2011/12/31 Sat
 30日夜に大阪から岐阜県下呂市の実家に帰省し正月準備。

 下呂市といっても、山間へき地で、買い物は車で10数キロ走らないとスーパーはない。

 わがふるさと 貝洞の集落
 貝洞

 先日の大雪はもう大半とけているが、先祖の墓のある川向いは山陰で日当たりが悪く、まだ雪だらけである
墓場への雪道

日下部家先祖代々の墓。並んでいる墓石すべて 初代日下部利兵衛以下代々の当主の墓
お墓

正月用意の鏡餅

床の間
床の間

神棚
神棚

仏壇
仏壇

このほかに
 裏山に祭ってある お稲荷様(一番山側の部屋に置く)、水の神様(昔は井戸、今は埋めてないので水道のところ)、火の神様(昔はかまど、今は給湯器)などに置く。また、ろうそくは門口(玄関)、土蔵、家の前の小川などあちこちに火をともして正月を迎える。

 今年もわずか。

 しばし、俗世間の政治も社会保障改悪の離れて 片田舎で正月を迎えることにする。
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Category: 雑感・雑記
2011/12/31 Sat
 
 ギリシャの政府債務危機を引き合いに出して、増税や社会保障削減を強引にすすめるための口実にする議論がやたらに目立つ。
 消費税増税にひた走る野田政権の尻をたたく、主要新聞がすべてそうである。

たとえば、
毎日新聞
一体改革:税・社会保障 欧州の惨状、首相走らす 国債暴落の悪夢「いつ日本も…」
ギリシャ並みの危機となれば、年金や教育費などが大幅削減される一方、大幅増税が不可避だ。しかし、首相の危機感が政府・与党で共有されているとは言い難い。


 とにかく、理屈も正確な分析もなしに、「ギリシャのように国が破産すれば元も子もない」と危機感をあおり、増税を押し付ける論調である。

 一方、大阪のこのファシストは、ギリシャを引き合いに出して、市庁舎からの労組追放さらには、市職員に政治的発言さえ許さないという憲法違反の言論圧殺の口実にギリシャを持ち出す始末である。
読売新聞
橋下市長、労組に闘争宣言「政治的発言許さぬ」
「ギリシャを見てください。公務員の組合をのさばらしておくと国が破綻する」と敵視する発言を繰り返し、最後は「市役所の組合を改善することで、全国の公務員組合を改めることしか、日本再生の道はない」と言い切った。


 日本とは条件も歴史的経過もまったく異なるギリシャを引き合いに出し、それも自体の一側面を意図的に過大に描き出し、自分たちの主張に都合よく利用する。
 かつての「夕張市問題」が自治体リストラや社会保障削減の口実にされたことと同じ構図である。

 でたらめな危機感あおりを許さず、事態を国民生活本位に、そして日本経済を歪ませ、政府財政を私物化してきた張本人を明確にし、国民にわかりやすくしていく作業が急務である。
 2012年の 社会保障・税一体改革という名の「大増税・社会保障破壊」の攻撃に対する反撃はここからである。

 そして、橋下市長の言論圧殺の労組攻撃にいたっては、スト権すらない日本の公務員労組すら大阪では許さないという姿勢私物化と恐怖政治の典型であり、路線の違いを超えて、すべての組合に断固たる反撃が必要である。橋下の恫喝に腰を抜かして「謝罪」表明するような市労連幹部は労組の面汚しである。

 
Category: 時局争論
2011/12/30 Fri
4年前からはじめた おせち料理作り。

 もともとはヘルパーの生活援助でおせちはつくることができるか、を検証するために生活援助3(1時間半以内)で完成することをめざしてはじめたものである。

 いいかげんめんどくさくなってきたので、昨年に続きいかに簡単にすますかに挑戦した。

赤字が調理したもの、それ以外はできあい。(少し切ったり、混ぜたりするが)

 壱の重
黒豆、数の子、たたきごぼう、栗の甘露煮、ぎんなん、酢和え、わさび漬けのかまぼこ巻き
一の重

弐の重
海老の酒炒り鮭の塩焼き、棒だら、鯛の酢漬、ちょろき、卵焼き、きんぴらごぼう
二の重

参の重
田作りさわらの西京漬焼き高野豆腐、おだまき、筑前煮
三の重

 今年は、筑前煮も できあいの お煮しめ、筑前煮を買ってきて まぜて レンジで加熱し、きぬさやだけを塩ゆでにして加え、てまりをのせた。

 これで時間がさらに短縮し、45分で 完成した。



Category: 雑感・雑記
2011/12/29 Thu
 年賀状書きと資料整理、掃除で一日すごす。

 自分なりに今年1年を振り返ると

 まず 7月14日 の 不正介護報酬返還請求訴訟の 最高裁 不当判決 である。地裁・高裁と勝ち続けていた1億円不正介護報酬返還の裁判。最後の局面で逆転敗訴となった。悔しい限りであるし、最高裁もこの程度かとあきれるばかりである。

 そして 介護保険見直し に対するたたかいに明け暮れた1年だった。
 8月に「改定介護保険 ブックレット」を発刊して以降 あちこちから 学習会にお招きいただいた。改定は来年4月の報酬と制度改定実施、さらに 社会保障・税の一体改革のもとでのあらたな制度改悪のたたかいへと来年もさらにたたかいは続く。

 この中で、とくに介護保険料問題は、次期保険料額が、大阪市の5990円をはじめ、高齢者の負担の限界に達し、制度的に限界にきている。そして、今年は、ついに われわれ介護保険料に怒る一揆の会が3年前から主張してきた「埋蔵金」(都道府県の財政安定化基金)の取り崩しが法改正で可能になった。

 3月11日の東日本大震災では、何もかかわれなかったが、12月、気仙沼、陸前高田を訪れ、地元の自治体職員の皆さんと交流させていただいたことは、深く印象にのこっている。カンパ以外何もできなかった自分がとても恥ずかしい思いである。

