2008/08/22 Fri
 昨日(8月21日)は、介護保険料に怒る一揆の会の呼びかけで、介護保険料・後期高齢者医療保険料・国民健康保険料の2008年度本算定通知に対する集団不服審査請求の一斉提出日。

 大阪府議会会館に、一揆の会、年金者組合、生活と健康を守る会などから80人以上が参加し、合計734件の不服審査請求書を提出した。
 内訳は、
介護保険料343
国民年金保険料124
後期高齢者医療保険料267

 他都道府県がほとんど後期高齢者医療保険料一本でやっているのに対し、大阪ではこれまでの経過もあり、今年は思い切って3つの保険料に対して同時にすることになった。

 「ホンマに3つもいっぺんにできるんかいな」

 という声もあった。

 しかし、これまで多い年で2000件も介護保険料の不服審査請求を組織した一揆の会として、そして、今年10月から年金天引きが始まる国民健康保険料を目の前にして、3つやることを決断。

 大阪府側は、会場の府議会会館に 介護保険審査会事務局4人(介護支援課)、後期高齢者医療審査会・国民健康保険審査会5人(国民健康保険課)が来場して、3つの受付コーナーをセッティング。

 手馴れている介護保険審査会は343件分を1時間あまりで受付したが、後期高齢者医療と国民健康保険は2時間あまりかかった。

 参加した高齢者からは、「終わったところは手伝わんか!」の声もあったが、課がちがうためかそそくさと介護保険審査会は帰っていった。

 長時間かかったが、なんとか無事提出行動は終了。

 これから、各市で提出行動が取り組まれる。

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Category: 介護保険料
2008/08/18 Mon
 9月に愛知県で第41回公的扶助研究全国セミナーが開かれる。昨年堺市で開催されたご縁で今年も高齢・介護の分科会のレポートを依頼された。
 
 「8月15日まで」と言われていたのだが

 8月14日夜からお盆で休暇をいただき岐阜県の実家・日下部家へ帰省。

 8月15日は、今年4月から中部学院大学に行かれたA先生と各務ヶ原市内で一杯呑み。
 16日に半日ほどかかってレポートを仕上げる。

 内容は・・
 ケアマネジャーの今後について 
 「給付管理マネジャー」からソーシャルワーカーへというような問題提起。

 3月に堺市で行ったケアマネジャーの報酬外業務の調査報告書も活用

 そして、7月に厚生労働省が公表した「ケアプラン点検支援マニュアル」の基本的な性格と批判もさせていただいた。

 さあ、メールで送ろうとすると・・・
 実家の親父のパソコンがつながらない

 「つながらんで」
 「正月からつないでないからな」

 いろいろやってもサーバーにつながらず

 結局
 8月17日深夜に帰阪し、マイパソコンのメールで送る。

 ホッ 夏休みの宿題を終えた気分である。
Category: 介護保険見直し
2008/08/10 Sun
 7月から連続三回で開催していたマスターケアマネジャー養成研修が昨日(8月9日)修了した。今回の研修は定員オーバーの申込でキャンセル待ちが出るほど好評。

 訪問介護のサービス制限を乗り越え、利用者に必要なサービスを提供するケアプラン、行政対応をメインにサービス担当者会議のロールプレイ、ケアプラン作成演習を交えて行った。

 最終日は、実際にサービス提供した、利用者や家族がとてもよい状態に変わった「実践例」も4例報告された。

 利用者さんの「こんな夫婦でよかったら」と了承を得て、発表されたツーショット。認知症の妻と介護する夫の穏やかで明るい笑顔が映し出され、「二人なら生きていける」と色紙に書いた夫の話が紹介される。

