併した市でも地域包括支援センターは1ヶ所。
 山間部が多く、大変だと言う。
 しかし、「市内の居宅介護支援事業所に『主任ケアマネジャー』の資格取得者が何人もいて、その人たちが他の事業所のスーパーバイザー役になってくれて主任ケアマネ会議で担当区域も決めている」
 との報告には、ビックリ。
 何せ、大阪府にはまだ、一般事業所には主任ケアマネはいない。

 ある市の地域包括支援センターは「支援困難事例は、特定事業所に全部担当してもらっています。」と報告。

 これもビックリ。何せ、私は、特定事業所加算をとっている居宅介護支援事業所というものをまだ見たことがない。

 ところかわれば地域包括支援センターも実にさまざまである。
Category: 介護保険見直し
2007/08/24 Fri
 07年度介護保険料不服審査請求第1次一斉提出行動が大阪府庁でとりくまれた。各団体の代表が持参した200人分の不服審査請求書を大阪府介護保険審査会に次々と提出。1時間あまりかかった。

 今年度の不服審査請求運動のスタート。通常は3ヶ月くらいで裁決が下りることになっている。

 ところがである。昨年の審査請求に対する裁決が遅れに遅れて、この8月下旬になってやっと届いている人もいるのだ。昨年の8月に提出してから1年。

「遅いにもほどがある!」
 
 07年度不服審査請求提出の際に、挨拶に来た大阪府介護保険審査会事務局の参事に、一揆の会世話人の女性は怒りの抗議。

 「もっと基本的なことをきちんとやって欲しい。去年8月の私の審査請求に対し、裁決は今年8月。口頭意見陳述は大阪府庁まで呼び出し。そして審査会委員は誰も出てこず。いい加減にして欲しい!」

 熱い日々が続く。残暑の中で高齢者の怒りはますます燃え上がる。

Category: 介護保険料
2007/08/23 Thu
 大阪社保協自治体キャラバンでは、府内全市町村に介護保険の状況調査を行っている。問題の軽度者の福祉用具レンタル。介護ベッド(特殊寝台)は昨年10月以降、今年3月までは軽度者はほとんど対象から外され貸しはがしが行われた。大阪府内でも大半の自治体が、2006年3月と2007年3月を比較すると90数パーセント以上が減少した。要介護1以下の人は、認定調査で「起き上がり」か「寝返り」が「できない」とチェックされない限りダメだから当然である。「つかまればできる」ではダメ。今年3月までは医師の意見書で必要性が記載してあっても認めなかった。
 ところが、府内で5市は介護ベッドの貸与数が2割~3割しか減っていない。昨年10月以降も7割~8割の方がそのままベッドレンタルが介護保険でできているのである。
 何かの間違いではないのか。
 2市の担当課は「数字は間違っていません」と返答。

 「軽度であっても必要な方はいるので、医師の意見書や診断書で必要性が確認できる方はそのまま貸与してもらっています」

 いやーお見事。
 
 厳密に言えば、この対応は、厚生労働省告示にも通知にも今年3月までは違反している。
 4月からであれば完全にOKだ。

 先見の目があったというか。

 大阪的あつかましさというか。

 これら5つの市で今年3月時点で軽度者の介護ベッド貸与件数は2千数百件に上る。

 他の市では情け容赦なく、貸し剥がされたり、自費レンタルになったり購入になった人たちがこれらの市では守られたことになる。

 大阪府内では、滋賀県のような介護ベッドレンタル料の独自助成制度はゼロだったが、これらの市がやったことはたった6ヶ月間とはいえ、独自助成よりも意義がある。

心から拍手を送りたい。 
Category: 介護保険見直し
2007/08/19 Sun
 今日は、加古川市勤労会館で、介護保険料不服審査請求学習会。主催は、年金者組合と地域社保協。