 そして、今年1月から始めた「大阪都構想から堺市を守る会」の活動は、3回の懇談会で保守系の方々や元市幹部も含めた幅のひろい市民運動への発展の兆しを見せている。
 11月のダブル選挙時には 「地方政治ファシスト 橋下を引きずり降ろそう」と訴えたが、結果はあのとおり。

 わが年賀状には

 「閉塞感の中で、変革への期待は歪められ「大阪化現象」となりました。反ハシズム統一戦線の構築で「橋下維新独裁」の打倒とホンモノの変革をめざす年です。当面、「大阪都構想」による堺市の分割・解体を阻止し、自治都市堺を守りましょう!」
 と2012年挨拶を書きこんだ。

 

 
Category: 雑感・雑記
2011/12/27 Tue
 市長就任前から マスコミに持ち上げられ、各政党もすりよる 橋下・大阪市長。

 「大阪都」構想へ 府市統合本部だの、独自事業ゼロベース予算だの そして今度は 市職員の労組攻撃とやりたい放題、言いたい放題である。

 なにかというと「民意」があるとダブル選挙での勝利を傘にきて聞く耳持たずである。  その大阪市が12月27日に公表した 次期「大阪市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画(素案)」。

 来年1月26日までパブリックコメントを行うが、

 その中では、平然と次期介護保険料は「月額5990円程度(現行月額4780円)となります」と書いている。
 詳しくは計画素案の最終部分参照。

冗談ではない。これは、現時点で全国一高い介護保険料である。


 この新聞報道記事にあるように、政令市では全国で断トツである。

 得意満面で、「大阪都」へ突っ走る 橋下のアタマのなかには、わずかな年金で爪に火をともすように暮らす高齢者のことなど皆無であろう。

 いやしくも「大阪市長」は 市民の暮らしに責任がある。自分が関心がないからといって無視して済まされる問題ではない。

 どうする気だ 橋下市長よ。この5990円。

 介護保険料に怒る一揆の会は、来年1月18日 高齢者に呼びかけて「怒りの集会を開く」

 1月18日 (水) 午後2時~4時 大阪グリーン会館ホール
 
 
 

Category: 介護保険料
2011/12/26 Mon
 今夜は 東大阪社保協主催の介護保険学習会。

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 会場の東大阪市民会館には、地元の介護事業所関係者ら100人以上で満員。

 年末での介護保険改定学習会だが、よく集まっていただいたものである。 

 そして年金者組合みなさんと 介護事業所のみなさんが一つの会場に集まったのもとてもよかった。

 今年最後の 介護保険改定学習会だったので、介護報酬改定の審議報告、社会保障・税一体改革の現況、そして来年度予算案など、できるだけ最新情報を盛り込みながら、年金生活の高齢者にも介護従事者にも理解していただけるようにお話させていただいたつもりである。

 今年は、介護保険見直し問題の学習会に数多くの地域、団体のみなさんからお招きいただいた。

 こちらの方がかえって勉強になることが多かったが、少しでも皆さんの活動や実践の参考になればと思って講師活動を続けてきた。

 「改定介護保険」のブックレットも発行していただいた。

 今年の学習会納めだったが、会場のみなさんの拍手が一番うれしかった。

 Image753.jpg

 この学びが 明日の介護をつくることの一助になればとささやかに期待するばかりである。
Category: 介護保険見直し
2011/12/12 Mon
 一週間前に陸前高田市を訪れた時に、市街地址に入る手前で見た「奇跡の一本松」。
 
 陸前高田市の市職労の副委員長さんにいただいた名刺(市役所で公用でつかっおられる「課長補佐」の肩書のもの)にも、所属・名前とともに「奇跡の一本松」の写真が誇らしげに印刷されてあった。
 いただいたとき、庁舎の4階まで達する津波で、多くの仲間を失いながら、地元住民とともに復興にがんばる自治体職員の「希望」を感じて胸が熱くなったものである。
 
 大津波に耐え、たった一本残った松の木は、地元のみなさんの希望の象徴。

 それだけに、この記事での「生育困難」という報道は残念。しかし、接ぎ木が4本も成功し、この木の種から300本もの苗も育つとある。
 希望の松 もっともっと広がれ。

一本松5

奇跡の一本松:「生育は困難」…塩害で腐り衰弱 陸前高田
 約7万本の松原で知られた岩手県陸前高田市の名勝・高田松原で唯一、津波に耐えて残った「奇跡の一本松」について、観察を続けている財団法人「日本緑化センター」(本部・東京)は12日、「枯死に至ることとなった」との報告書をまとめ、戸羽太市長に提出した。根が腐り、枝葉の生育が止まったとしている。地元の「高田松原を守る会」などは今後、一本松をどうするか検討している。
 一本松は7月に新芽が点在しているのが確認されたが、その後、茶に変色するなど樹木の衰弱が進んでいた。
 センターが10月に改めて調査したところ、震災による地盤沈下で、根が塩分を含んだ水につかって大部分が腐り、養分や水分を吸収できない状態だった。流れ込んだ海水をかぶらないよう排水ポンプを稼働させていたが、「回復に期待が持てない」として10月中旬、ポンプを撤去した。
 高田松原を守る会によると、樹齢は260年以上で、高さ約30メートルで直径80センチ。会長の鈴木善久さん(66)は「何とか生きて残したかったが残念」と話す。
 一方、県内の研究機関が一本松から採取した枝から4本の接ぎ木に成功している。また、住民が震災前に拾った種子から発芽した約300本の苗も順調に育っているという。【金寿英】
毎日新聞 2011年12月12日 11時21分(最終更新 12月12日 20時33分)

