2007/09/26 Wed
 今夜は、松原市で「介護保険と後期高齢者医療」に学習会。主催は松原市職労だが、参加者は市内の介護事業者や各種団体の方々と聞いた。

 事前にパワーポイントも用意。どちらかというと介護事業者向けに作成した。

 ところが、会場についてみると大半が高齢者で、老人クラブの方もおられるという。

 しかも、50人定員の部屋に80人近くも参加され、超満員。

 急遽、話の内容を高齢者向けにして、介護保険改悪による介護取上げの実態、現代版姥捨て山というべき後期高齢者医療制度について1時間あまり話をする。

 「今まで知らなかった」という人がほとんど。
「これでは生きていけない」「年寄りは死ねということか」高齢者からは反応がびんびん返ってくる。

 自民・公明のなかからも「負担増凍結」の動きが出ざるを得ないところまで追い込んだ国民の怒りと不安。

 いまこそ、地域のなかに、徹底的に知らせ、広げていくことが大切だと、みんなで確認できた。

 こんな時期にこんな学習会を地域で高齢者を集めて開いた松原市職労に取り組みに敬服。

委員長のO氏は、今月一杯で市役所を退職して、大阪自治労連で労働運動に専念されるという。
 これまた敬服。
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Category: 介護保険料
2007/09/25 Tue
 第40回公的扶助研究全国セミナーの実行委員会。

 全体集会で録音テープを流すかどうかで、意見は真っ二つに分かれて激論となる。

 大阪市のある区役所での生活保護の相談者に対し、福祉事務所職員が行った「申請拒否」の生なましい録音テープ。

 申請書を渡そうとせず、住民票がないと受付けられないとか、生活保護申請を受付けてもいないのに、「家賃の安い住居に引っ越せ」と転居指導までしている。

 弁護士が同行しての2回目の相談では、「大阪市は水際作戦はしていない。北九州市とはちがう」とうそぶく。

 生活保護ケースワーカーが大半を占める公的扶助研究全国セミナーでこの録音テープを流すかどうか。

 「現実を知らせ、注意を喚起することが必要」「やってはいけないことをはっきりさせるためにはショック療法も必要」
 という積極意見に対し、

「説明もなく流しても、一般参加者は理解できない」「この面接のどこがいけないのかというケースワーカーの声もある」
 「ケースワーカー攻撃になってしまう」

 などなど、それぞれの立場で議論が交わされた。

 私は、率直に言って慎重論。

 考えてもみたまえ、主催者側は、自覚的で民主的だが、参加者の大半はフツーの公務員である。

 告発する運動は、それにふさわしい場所と参加者が必要である。

 

 
Category: 社会保障問題
2007/09/23 Sun
 高齢者の施設づくりをすすめる近畿連絡会第10年次総会が開かれた。
 発足10年。

 会の名称変更案もいくつか提案された。

 「施設づくり」という言い方がいわゆる「ハードもの」のイメージが強い、「在宅」を含まないようなイメージがある・・・

 会の機関紙は「もう一つの家」という。

 「住まいづくり」、「居場所づくり」・・「生活ネットづくり」・・・
いろいろな名称案がならぶ。

 ただ、議論の中で出されたのは
「高齢者という呼び方はいかがなものか」という意見。

 過日横浜で開かれた日本高齢者大会での記念講演で、なだいなだ氏が「高齢者は行政が作った用語、なぜ老人と堂々を言わないのだろうか?」
 と、問題提起されたという。

 勝手に年齢で線を引いて「前期高齢者」と「後期高齢者」。
 前期高齢者(65歳以上)になると、勝手に第1号介護保険料を取られる。そして後期高齢者(75歳以上)になると、後期高齢者医療保険料を勝手に取られる。

 「老人と堂々と言えばよいではないか」。その裏返しは、勝手に行政が年齢で線を引くな! という主張だ。

 
 なだいなだ氏のネット上の政党「老人党」というのもある。

 しかし、一方で「『老人』とは『老いた人』という意味や。そんなことばはいやや!」
 という主張もある。

 高齢者運動の中には、「高齢者」とも呼ばず、「高齢期の人」と呼ぶ人もいる。

 まあ、ことばの問題だが、後期高齢者医療制度に見られる「姥捨て山」政治の下では、意味深い議論ではないか。
Category: 社会保障問題
2007/09/20 Thu
 一揆の会世話人会。この会議は、天下国家論と大言壮語と年寄りの愚痴が入り混じった会議。