 猛暑の中、50人近くの高齢者にお集まりいただく。

 介護保険料と後期高齢者医療のお話をさせていただく。いつもながら後期高齢者医療の話になる、参加者の顔つきが変わる。

 質問も後期高齢者医療に関するものが圧倒的に多い。

 「広域連合議会には、加古川市は市長が代表で出ている。どうしたら住民の声を反映させられるか」

 「後期高齢者の保険料の軽減措置はどうなるのか」

 「今から何ができるのか」

 などなど、切実で実践的な質問ばかりだ。

 複数の老人クラブ会長さんも来られていた。実に礼儀正しく、退室されるときもきちっと頭をさげ、礼をしていかれる。

 主催者がいくつかの老人クラブ会長に呼びかけたら、「ワシも怒っている」と何人か参加してくださったとのこと。

 地域の高齢者の中に確実に怒りと運動が広がっている。

 加古川市では8月27日に介護保険料不服審査請求を一斉提出するとのこと。
Category: 介護保険料
2007/08/17 Fri
 我が家の猫
 
 一万円札をゲットしたものの・・・
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Category: 雑感・雑記
2007/08/16 Thu
 8月13日の深夜から故郷(岐阜県下呂市金山町)へ帰省した。お盆だが、役所関係は平常どおり営業。地域包括支援センターを探しに行ってみた。

 下呂市は2004年の合併で益田郡5町村が合併した。
 人口は3万8千人あまりだが、面積は850平方キロもある。わが堺市に6倍近い。

 地域包括支援センターは一ヶ所。

 たしかに、人口から言えば1ヶ所でもいいかもしれないが、「地域包括」は狭域性にこそ価値があるはず。
 
 平成の大合併後の自治体は、地域包括支援センターは1自治体1ヶ所が多い。

 これでは「広域包括支援センター」である。もともと益田郡は介護保険も広域連合だった。

 地域包括支援センターは、直営で福祉事務所などと同じフロアにあtた。
 地域包括支援センターの入っている星雲会館の前には「地域包括支援ター」と書かれた軽四の公用車が3台並んでいる。

 850平方㌔をカバーする苦労をかいま見た思いだ。

 
Category: 雑感・雑記
2007/08/09 Thu
 今夜は、八尾民商の「介護保険料不服審査請求学習会」。この民商は、昨年から、集団不服審査請求運動を行っている。

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参加者は、高齢の会員さん。したがって商売や事業を細々とやっている人が多いこと、それと国民年金の人が大半で低年金の人が多い。
 事業所得が少しだけあるため、課税となって月5万円ほどの年金から第5段階の介護保険料(八尾市の場合は、月6204円)が天引きされている人も。
 ひととおり、介護保険料や来年度からの後期高齢者医療制度の話をすると参加者からは、怒りとととにため息がもれる。
 その後、全員で介護保険料不服審査請求書の書き込みを行う。
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参加者は、真剣そのもの。「これで少しでも介護保険料下がるやろか」「となりの東大阪市では減免いけたというが、八尾では何でアカンのやろか」
 商売人の怒りの審査請求は2年目に入った。
Category: 介護保険料
2007/08/07 Tue
 今日は不正介護報酬返還住民訴訟の弁護団会議。
 被告・堺市のこれまでの主張をふりかえり、現在のコムスン問題と比較してみる。

 啓真会の各事業所は、指定申請当時から「管理者」は不在。他の場所にある幼稚園の常勤職員なのだから管理者などできるわけがない。

 指定申請には、そのことを記載せず、大阪府を欺いて指定を受けていた。
 デイサービスの看護職員も同じく。勤務する見込みのない者を毎日8時間勤務するかのように記載し、実際は週2日、短時間の派遣で間に合わす。

 勤務しないヘルパーを名前だけ記載して不正な指定申請を行ったコムスンよりもはるかに悪質である。

 ところが、大阪府も堺市もこの件については、「形式的にはそうだが、実質は聞き取り調査で、何人かの職員は勤務していたと言っている」「本人も勤務していたと言っている」

 つまり、口裏あわせをして白状しなければ不正でない、という主張である。

 いまどきこのようなことを世間に言って通用すると考えているであろか。
2007/08/06 Mon
 今日は弁護団会議、と思って関西合同法律事務所に行くと「会議の予定は明日ですけど・・・」。

 1日間違えた!
 