Category: 雑感・雑記
2011/12/11 Sun
ヘルパー・ケアマネ・市民運動全国活動交流集会の二日目は分科会。

①定期巡回サービス・医療行為・在宅介護を考える分科会
②軽度者の介護保険外しを考える分科会
③介護改善・地域づくり市民運動分科会

に分かれて午前中3時間みっちりと語り学びあう企画である。

 私は、③分科会「介護改善・地域づくり市民運動分科会」に参加。

第5期計画で「総合事業」導入を署名運動と対市交渉で今年8月に断念させた広島市の「介護保障を求めるひろしまの会」のレポート。さらに 市議会への陳情など活発な取り組みで「総合事業」導入中止に追い込んだ札幌市社保協の報告。昨年発足したばかりの北九州市の「よりよい介護をめざす連絡会」のレポートは、保険料滞納者への過酷な制裁措置で必要なサービスも受けられず、亡くなっていった要介護者の厳しい実態も明らかにされた。

 いずれも、ここ数年間、私も学習会にお招きいただいた地方である。

 ほかに、地元京都、千葉県などからも報告があり、愛知県、三重県からも発言があった。

 全国各地に介護改善の運動が一堂に会すると大したものである。制度改悪に立ち向かいながら、手を取り合って介護保障をめざす息吹がつたわってくる。

以下、分科会で私が報告させていただいた「問題提起」である。


冬の京都で介護を語りつながろう ヘルパー・ケアマネ・市民運動全国活動交流集会
③介護改善・地域づくり市民運動分科会  問題提起
                
   大阪社保協 介護保険対策委員 日下部雅喜
 
12年目になる介護保険制度は、いま、重要な局面をむかえています。介護保険法改定と第5期事業計画はその実施時期の2012年4月を前に検討・準備の最終局面となっています。同時に2012年度以降も「社会保障・税一体改革」の一環として介護分野は新たな制度改悪が検討されています。
 全国各地での地域社保協や介護関係者、市民による介護改善を求める市民運動は、より大きな発展が求められています。
 この分科会では、「介護改善・地域づくり」をテーマとした住民運動の初めての全国的な交流の場です。
分科会の目的
 分科会では、
①さまざまな形態と経験をもつ介護改善の地域運動について相互に交流しあう
②それぞれの運動の経験を共有し、今後の地域における運動の発展のための学びを行う
③今の情勢にふさわしい運動の課題と取組み方法について討論を通じて明らかにする
 ことを目的に行います。
介護改善・地域づくり市民運動の特徴と課題
 この分科会に持ち寄られたレポートをもとに運動の特徴と課題について述べると以下のようになります。
第1に、都道府県レベルでの運動です。社保協などによる全県的な自治体キャラバンを通した自治体調査や懇談によって「全県状況」を明らかにし各市町村の運動の基礎をつくる活動がきわめて重要であることです。市町村での運動が「孤軍奮闘」状態にならないためにもこの全県的な取組みはきわめて重要です。
第2に、市町村における運動の在り方です。地域社保協がそのまま運動体になる場合や独自の「会」を結成して活動する場合もありますが、重要なことはケアマネジャーやヘルパーなど地域の介護関係者が主体的にこの運動に参加し、介護事業者の中に影響力をもつことです。そして、自治体当局に対しては、現場の実態や利用者家族の声をもとに具体的な課題で継続的な話合いを行い成果を積み上げることです。とくに訪問介護の「ローカルルール問題」などでは、こうした地域運動が介護サービスの質や行政指導をチェックし改善するという大きな役割を果たしています。
第3に、介護保険見直しとの関係です。今回の見直しで制度化された要支援者切り捨てのための「総合事業」は導入するかどうかも自治体判断とされているだけに、地域の介護改善運動の出番というべき情勢です。第5期介護保険事業計画では、介護保険料の大幅引上げや「地域包括ケア」問題もあり、介護保険財政の分析や事業計画策定へのかかわりもきわめて重要です。市町村レベルでそうした課題に対応できる「活動家」の育成が運動の鍵になっています。この意味でも「学び」と「調査」そして自治体当局との「関係づくり」が重要です。そうしたことを担える「人」がいるかどうかがきわめて重要です。
介護保険制度が10年を超え、失望とあきらめが広がるなかでも介護関係者や市民の中には「なんとかしてほしい!」との思いもひろがっています。ぜひ地域で、こうした声に応えて、多様な方法でその町の「介護改善・地域づくり」をめざす運動を始めたり、再建することが求められています。介護保険が大きく改悪されようとしている時、ある意味では運動にとっては出番でありチャンスでもあるのです。「誰かがやってくれる」のでなく「誰が始めるか」です。
第4に、介護保険の当事者である利用者・家族、そして高齢者の運動参加です。介護保険はますます複雑でわかりにくくなっています。一方で利用者負担も一般高齢者の介護保険料負担もますます重くなって入り、介護保険制度に対する不信と怒りは潜在的には大きく広がっています。介護改善の市民運動は、ケアマネ・ヘルパーなど専門職や介護関係者だけでなく、高齢者にもわかりやすい運動となる必要があります。とくに介護保険料問題は年金生活者にとって切実な問題であるだけに、積極的に取組む必要があります。
この分科会を契機に全国的な交流・情報交換の場を
 介護保険制度の大改悪が狙われ、その多くが自治体レベルでの運動課題となる今日の情勢の下で、全国的な対政府・国会に向けての運動とともに、自治体レベルでの「介護改善・地域づくり」をめざす住民運動の発展が重要となっています。本日の分科会を契機に
 ①各地の取組み(ニュース発行、自治体要求、交渉・懇談)の報告
 ②自治体の制度・施策(介護保険料改定、事業計画、減免制度など)の情報交換
 などを日常的におこなってはいかがでしょうか。
 そのために、「情報交流」の登録や、情報発信・受診の方法等について検討したいと思います。

 


Category: 介護保険見直し
2011/12/11 Sun
「冬の京都で介護を語りつながろう ヘルパー・ケアマネ・市民運動全国活動交流集会」が12月10日~11日の日程で開かれた。
 
 京都ケアマネット、京都ヘルパー連絡会、奈良ヘルパー連絡会、大阪社保協・よりよい介護をめざすケアマネ・ヘルパーの会 が 実行委員会をつくり、何度も会議を開き準備してきた。