 参加の何人かは、感動的な実践例に涙をうかべながら、
 「ホントはこんな支援を心置きなくできるようなケアマネになりたい」と感想を寄せられた。

 終了後の懇親会では、「困難を乗り越えて支援を実践することでケアマネは鍛えられる」と意欲的な発言も。

 研修会の最中に、大阪府Q&A書き換え約束の大阪府との話合い経過も報告できた。

 これから本格的に始まる「ケアプラン点検」に立ち向かえる、たたかうケアマネ集団の誕生である。
Category: 介護保険見直し
2008/08/09 Sat
 昨日(8月8日)午後、大阪府健康福祉部地域福祉推進室と、「訪問介護サービス内容に関するQ&A」問題について、話し合いを行った。

 この問題は、昨年8月の大阪府居宅介護支援事業者集団指導で大阪府がこの「Q&A集」を配付して以降、1年間私たちが問題にしてきた。
 
  Q&Aの内容はこういった問題点が含まれ、ヘルパーのサービス内容をことごとく制限するものだった。
  通院の帰りに、道沿いにあるスーパーや商店に立ち寄って買い物⇒×
  金融機関へ生活資金を出金に行く⇒行き帰りは〇だが金融機関内の介助は×
  警察・裁判所への外出介助⇒×
  認知症の人が落ち着くための外出介助⇒×
  医師の指示による筋力低下防止のための外出介助⇒×
  冷暖房機の出し入れ⇒×

 昨年 10月に大阪府に要望書提出
     11月に担当課と話し合い。担当課は口頭で事実上の訂正発言
     12月に話し合いの議事録をHPに公開
 今年 1月にQ&A訂正の要望書提出。大阪府担当課に訪問介護事業所実地指導結果と厚生労働省への質疑応答の記録の情報公開請求
大阪府は要望書に対し、「5月に予定している事業者集団指導で訂正・補足説明を行う」と文書回答
     2月に府内全自治体に訪問介護サービスのサービス制限に関するアンケート実施
     3月にサービス制限を考えるケアマネ・ヘルパーシンポジウム (大阪府担当課は出席拒否)
       府内自治体の訪問介護サービスの取扱いのアンケート結果を公表
     4月に全都道府県に訪問介護サービスに関するアンケート実施
     5月 大阪府介護保険事業者集団指導でQ&A配布(2ヶ所訂正・加筆、口頭で補足説明)
     5月20日 参議院厚生労働委員会で大阪府Q&Aがとりあげられ、厚生労働省老健局長は 「法の基準を超えた指導は問題である」、舛添厚生労働大臣は「柔軟な発想、国民の常         識でやる必要がある」「この種のマニュアルは調査する」と答弁
     5月28日 大阪府担当課に「Q&A撤回」を求める要望書提出
     7月14日 大阪府議会健康福祉常任委員会でQ&A問題がとりあげられる大阪府議会健康福祉常任委員会でQ&A問題がとりあげられる。大阪府担当課長は「Q&Aは訂正も含め検討」と答弁

 実に長い経過があるが、
  今回の話し合いは、7月14日の府議会での「Q&A訂正」という答弁を受けての話し合い。府会議 員立会いの下で、4人のケアマネ、1人の訪問介護事業所サービス提供責任者、私、そして大阪社保協事務局長が参加した。
 大阪府側は、地域福祉推進室長、事業者指導課長、同課長補佐らが出席。
 
 内容は

 大阪府側はのっけから、
 「本日の話し合いは、府議会での質疑応答を受けて、Q&Aの修正・加筆を検討するにあたって関係者の意見を聞く場」「Q&Aは紋切り型の表現や誤解を受ける点があるので書き換えを検討」
 というものだった。

 

 参加したケアマネさんたちからは
 「90歳の一人暮らしの利用者が35度の室温の部屋で暮らしている。倉庫に冷風機があるのにヘルパーはQ&Aで『冷暖房機の出し入れは不可』になっているので出してくれない。ケアマネである私が出しに行った」
「認知症のご夫婦が二人で暮らしている。妻が不穏で家を飛び出すことがあり、気分転換に外出すると気分も落ち着き穏やかになられる。ところがQ&Aでヘルパーがこうした外出介助はできないとされている」
 など、切実な事例が出された。