 今日の話題は、「後期高齢者医療制度」。

 福田氏が「高齢者医療費負担増凍結」を公約し、今度は公明党が「政権協議の基本姿勢」で「高齢者負担増の見直し」を言い出した。
 http://www.komei.or.jp/news/2007/0920/9672.html

 「おもろい情勢になったな」「これからが勝負や」

 「法案が去年通ってしまって今頃からやってもムダや。という意見が蔓延してたのに、大阪社保協が13万部も後期高齢者医療のパンフレット作って売ったのは先見の明があった」

 これからどっと宣伝や。
 年寄に知らせなアカン。

 どこで宣伝したら年寄りに効果あるやろか。

 ということで、四天王寺の「お太子さん」で10月21日に宣伝行動をしようということになった。

 お太子さん
 http://www.twin.ne.jp/~k-ohtani/oda/oda1.html

 高齢者が7割くらいというにぎやかな市。

 まあ、大衆運動は、先見性と戦闘性 そして楽天性がいのち。

 平均年齢70歳代の一揆の会は青春そのもの。





 
Category: 社会保障問題
2007/09/19 Wed
 時給710円という大阪府最低賃金以下で、歩合給で働かすだけ働かせて、「雇用の更新はしない」と使い捨て。

 どこかの民間企業の話ではない。堺市介護保険料徴収員(臨時職員)の話である。

 今日、夕刻から、市職労でこの介護保険料徴収員配置問題で当局と交渉。

 細部は省略するが、働く者も、職場も介護保険料を払う高齢者のことも考えない、態度に怒りを通り越して、ただただ、落胆。

 交渉終了後、あわただしく電車に飛び乗り、学習会へ。

 福祉保育労のある分会の「社会福祉法人会計分析学習会」。

 事前に4年分の決算書を渡されて学習会講師を依頼された。徹夜で決算書をエクセルに入力し「会計分析」する羽目に。

 決算書の見方、社会福祉法人会計制度の経過などを説明しながら、会計分析を披露。

 「しんどくなる」の一言、民間企業でいう損益計算書にあたる事業活動収支計算書では、利益率は低下の一途。人件費は会計単位によってはマイナスも。

 自立支援法、介護保険改悪、そして各種補助金の切り下げなどの制度改悪は社会福祉法人の経営を直撃。

 そのしわ寄せは真っ先に職員の人件費に。

 夏のボーナスは正規職員でたったの0.8ヶ月。

 若いときならいざ知らず、30歳過ぎると将来展望なし。

 ワーキングプアが、福祉労働を支える。

 最近は人が集まらず、この法人の車は「職員募集」の看板をつけて市内を走り回っている。

 ワーキングプア現象を克服する。これこそ労働運動の焦眉の課題だ。

 
Category: 社会保障問題
2007/09/19 Wed
 昨日の記事に対し、どなたかご丁寧にトラックバックをいただいた。

 「福田氏は後期高齢者医療制度を凍結するとはひとこともいっていない・・・」

 というもの。

 たしかに、

 フクダの言う「高齢者医療費負担増の凍結検討」は
 70歳~74歳  現行一割⇒二割へ改悪

 の「凍結検討」のことであろう。

 フクダのHPhttp://www.y-fukuda.or.jp/e_manifesto.html#09

 なおかつ「検討」であるから、アテにはならぬ。

 しかし、私が言いたいのは、構造改革一辺倒で、高齢者負担増でつっ走ってきた自民党が、総裁選で、このような主張を口先で言わざるを得ないこと、
 
 こうした背景には、来年から始まる高齢者医療改悪-その中心は後期高齢者医療制度創設 に対する高齢者の大きな不安が広がっていることがある。

 だからこそ、われわれの後期高齢者医療制度実施凍結・さらに撤回のたたかいの大きなチャンスとうべき局面だ、ということである。

 障害者自立支援法についてもしかり。

 フクダは「抜本的見直し」を言うだけで「応益負担・1割負担」をなくすとは言っていない。

 だが、総裁候補がここまで言わざるを得ない、そうしないと国民を自民政治につなぎとめられない
 
 ここにこの間の状況変化がある。

 なにも、フクダになって、何かよくなるとか、フクダの政権公約がよいとかいう皮相なレベルも問題ではない。

 
Category: 時局争論
2007/09/18 Tue
 安倍政権崩壊を受けて、マスコミは「総裁選レース」一色。
 どちらも「構造改革路線」の枠内での手直しに過ぎず、消費税増税路線も同じ。
 