 集会に一日目は、北海道から九州まで 全国各地から100名が集まった。
京都集会

基調報告は 私がさせていただいた。
テーマは「介護保険見直しと私たちの課題~分断・対立を乗り越えた共同を」。
 この集会の意義を
①介護保険にかかわるヘルパー、ケアマネジャー、当事者がひとつにつどい
②各地の実践を持ち寄り
③全国的視野で語り合う
  画期的な集会
 と強調させていただいいた。

 集会のメインは
 シンポジウム 「こんな介護保険でいいのか?~12 年間を総括し、わたしたちはこう提案する」

京都シンポジ

認知症の人と家族の会京都支部代表・荒牧敦子さんは、「今回の見直しは、認知症の人の問題が考慮されておらずますます使いにくい介護保険になる。家族の会は、介護に従事する人の処遇改善も求めている」と訴えられ、介護者支援の重要性も強調された。
京都荒巻さん

社会福祉法人七野会在宅ケアセンター新大宮ヘルパー・若林淳子さんは、夜間対応型訪問介護の実践について報告。「ナイトヘルパーステーション」が地域の事業所と連携し、利用者の24時間365日を支えている素晴らしい実践と、今回の見直しの「定期巡回型」の包括報酬や、囲い込みの問題点も指摘された。

若林さん

社会医療法人同仁会耳原ケアプランセンター大浜ケアマネジャー・内海聡子さんの内海さんは、利用者の声や訴えを紹介され、「介護保険が改悪されたら生活できなくなります」という利用者の声を代弁していくこともケアマネジャーやヘルパーの役割、と強調された。
京都内海さん





Category: 介護保険見直し
2011/12/08 Thu
 12月8日 午後は 介護保険料に怒る一揆の会の第11回総会。
一揆会場Image737
 

 会場では、「もう我慢も限界」「御堂筋デモをやろう」。「橋下新市長の独裁に、高齢者の怒りでたたかおう」といった勇ましい発言と笑いが渦巻いた。
 埼玉県から参加された方は「大阪は今、『台風の目』になっている。維新の会の足元で、一揆の会が、全国の高齢者の怒りに火をつけるようなたたかいを発信してはどうか」と述べられた。
「行政は高齢者の運動だからそのうち死に絶えると思ってるかもしれないがそうはいかない」「『橋下維新の会』に立ち向かうのは『一揆の会』や」
 巨大な像に立ち向かう蟻のような存在かもしれないが、一揆の会の高齢者は意気盛んである。日本で一番高い介護保険料になりかねない大阪市。一揆の会は高齢者の怒りと要求を引っ提げて橋下独裁姿勢にいどむ。
一揆大西会場Image741
 総会アピールを提案する速水世話人
一揆速水Image742

総会アピール

本日私たちは、2011年度の総会を開催しました。

今、高齢者の生活は大変になっています。

今年6月から年金額の引き下げが実施されたことに続き、来年度からもさらに引下げが狙われています。

介護保険は見直しで、軽度者のサービス切り捨てなど重大な制度改悪が行われました。さらに、来年4月から介護保険料の大幅な引き上げも狙われています。
さらに、消費税を10%に上げて社会保障はズタズタにする「社会保障と税の一体改悪」が2012年度以降の実施をめざして検討されています。介護分野も利用者負担の2倍化や軽度者のサービス取り上げなどさらなる大改悪が狙われています。
一方で、私たちの求めてきた、介護保険埋蔵金(都道府県財政安定化基金)の取崩しが介護保険法改正で可能となるなど、貴重な前進面もあります。

大阪府は、私たちの介護保険不服審査請求に対し、3年連続で「門前払い」を狙う妨害をおこなっています。

大阪ダブル選挙での「異常」な結果は、独裁政治への危険とともに、生活苦と閉塞感の中で、「現状打開」を求める府民の期待感がねじ曲げられて表れたものという側面もあります。

社会保障改悪と政治への怒りを、具体的な運動へと結びつけ、広範な人々に行動参加を呼び掛けていくことが求められており、私たちのたたかいはかつてなく重要になっています。

本日の総会を機に、高齢者収奪への怒りを結集し、豊かで安心できる老後の保障を目指した闘いをいっそう強化することを決意し、大阪府内のすべての皆さんに社会保障改悪に反対し、命と暮らしをまもる壮大な共同行動をよびかけるものです。


2011年12月8日
介護保険料に怒る一揆の会 第11回定期総会 


 
Category: 介護保険料
2011/12/06 Tue
 第5期介護保険事業計画策定の中で、介護保険料の扱いはその自治体の姿勢を表す。

 横浜市などは、11月に「介護保険料改定案」と「第5期事業計画素案」の中で明記し、住民説明会、パブリックコメントを実施している。

 ところが、大阪府内では、ほとんどの自治体が、現時点で介護保険料改定案どころか試算値すら一切公表していない。

 大阪社保協が11月に大阪府から情報公開請求により公開させた各市町村の試算値が唯一の資料である。それすら、一部自治体は「いま公表したら大変なことになるから公表しないでほしい」と泣きついてくる有様である。