 大阪府側は、Q&Aの表現については改める旨を繰り返し表明。
 毎年8月に開催していた居宅介護支援事業者集団指導は、新知事の行財政見直しの影響で予算が付かず、開催できないが、何らかの形で 書き換えしたQ&Aは提示し説明する ことを約束した。

 書き換えは一方的に行うのでなく、案の段階で関係者に提示し、意見を聞くように申入れ、大阪府側も了承した。

 ようやく、Q&Aの書き換えが実現するか。
 どの程度のものになるか、これからの取り組みが重要だ。
 
Category: 介護保険見直し
2008/08/03 Sun
 今日(8月3日)は、岸和田市で開かれた「泉州で働くヘルパー・ケアマネの会 学習会」にお招きいただいた。
 「介護サービス制限問題を考える」というテーマで、1時間半ほどお話させていただいた後、グループ討議にも加わらせていただいた。

 そこで出た話。
 「和泉市では、適正化指導の中で、ヘルパーは布団干しもダメと言われている」
 えー!何で?
 「布団は干さなくでもは日常生活上支障がないと言われた」
 
 まだ、こんなことも
 「和泉市の指導では、要支援の人は買物は同行介助しかだめ。そして要介護の人は買物代行しかみとめてくれない。要支援は、予防だから買物に一緒に言ってもらい。要介護は、もう要介護状態だから買物介助の必要はなく、ヘルパーが代行していく」

 そんなアホな話があるの?

 他市からの参加者はビックリ。

 和泉市では、給付適正化指導(ケアプランチェック)を市内の一事業者に委託している。その考え方でそうなっているとのこと。

 の事業者に隣の高石市まで今年から給付適正化指導を委託したという。

 こんな一面的で誤ったサービス制限は、大阪府のQ&Aよりもたちが悪い。
 
 介護保険法令にも通知にも基づかない勝手な思い込みでのサービス制限がまかり通る。こんな現状こそ地域のヘルパー、ケアマネの力で是正させていくべきであろう。
 
Category: 介護保険見直し
2008/08/01 Fri
 「中小商工業研究」という雑誌に原稿を頼まれ、昨日(7月31日)はその締切日。深夜までかかって日は変わったがようやく原稿をメールで送った。テーマは「国民健康保険料の年金天引き」問題。原稿を依頼された5月は、まだ、後期高齢者医療制度の与党見直し措置が出ていなかった。
 与党見直しにより、後期高齢者医療保険料だけでなく、国民健康保険料の年金天引きも本人の「申出」により、普通徴収の切り替えられることになり、状況は大きく変わった。

 年金天引きの不利益問題が、マスコミでようやく報じられ始めた。その一つに税の社会保険料控除をめぐる不公平扱いがある。

 扶養家族の社会保険料は、世帯主の税の社会保険料に加えて控除を受けることが出来る。ところが、妻の保険料を本人の年金から天引きしているような場合は、税務当局は、「妻自身の年金から保険料が支払われており、世帯主が払っていない」として、世帯主の社会保険料控除の対象としない。普通徴収であれば申告により社会保険料控除の対象となるにもかかわらず、扶養家族本人の年金から直接天引きしていることをもって社会保険料控除から除外するのである。同じ金額の保険料を支払っても税制上不利益を被ることになる。

 この問題について、介護保険料の年金天引き開始から8年間、厚生労働省も自治体もまったくといってよいほど広報してこなかった。

 ところが、ようやく、厚生労働省が、「保険料を口座振替にすることにより、世帯としての所得税・住民税負担が安くなるケース(世帯構成・収入の目安)」なる資料を作成した。きわめてわかりにくい内容で、肝心のどのくらい負担が軽くなるかの試算もない。

 ところで、この口座振替による年金天引き中止措置は、後期高齢者医療保険料と国保料のみにとどまり、介護保険料には適用されない。
 厚生労働省は、この不公平を改めることからまずはじめるべきである。
Category: 介護保険料

プロフィール

Author:福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)
 福祉・介護オンブズネットおおさか事務局長
 介護保険料に怒る一揆の会事務局長
 大阪社会保障推進協議会介護保険対策委員
 
 

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