 せっかくなので、方向を変えて保険医協会のホールで開かれている「後期高齢者医療制度問題講師要請講座」に向った。
 会場は、超満員で資料も品切れ、座る席もなく立見状態。

 いやはや大変な関心ぶりである。

 ハンドブックを使ったわかりやすい説明。広域連合議会の実態、医療改革全体像など、盛りだくさん。


 ある質問者は「こんな制度は実施中止しかない。これを運動の当面の目標すべき。そして中止させたら来年2月には勝利集会を」と気の早い提案。

 こうした提案が出てくるくらい、この後期高齢者医療制度の内容を知った人は怒りとたたかいへの意欲が出てくる。
Category: 社会保障問題
2007/08/05 Sun
 月刊宝島という雑誌の取材を受けた。

 2週間ほど前にメールをいただいた。

 介護の特集をしたいので話を聞きたい、とのこと

 どんな特集ですか、と返信

 すると、丁寧に特集の内容や取材予定まで返信してくれる。雑誌の読者層の特徴まで。

 好感がもてたので取材に応じることにした。

 記事は事前にFAXで送ってくれるとのこと。

 最近の取材の中では、とても誠実でまじめ。特集が楽しみである。
Category: 雑感・雑記
2007/08/04 Sat
 今日は1日オフ。たまった資料整理とレジメづくりでもしようか・・。と思っていると京都のKさんから電話。「今日の会議来られますか」
 わっ。忘れていた、今日は午後から公扶研全国セミナー実行委員会だった。

 大慌てでサンスクエア堺へ向う。
 開催要綱、各分科会の内容の議論で午後5時過ぎまで。参加者の大半は自治体の生活保護ケースワーカーでそれも公費出張が多いが、保護受給者など「当事者」も招いてともに議論する。

 昨年の分科会で母子の当事者が、参加者の発言で傷つけられたという話が議論になる。

 ケースワーカーと被保護者、この関係は、簡単に乗り越えられない溝というより、差別の構造がある。

 北九州市の生保打ち切り餓死事件もこの構造の上にある。公扶研のような民主的で生存権保障をめざし、生活保護裁判など運動体とも共同しようという方向性をもっている団体が主催するセミナーであっても、参加者は一般公務員のケースワーカーが大多数。

 本当に意味での福祉事務所改革、生保改革の課題はここにあるように思う。
Category: 社会保障問題
2007/08/03 Fri
以前取材を受けた雑誌「ダカーポ」が送られてきた。私のインタビュー記事は1ページの半分もないコラム扱いだが、特集の内容は結構面白い。
 参院選後の日本、これからどうなる?をテーマに「日本が抱える15の問題点」と各分野の識者の記事や発言で特集している。
 1年金 2介護 3企業のモラルハザード 4政治腐敗 5少子化 6地方自治 ・・・・ 憲法、靖国 もある

 内容はいろいろだが、 構造改革と生活課題を結びつけ、政治や社会の方向性を考える、こうした議論が参院選前後に高まってきているのはとりあえず、良い傾向だろうか。
Category: 介護保険料
2007/08/02 Thu
 昨夜(8月1日)、京都市職労民生支部の社会福祉講座という企画の講師に招かれた。テーマは「再検証!介護保険改正」。
 
 介護保険問題では、これまで高齢者やケアマネ・ヘルパーさんなど対象の学習会講師が多く、自治体職員向けというのはほんの少しである。

 そういえば自治体労組の単組から講師に招かれるのは初めてである。

 いつもの介護保険改悪問題に加えて自治体職場・職員の課題について、少し突っ込んで話をさせていただいた。時間もかなりオーバー。

 しかし、大半の参加者は最後まで熱心に聴いてくれたし、質問も三人の方から手が上がった。若い人も多く、実にまじめな組合員さんたちだった。さすがは、京都市職労!と少し尊敬した。

 京都市の福祉事務所は、介護保険担当とは別に、高齢者福祉のケースワーカーがいる。また、介護保険の係には保健師が一人ずつ配置されているし、認定・給付については、ケアマネなどの資格をもつ嘱託職員が数人配置されている。

 結構、専門性の高い職場だと思うのだが、学習会終了後の懇親会では、機構再編の影響もあり、介護保険担当は「保険事務」になり、相談・援助機能がなくなっているとの指摘もあった。いずこも同じか。

 帰宅は終電車になった。
Category: 介護保険見直し

プロフィール

福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)

Author:福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)
 福祉・介護オンブズネットおおさか事務局長
 介護保険料に怒る一揆の会事務局長
 大阪社会保障推進協議会介護保険対策委員
 
 

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