 朝日新聞報道

65歳以上の介護保険料、値上げを検討 2011年12月05日

 府内の多くの市町村が来年度から、65歳以上の介護保険料の値上げを検討している。府によると、高齢化が進んで要介護と認定される人が増えているためで、7市は値上げ幅が月額900円を超えると試算していた。
 大阪社会保障推進協議会が情報公開請求で入手した府の資料によると、10月の時点で来年4月からの保険料を下げると試算していたのは、府内43市町村のうち5自治体だけ。残りの大半は値上げと試算し、うち7市は値上げ幅が900円以上だった。
 府内の保険料基準額の平均は現在、月額4583円。制度が始まった2000年度の3134円から1500円近く上がった。要介護認定者数は00年4月末の約12万人から、今年4月末には37万7千人と3倍に増えた。
 ■    ■ 
 府内の要介護認定者のおよそ3分の1に当たる約13万人が住む大阪市。現在、介護保険料は府内の市町村平均より197円高い月額4780円だが、来年度から千円程度の引き上げを見込む。12月末に新料金案を示し、約1カ月間、市民から意見を募る方針だ。
 市介護保険課によると、介護が必要になりやすい一人暮らしの高齢者が多く、市内の要介護認定の認定率は21%(3月現在)と府内平均(19%)を上回る。その結果、市の負担金は制度が始まった00年度の136億円から10年度は約270億円と約2倍に膨らんだ。
 担当者は「今の枠組みでは市として保険料の上昇を抑えるのは難しい状況。国で制度の見直しを議論する必要がある」と話す。
 河内長野市も現在の月額4100円から千円以上の引き上げを見込む。市民の4人に1人が65歳以上で高齢化率は府内で5番目に高い。担当者は「保険料が5千円を超えてしまうと、低所得者は生活が圧迫され、サービス利用時の1割の自己負担が重くのしかかる」と、制度を利用できなくなる人が増えることを懸念している。
 ■    ■ 
 豊能町は10月の時点で57円の値下げと試算している。現在の保険料は府平均より600円以上低い3929円。担当者は「保険料は所得に応じて9段階に分けているが、所得が比較的高い高齢者が多く、基準額は比較的安く抑えている」と説明する。
 ■    ■ 
 介護保険の費用は利用者が1割を負担し、残りは税金と40歳以上が払う保険料で半分ずつ賄う。費用が増えれば保険料や自治体の負担も増える仕組みだ。65歳以上の保険料は市区町村が決め、3年ごとに見直すことになっており、各自治体は来年度から3年間の保険料の算定を進めている。
 要介護認定者数の増加などに対応するため、国の審議会は現在、所得の高い人の利用者負担の割合の引き上げなどを議論している。
Category: 介護保険料
2011/12/06 Tue
 社会保障審議会介護給付費分科会が12月5日に「審議経過報告」を了承したとの報道。
 12月に予定されていた15日と28日の分科会日程はどうなるのであろうか。あまりにも拙速な審議ではないか。まともな議論もせず、徹底的に介護現場と当事者(利用者家族)を無視した取りまとめである。

CBニュースより
12年度介護報酬改定の審議報告案を了承- 介護給付費分科会

 社会保障審議会介護給付費分科会(分科会長=大森彌・東大名誉教授)は5日、厚生労働省が示した「2012年度介護報酬改定に関する審議報告案」を、分科会の取りまとめとすることを了承した。11月24日の前回会合で示された素案を修正したもので、定期巡回・随時対応型訪問介護看護(24時間訪問サービス)のオペレーター要件などが追記・変更されている。
■24時間訪問サービスのオペレーター要件を修正
 5日に改めて示された取りまとめ案では、12年4月に新設される24時間訪問サービスのオペレーターの任用要件について、「夜間対応型訪問介護と同様の有資格者を配置することとした上で、地域の実情に応じて人材確保が可能となるよう訪問介護事業所で3年以上サービス提供者として従事した者を一定程度認める」を、▽夜間対応型訪問介護と同様の有資格者を1人以上配置▽夜間対応型訪問介護と同様の有資格者が配置されていない時間帯については、訪問介護のサービス提供責任者として3年以上の経験がある人の配置を認める―などに修正した。
■特養の報酬「ユニット、従来個室、多床室の順に」
 特別養護老人ホームについては、ユニット型個室の整備促進を図るため、▽ユニット型個室、従来型個室、多床室の順となるように報酬水準を適正化する方向とする▽ユニット型個室の第3段階の利用者負担を軽減することを検討-を追記。また、12年4月1日より前に設置された多床室については、「当面、新設のものと比して報酬設定の際に配慮した取扱いとする」という条件も付け加えられた。介護療養型医療施設については、適切に評価するとした上で、認知症が悪化し、在宅での対応が難しくなった場合の受け入れは「評価を行う」としている。
■事務所と同一建物への訪問の評価を適正化
 集合住宅などに併設された訪問系サービス事業所が、同じ建物内の住人にサービスを提供する場合については、「当該住宅などに居住する一定数以上の利用者に対し、サービスを提供する場合の評価を適正化する」とする文言も追加。小規模多機能型居宅介護についても、同様の見直しを行うとする一文も加えられた。また、一定割合の空きベッドを確保している短期入所系サービスへの評価については、「常時空床がある事業所については算定しない仕組みとするなど、必要な要件を設定する」が追加された。
■処遇改善の継続案「必要な対応、やむを得ない」
 介護職員処遇改善交付金の終了に伴う処遇改善の継続案を加算で実現するとした素案に委員からの反発が大きかったことから、文言を修正。介護報酬内で「必要な対応を講ずることはやむを得ない」とした。また、「(必要な対応は)介護職員処遇改善交付金相当分を介護報酬に円滑に移行するために、例外的かつ経過的な取扱いとして設けるもの」と追記した。


 分科会の中で、唯一 当事者の立場で奮闘した認知症の人と家族の会の勝田さんからは、怒りを込めた「再び介護保険が危ない」のメッセージが届いた。
そのとおりである。


再び、介護保険が危ない!
 介護保険部会、介護給付費分科会の審議を通しての見解2011年12月5日
公益社団法人 認知症の人と家族の会

「家族の会」は昨年12月、介護保険部会の「制度の見直しに関する意見」に対して、「介護保険が危ない!」と題する見解を明らかにしました。その内容は、同部会が両論併記という形を取りながらも、介護サービスの充実なしに利用者の負担だけが増える方向を示唆することに対する警鐘でした。具体的には、①要支援・軽度の要介護の者の生活支援を給付の対象からはずす、②要支援・軽度の要介護の者の利用者負担割合を2割に引き上げる、③ケアプランの作成に利用者負担を導入する、④一定の所得がある人の利用者負担割合を2割に引き上げる、の4点についてでした。
その後、法改正が行われ、①については、介護予防・日常生活支援総合事業が新設されましたが、「家族の会」は、利用者が選択できるように要望しています。しかし、②、③、④については、実施はされなくなったものと思っていました。
しかるに、今年10月から急遽再開された同部会では、「社会保障・税一体改革における介護分野の見直し」として議論がされましたが、そこに出された「論点」も「まとめ」も昨年の再現のようでした。