 まあ、フクダでもアソーでも、どっちのオッサンが総理になっても大差なし。

 あくまでも「自民党内の総裁(党首)選び」で国民は蚊帳の外。
 
 しかし両者の「主張」「公約」には、この間も構造改革・国民犠牲路線への国民の怒りに「配慮」した表現が随所に。

 福田氏の「政権公約」なるものは
 「希望と安心のくにづくり 若い人に希望を、お年寄に安心を」
 「これまでに生じた諸問題に丁寧に対応 特に留意すべきは①年金・医療・介護②地方・・・・」
 
 麻生氏は16日の立会い立会い演説会で
 「市場競争原理にくみすることはできない・・・・」
 「構造改革によって生じた暮らしの不安と格差の解消を急ぐ」

 とも言っている。いまごろどの面下げてノタマウ。

 注目すべきは
 福田氏の公約に
 「高齢者医療費負担増凍結を検討・・・」「障害者自立支援法の抜本的見直し」
 と、
 
 来年4月実施の後期高齢者医療制度を中心とする高齢者医療費負担や昨年実施された障害者自立支援法抜本見直しまで言及。

 福田支持の舛添厚労相も「検討は構わない」と述べたという(朝日)。


 自民総裁候補をして、ここまで言わせたのは、この間の社会保障改悪の犠牲となった高齢者や障害者の 幅広く、底深い怒りの声である。

 後期高齢者医療制度の凍結・撤回の国民的闘争のチャンスではないか。

 
 
 
 
Category: 時局争論
2007/09/17 Mon
 夏の暑い 日曜日5回連続の「マスターケアマネ養成研修」が昨日やっと終わった。

最終日は「医療連携」。
 
 在宅医療に熱心に取り組んでおられるS医師が、開業医の実態を率直に語り、ケアマネとの連携の大切さとポイントを語る。

 ベテラン看護師でもあるケアマネのKさんが、ターミナルケアの事例を中心に医療系サービスを必要とする利用者への支援について熱く講演。

 興味深かったのは「訪問看護の事業所を選ぶのは医師かケアマネか」という点。
 二人の講師の意見は正反対だった。なかなか面白い一幕。


 マスターケアマネ5回をとおして、受講者は72人。そのうち全講座を修了し「マスターケアマネ」の修了者証を交付されたのは8人。

 7月12日から9月16日まで、お盆前も3連休の真ん中日も関係なし。午後1時から5時まで4時間びっしり。

 講義だけでなく、グループワーク、ロールプレイと盛りだくさん。

 大阪社保協がはじめてとりくんだ「たたかうケアマネ養成研修」。

 これまで8年間にわたって「ケアマネ試験受験対策講座」は開講されていたが、現役ケアマネの連続講座ははじめて。

 「制度に振り回されず、制度を熟知し、利用者のために制度を活用し、制度を改革する」
 
 これがこの研修会で生まれたモットー。

 講師、受講者の協力で何とか5回やり遂げた講座。

 今後、大阪府への要望書提出、懇談会も取り組む。
Category: 介護保険見直し
2007/09/14 Fri
 07年度介護保険料不服審査請求提出行動第2弾。大阪市を中心に100名あまりを大阪府介護保険審査会に提出した。

 大阪市の介護保険料決定通知は、いつものことながら大きな問題がある。

 審査請求をするとき、通知の日付を書こうとすると「いったい何日付け?」と迷うのである。

 大阪市は7月18日に介護保険料決定通知を送付。
 ところが、この通知書には「通知日」が書かれていない。
 通知書「作成日」として7月2日と書かれている。
 「20日過ぎに届いているけど、いったい何日付けなのか?」という疑問の声が毎年のうように上がる。

 不服審査請求は、通知を知った日の翌日から「60日以内」となっているが、多くの方は、「通知を受け取った日」を覚えていない。

「作成日」の7月2日を見て、その直後の日を「通知を知った日」に記載すると、9月初旬までしか不服審査請求できない。

 現に今日も、9月4日と書いて、審査会事務局職員から「60日を過ぎていますので却下になります」といわれた人がいた。

 「そんなことあるかい!大阪市は送ったのが7月18日やから、届いたのは7月19日以降。今日は9月14日やからまだいける」

 「でも7月4日と書いてありますから」と府職員。

 「大阪市が通知書に7月2日なんて書いてあるから高齢者は7月4日頃に届いたと勘違いしてるだけ。7月19日以降や!」

 「それなら書き直してください」と府職員。

 こんなアホなやりとりをいつまで続けるのか。

 大阪府介護保険審査会に「いったい大阪市の決定通知の『通知日』はいつと解釈するのか」と質問すると即答せず「検討させて下さい」

 数日たって「作成日の7月2日を通知日と解釈する」と返事。

 「そんなら、通知日と実際の送付日が17日もずれていいのか」というと明確な返答はなし。

 これでは通知書を受け取る高齢者は混乱するのはあたりまえ。
 通知書の日付けから17日も後に送付する大阪市のやり方は役所の怠慢というもの。
通知書の日付は実際に市民に送付する日とすべきである。