「家族の会」は、この経過を踏まえて、あらためて今日時点で次の点を要望するとともに、見解を表明するものです。
1 介護保険法改正に伴う、介護予防・日常生活支援総合事業の利用については、利用者が選択できるものとすること
2 定期巡回・随時対応型サービスを新設後も、認知症の人に有効に対応するため従来の滞在型も強化すること
3 従事者の処遇改善は、利用者の負担を増やすことなく行うこと。そのため処遇改善交付金は一般財源で継続すること
4 総報酬割、給付に応じた自己負担割合、ケアプランの利用者負担、一定以上の所得者の負担、多床室利用者の負担、補足給付の資産の勘案など、利用者・被保険者の負担増につながる事項が目白押しであるが、これ以上負担が増えれば「高福祉応分の負担」の限界を超えるものとなり、認めることはできない。
5 サービス提供体制の効率化・重点化として、要支援者への給付の検証なども記載されているが、自立支援の名目で認知症の人に対する給付が削減されることなどがあってはならない。

東日本大震災、福島原発事故などの被害に加え、家族人数の減少、老老介護などの進行による家族の介護力の低下、雇用状況の悪化などによる家計の不安定化など、認知症の人も介護する家族も暮らしてゆくことそのものが困難に直面しています。困難な境遇に陥ることに対し大きな不安があっては、人は安心して暮らすことができません。困難の度が増すほど負担が増える制度の下で、どうして安心して暮らすことができるでしょうか。不安をできるだけ少なくし、また解消する役目を果たせない介護保険制度であっては、保険の意味を成しません。
このような時期こそ、「家族の会」の「認知症の人も家族も安心して暮らせるための要望書」(2011.4.13厚生労働大臣に申入れ)の内容が実現されることを求めるものです。
                                   
以 上
Category: 介護保険見直し
2011/12/05 Mon
 「岩手まで来たんだから被災地を見ていったらどうですか」
一関市の学習会後の懇親会の席で、元いわて労連議長のKさんからおことばをかけていただいた。

5日朝から、一関市職労の宣伝カーで陸前高田市へ向かう。運転は一関市職労書記次長のKさん、岩手自治労連のS委員長も同乗され親切にご案内いただいた。

途中、気仙沼市の被災現場に立ち寄る。港周辺は、津波で倒壊した建物の瓦礫や、火災で燃え残った建物がいまだに立ち並んでいる。壊れた車両や陸に打ち上げられた漁船もまだいくつかそのままである。

「気仙沼は、まだ建物が残っていますが、これから行く陸前高田は、建物も残らず津波にさらわれていますよ」
S委員長の弁である。

さらに宣伝カーで陸前高田市へ。

一本だけ残った高田の松原の松の木を横に見ながら、陸前高田市の「市街地」、いや市街地だった場所へ車を乗り入れる。

本当に建物の土台すら残っていない。瓦礫が片付けられた元市街地は 見渡す限りただの「広っぱ」になってしまっている。そして水たまりがあちこちに。

「津波で排水溝も埋まってしまい、地盤も沈下しているので、水が引かないんです」とK書記次長。

かろうじて建物の原型をとどめているのは陸前高田市役所と その裏のスーパーだけ出る。津波でグシャグシャになった市公用車、消防車、移動図書館車両の残骸が並んでいる。

「庁舎は四階まで津波でやられました。陸前高田市職労の書記長や執行委員も犠牲になりました。組合事務所の二人の書記さんのうち一人も亡くなりました」

市職員も多くの方が公務中に犠牲になったという。

3・11から、九か月になろうとしているのに、この惨状。ぼう然と言葉をなくした。
そして、高台にある中学校の仮設住宅群を抜け、九月に完成したというプレハブ3階建の「仮設庁舎」の横に立つ陸前高田市職労の簡易ハウスの組合事務所を訪ねる。

委員長さんらがわざわざ仕事を抜けて応対してくれた。書記さんは何度も「もう12月早いものですね」と3・11以後のことを振り返る。
「自治労連共済」の死亡給付金の話になり、
「組合員のご主人の死亡で、給付金の手続き書類を手渡してるんですが、まだ、行方不明なので気持ちの整理がつかないらしく手続きがまだです」。
自治体労働者は自ら被災者でもある。

仮設庁舎には、全国そして県内からの自治体の支援職員が大勢きているという。

「今度、盛岡市から来ている職員の食事会をやるんですよ」
「震災のためできなかった新規採用職員歓迎会を明日夜やるんです」

 苦難のなかにも労働組合ならではの取り組みの一旦を垣間見た。

行政レベルでの職員派遣とは別に岩手自治労連は、陸前高田市内の旅館を借り切って「支援センター」を開設し、のべ6000人以上のボランティアを派遣したという。

市街地に入る途中の道でのこと。

「このあたりは、水産加工業者の倉庫が津波で壊れてサンマが大量に流され、あたり一面サンマだらけだったんです」。
震災から1カ月以上たった5月になってもサンマの片づけに業者も行政も手が回らず、腐敗したサンマの悪臭は地域に漂い大変な状態だったという。自治労連ボランティアが、腐敗サンマの除去作業をし、ようやく今、車の窓をあけても臭いがしなくなったという。

「死体安置所」の管理も陸前高田市の職員が当番であたったという。死体の発見・回収は警察や自衛隊でも、その後の死体の管理は市の仕事で、ドライアイスを替えて腐敗防止することもやったとのこと。

被災地に自治体労働者の本領を見る思いであった。
Category: 未分類
2011/12/04 Sun
 12月4日午後、岩手県一関市の「介護保険学習会」にお招きいただいた。

 主催は、自治労連の「岩手県介護関係職員労働組合」。中心は、一関市のみなさんである。

 一関市は、介護保険開始当初から、市直営の居宅介護支援事業所と訪問介護事業所を運営し、介護予防教室のスタッフ(ケアワーカーという)も市直営である。
 
 介護保険開始時に、市直営の介護サービスを守れ という市民署名運動の結果、直営実施となったもので、現在も市職員のケアマネジャーやヘルパーが、民間事業者とともに介護サービスを担っている。

 その信頼の厚さは、この介護保険学習会に地域の民生委員や民間事業所・施設からも多く参加され、市会議員も何人か顔を出され、超満員の80人以上が参加されたことにも表れている。

 学習会には、震災の被害の大きかった大船渡市などからも参加され、意見交換では、被災地での要介護者支援の在り方についても発言があった。

 一関市は、震災で死亡・行方不明者こそなかったものの負傷者があり、建物の全壊・半壊など大きな被害を受けている。そんな中でも隣接の陸前高田市など沿岸部の被災地への支援や避難者の受け入れなど、市職員は大きな役割をはたされたという。

 また、岩手県介護労の支援で、震災で多数の入居者が犠牲になった特別養護老人ホームに労働組合が結成され、経営者とも共同して困難に立ち向かいながら施設の再建に取り組んでいる との話も伺った。

 全国でも数少ない「公務員介護労働者」とその組合、岩手にきて 輝く希望の星を見た思いである。
Category: 介護保険見直し
2011/12/04 Sun
 12月4日の新聞朝刊を開いてびっくり。

 あの野田総理の顔写真入りで、社会保障・税一体改革の一面広報記事がすべての新聞に載っている。
社会保障・税一体改革新聞広告ph536s


 埼玉の浦和駅で読売、朝日を買ったらいきなり目に入り、岩手県の一関に来て岩手日報、岩手日日を見たらここでももこの一面広告である。

全国紙を始め地方紙まで掲載されている。

 一体どれだけの広告費を支払ったのだろうとふと思う。

 中味は、

 世界最速の高齢化で、年金・医療・介護など必要な社会保障費は毎年1兆円以上も自然に増えて行くんです。1兆円というと、1万円札を平積みした高さが1万メートル。年間増加分だけで、エベレストより高い。 

 こんにちの政府の「財政危機の責任がすべて社会保障費増」にあると決め付け、分かりやすいように1万円札で1万メートル と言い表している。

 さらに、このグラフである。

 日本人口年齢構成img_07s

 40年前の1970年では、65歳以上とそれ以下の人口割合は「1対13」。これを「胴上げ型」と表現。1人を13人を支える、というわけだ。
 そして現在 2010年は、「2対8」。2人を4人を支えるから「騎馬戦型」という(野田総理は「3人で一人」と言っている)。

 そして、2050年は、「4対6」になる。野田総理は「いずれ1人が1人を支える比率になる。もう"肩車"です。」と言っている。

 朝のテレビの討論番組に出演していた長妻元厚生労働大臣も、まったくおなじように「今は騎馬戦だけど将来は肩車になる」と、年金引下げを主張していた。

 この小学生に諭すような単純な未来図 で「消費税増税やむなし」と堂々と述べている。

 野田総理いわく

増税を《したくてする》のではなくて、これはどなたが政権を担当しても、政治家として覚悟を決めて《せざるを得ない》決断だと思います。

 まさに、消費税増税不可避論である。

 そして、さらに野田総理は、
どなたにも、社会保障は必要になります。だから、特定の誰かではなく世代を越えてオール・ジャパンで、公平感がある税金で《お互いに支え合う》んです。今回の震災では、支え合う強い絆が生まれましたが、社会保障も正にそうで、保険料と税金等で、世代を越えた支え合い制度を構築するんです。

 東日本大震災での「支え合い」を引き合いに出し、「オールジャパンの支え合い」を言い出す。

そして、なぜ消費税か については
日本の基幹税3つ(法人税、所得税、消費税)の中で、一番景気の動向に左右されないのが、消費税だと思います。社会保障が、景気に左右されて支えられないという状況になってはいけませんから。

 と、「安定性」を持ち出して、これしかない と強弁する。

 しかし、低所得者層も含めて全国民の衣食住の生活資材すべてに10パーセントもの消費税負担を強制することによる生活苦については、一切の説明も釈明もない」。

 あるのは、
《肩車と胴上げでは、支え方は違う》でしょう。
 の理屈である。

 少子高齢化で、重い重い高齢者を支える社会になるのだから、その重さと負担に全国民は耐えるしかない、というのである。

 この「肩車型」は、小学生レベルの理屈なだけにたちが悪い。

 現役世代=労働力世代
 高齢者 =お荷物世代

 この理屈である。

 この理屈で行けば、お荷物を肩車で支え切れなくなったら、姥捨て山に捨てることが 一番の解決法になってしまう。

 とんでもない 高齢者蔑視の差別思想である。


 寿命の伸長=長寿化 は、人類のもつ生産力と科学技術、医学の発展が生み出した偉大な進歩の結果である。

 言いかえれば、現役で働くことができる世代を中心とした社会(人間50年)から、現役を引いても生き、さらに人生を謳歌できる社会(人生90歳)へと人類そのものが発展してきたのである。

 
 高齢化問題についての世界的な到達点は、野田総理ら、日本政府の時代遅れの「高齢者お荷物論」とはまったくちがう。

 第2回高齢化に関する世界会議(2002年)政治宣言では、

 我々は、人類の大きな成果の1つとして、世界の多くの地域で平均余命が伸びたことを祝福する。 
 
 と高々と長寿化を祝福するところから出発している。

 そして、その高齢社会を支える取り組みについては、
 現代の世界は、かつてないほどの富と技術力を有している。したがって、男性も女性も高齢になっても健康を維持し幸福を十分に実感することを可能にさせる、高齢者が社会に完全に統合し参加させる、高齢者が地域社会及び社会発展にさらに効果的に貢献することを可能にする。かつ、高齢者が必要とする介護や支援を着実に改善することを可能にするための非常に大きな機会に恵まれている 