Category: 介護保険料
2007/09/11 Tue
 堺市の事業者・従事者の自主的団体でケアマネジャーを対象とした調査活動をしている。

 「報酬外業務の調査」というもの。

 要介護者や家族の相談にのり走り回ったけど、結果として介護保険の利用に結びつかず、給付管理できなければケアマネジャーの事業所は1円の報酬も支払われない 

 これを完全報酬外業務。

 一応、契約し給付管理を行っているが、「ケアマネがここまでしなければいけないの?」と思うような業務。

 大掃除や引越しの手続き、生活保護の申請から、冠婚葬祭の手伝いなど、救急搬送に付添い一晩付き合うことなど

 これを報酬範囲外(の可能性のある)業務。

 一部の区ですでにアンケート集計された。10日の会議で少し披露された。
 
 あるある。アンケート用紙には、ただ働き事例がびっしりと。ケアマネの苦労と評価されない悔しさが伝わってくる。
 
 会議参加者も「うんうん。それってあるよね!」と共感。

 あと残りの区には会の世話人が手分けして配布・回収する。

 「これでケアマネの大切さ、苦労が世に出せるね」
 あるベテランケアマネは言う。
 
 9月中に大半の配布・回収を終えて集計は10月にはしたい。

 請うご期待!
 
「ケアマネジャーただ働き白書」が出版できるかも。
Category: 介護保険見直し
2007/09/08 Sat
 06年度の介護保険改定で新しく制度化されたサービスに「通所療養介護」というのがある。

 いわば「通所看護」というべきもの。
 
 難病等や末期がんの要介護者など医療ニーズと介護保険ニーズを併せ持つ在宅の中重度者は、従来の通所介護や通所リハビリの利用は困難であった。

 「通所療養介護」は、これらの要介護者に対して、医療機関等との連携を行い、訪問看護ステーションと一体的にサービスを提供する、とされている。

 あえて「通所看護」といわないところが、日本医師会の反対という事情があり、制度そのものは妥協の産物のようである。

 大阪府内には1ヶ所しかない。

 その1ヶ所に今日、見学に行った。

 定員5人。一人当たりのベッド回り8平方メートル以上、利用者1人に看護・介護職員1・5人以上、送迎は看護師が行く。

 かなり厳しい条件で、サービス提供時間が3~6時間で1000単位、6~8時間で1500単位。

現状では赤字という。

 やっと制度化できた事業。

 なんとか盛り立てたい。

 訪問看護から連綿と続く、地域医療・介護を担ってきたナースたちの情熱を見た思いである。
Category: 介護保険見直し
2007/09/05 Wed
 昨日午前、不正介護報酬返還請求の裁判を傍聴した。
 事業所の元職員に管理者不在問題について証人尋問である。

 弁護士にもいろいろあるが、被告・堺市側の代理人反対尋問は、非常識きわまりないものだった。

 こともあろうに、事業所側が職員を、退職時に職員を丸一日吊るし上げてに口封じのために無理やり書かせた誓約書を持ち出し、「資料を持ち出していないか」「不正をマスコミにしゃべっていないか」などまるで内部告発者さがしのような尋問。

 今回の事件は、住民監査請求とマスコミ報道により、不正の事実が明らかになり、訪問介護事業所取消処分、介護報酬返還に結びついている。

 これを逆恨みする不正事業所と同じ立場にたって、堺市側の代理人が不正を通報することが、悪いことであるかのような反対尋問を行う。

 こんな行政機関には、とても安心して公益通報はできない。

 「公益」を忘れ、市の保身ために不正事業所をかばう、恥知らずで最悪の行為である。
 
2007/09/02 Sun
 9月1~2日と、横浜で「自治体学校」。当初は7月末に企画されていたが、参議院選挙のため、延期になったもの。
 
 久しぶりに「夜行バス」で、1日早朝に横浜着。

 鎌倉まで足を伸ばし、早朝の鶴岡八幡宮に参詣。

 古都・鎌倉の街を散策しながら、源頼朝の墓もお参りした。

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Category: 雑感・雑記

プロフィール

福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)

Author:福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)
 福祉・介護オンブズネットおおさか事務局長
 介護保険料に怒る一揆の会事務局長
 大阪社会保障推進協議会介護保険対策委員
 
 

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