 高齢者についての見方は
 高齢者の潜在能力は、将来の発展の強力な源泉である。社会は、進んで自らの向上を図るだけでなく、社会全体に積極的に参加する高齢者の技能、経験及び知恵をますます活用することが可能になる。

 高齢者がそれぞれの社会において経済、政治、社会及び文化活動に参加できるということは、高齢者が期待することであると同時に、社会の経済的ニーズを充足することにもつながるものである。
 である。

 子どもだましの「肩車」=「高齢者お荷物」論から 脱却することが 日本政府の課題である。

 膨大な新聞広告費を使って高齢者を差別するような首相も政権こそ、国民の「お荷物」である。


 
 
Category: 時局争論
2011/12/03 Sat
 浦和市で開かれた「『第11回地方自治研究集会』の成功をめざす合同会議」。
 
 記念講演された 永山利和先生(元日本大学教授)が「大阪化現象」という表現を使われた。

 11月の大阪ダブル選挙での維新の会の「圧勝」に示される危険な傾向をさす言葉のようである。

 経済危機と構造改革による貧困化と恐怖が広がっており、これを「打開したい」という大衆の期待が「指導力の強さ」を求めて、橋下維新の会のような人物や勢力に投票する 

 こういう現象である。

 永山先生によれば、リーマン・ショックに続く欧州ソブリン危機のもとで、ヨーロッパでもナショナリストが大衆の支持を得ている 傾向があるそうである。

 経済危機と打開の見えない閉そく感の中で、人民大衆が、「強い指導力」に期待を寄せ、権力を得た新自由主義の「独裁者」が、民衆の「支持」を背景に、強権的な破壊をすすめ、行政を私物化する。
 ―こんな構図であろうか。
 

 大阪から参加したものとしてはこの「大阪化現象」という表現は、なんとも言えない 情けなさ をともなうことばである。

 しかし、見方を変えれば、日本の 政治状況の もっとも先鋭化した現象である。たいそうに言えば、新たなファシズム勢力台頭との たたかいの「最前線」が 大阪 である ともいえる。

 政治の「大阪化」は 大阪の人間の手で ストップをかけなければならない。

 とりあえず、松井・橋下 大阪府・市政に対する 府民の生活要求の組織化である。
Category: 時局争論
2011/12/02 Fri
シルバー新報が、「利用者実態調査」アンケートを緊急に取り組んでいる。

 今回のアンケートは、要支援1、2 と 要介護1、2の「軽度」の方で生活援助を利用している方の実態を明らかにするためのも緊急アンケートである。

 ホームヘルパーならだれでも回答できる簡単なアンケート。ケアマネジャーでも可能である。ぜひ、一人でも多くの利用者の実態を寄せて下さい!




緊急決定!生活援助アンケート「軽度者実態調査」にご協力を!!(12月15日まで)

本紙では現在、介護報酬改定案で生活援助サービスの時間短縮が打ち出されたことについてアンケートを実施しています。これと合わせ、軽度の生活援助利用者の状態像を把握するための調査も始めました。生活援助がないと生活できない理由など、要介護度では見えない軽度の人の実態を明らかにするのが目的です。ヘルパー、ケアマネジャーなど多くの現場の人にご協力をお願いします。短時間で記入できる調査シートです。ぜひ、ご協力ください。


・フォームから簡単にご回答いただけます。

PDF版はこちら



Category: 介護保険見直し
2011/12/01 Thu
ヘルパーさん、ケアマネさん、そして当事者、市民・高齢者のみなさん
ご案内です。

案内チラシ

冬の京都で介護を語りつながろう
ヘルパー・ケアマネ・市民運動全国活動交流集会



6月15日成立の「改正」介護保険法。

いつ上程され、いつ審議されたのかもよくわからないまま成立しました。

介護保険は12年目ですが、
介護保険がこのままでいいとだれもが思ってないのではないでしょうか。

全国のヘルパー、ケアマネ、そして介護保険を良くする市民運動に携わっているみなさん、

介護保険の12 年間を振り返り、
「改正」介護保険法を学び、運動を交流し合い、つながりましょう。

★日時 2011年12月10日(土)13時半~11日(日)正午

★会場 ラボール京都
〒604-8854京都市中京区壬生仙念町30-2 Tel 075-801-5311

★企画

12月10 日(土)

13 時30 分開会

13 時40 分-14 時30 分
基調報告「改正介護保険法で何が決まり、介護報酬改定はどうなる?」
日下部雅喜・大阪社保協介護保険対策委員

14 時40 分-16 時40 分

シンポジウム
「こんな介護保険でいいのか?~12 年間を総括し、わたしたちはこう提案する」

シンポジスト)
◇ 社会福祉法人七野会在宅ケアセンター新大宮ヘルパー・若林淳子さん
◇ 社会医療法人同仁会耳原ケアプランセンター大浜ケアマネジャー・内海聡子さん
◇ 認知症のひとと家族の会京都支部代表・荒牧敦子さん

12月11 日(日)9 時-12 時交流会

①定期巡回サービス・医療行為・在宅介護を考える分科会
②軽度者の介護保険外しを考える分科会
③介護改善・地域づくり市民運動分科会

★参加費 通し参加・一日参加とも1000 円(当日会場受付でお支払いください)

★主催 冬の京都で介護を語りつながろうヘルパー・ケアマネ・市民運動全国活動交流集会実行委員会

(京都ケアマネット・京都ヘルパー連絡会・奈良ヘルパー連絡会・大阪社保協よりよい介護をめざすケアマネ・ヘルパーの会)

事務局 大阪社会保障推進協議会

Tel06-6354-8662 fax06-6357-0846
メール osakasha@poppy.ocn.ne.jp


http://www.osaka-syahokyo.com/bira/2011.12.10.kaigo.pdf
Category: 介護保険見直し

プロフィール

福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)

Author:福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)
 福祉・介護オンブズネットおおさか事務局長
 介護保険料に怒る一揆の会事務局長
 大阪社会保障推進協議会介護保険対策委員
 
 

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