2012/06/30 Sat
 今週は月曜日を除き、夜も全ての活動停止。26日の「『大阪都』構想から堺市を守る自由と自治の会」の事務局会議も会議資料を作ってメールで送っただけで欠席させていただいた。

 活動停止の理由は 「本業」である。

 木っ端役人にすぎない私であるが、3万9000人の高齢者の介護保険料を担当させていただいている。3年に1度の介護保険料改定。わが市は10.59%の大幅引き上げである。大阪府内5番目に高い。

 この保険料の「決定通知書」を7月当初に一斉に送付する。6月末は、その準備及び保険料減免申請者の処理のために残業続きである。

 年金が下がっているうえに、大幅引き上げの介護保険料の通知を送れば、高齢者の皆さんは怒るにきまっている。私たちは、その抗議・苦情・問い合わせに7月初旬は忙殺される。電話対応の派遣社員まで配置し、特設電話も設置する。

 先日、担当係の会議で「介護保険料問い合わせ対応」について研修を行った。

 そこで、私が、報告した内容。

平成24年度介護保険料説明にあたって
 南区 39,049人の高齢者に7月2日いっせいに平成24年度介護保険料決定通知を送ります。今回は、第5期(平成24年度~26年度)の介護保険料改定で基準額が58,040円⇒64,190円へと10.5%の引上げがあり、被保険者からは、問い合わせや苦情などが寄せられることが予想されます。しっかりと説明・対応しましょう。
1 説明の基本姿勢
①制度を支えていただいている 感謝の気持ち
 大切な年金から介護保険料を納めていただいている「お客様」。しかもその8割は全く介護サービスを利用せず、介護保険制度の「支え手」であることを念頭において、感謝の気持ちを込めて応対しましょう。
②高齢者の負担は介護保険料以外にも 思いやりの気持ち
 本年4月から年金額が0.3%減額されており、今後、「特例措置解消」(2.5%減額)により、さらに3年間連続年金減額の可能性もあり、高齢者の生活不安と負担感は増しています。国民健康保険料や後期高齢者医療保険料など、高齢者の負担は介護保険料以外にもあります。相手の暮らしを思いやる気持ちで説明しましょう。
③介護保険料の趣旨や納入義務は明確に 分かりやすく
 高齢者にとって不満の多い介護保険料ですが、納入義務は消えることはありません。また、「老後の安心」を皆でささえるという介護保険制度の趣旨については分かりやすくはっきり説明しましょう。 
④「怒り」は真摯に受け止めましょう
 「年金は下がっているのに、介護保険料が上がるのは納得できない」の声に示されるように、制度の仕組みをどんなに合理的に説明しても、高齢者の負担感や生活不安からくる怒りは容易に収まらない場合があります。
 「怒られる」ことを恐れず、「市民の声」として誠実かつ率直に受け止める姿勢で対応しましょう。

 
 木っ端役人の苦し紛れにすぎないが、現場職員の努力で少しでも「誠実」な対応をさせていただくことが大切であろう。改善された保険料独自減免についても、対象になる方にはどんどん案内していこうと思っている。
 木っ端役人のせめてもの努力である。



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Category: 介護保険料
2012/06/29 Fri
 お笑い芸人の母親の生活保護受給問題での異常報道が一区切りついたと思いきや、今度は、「公務員の親族が生活保護受給」の異常報道が巻き起こっている。

産経新聞
市職員の親族が生活保護受給「日本人の美徳、希薄に」
2012/06/25
 ■一定収入ある公務員なのに 自治体、襟正していく姿勢を
 大阪府東大阪市の職員約30人の親族が生活保護を受給していたことが発覚し、問題は全国の他の自治体にも波及する恐れが出てきた。扶養に関しては、それぞれの事情もあり、一概には言えないが、生きていけないという家族を誰が助けるべきなのか。お笑い芸人や公務員にとどまらず、受給者の親族に根本的な問いが突きつけられている。
 東大阪市によると、昨年4月現在、一般行政職員(平均42・8歳)の手当を除いた平均給料は約33万円。大卒の採用10年では約27万円、同20年で約34万円。これに時間外などの手当を含めると、10万円前後増えるという。
 この収入で困窮する親族を扶養することは難しいのか。市の関係者は一般論としたうえで、「住宅ローンを抱え、子供が高校や大学に進学する時期だと生活は楽ではない」と指摘。実際、市の生活保護担当者は「改めて個々の事情を調査しなければ、必ず扶養できるとは言い難い」と話す。
 お笑い芸人の母親による受給問題が浮上した後、小宮山洋子厚生労働相は、受給者の親族側に扶養が困難な理由を証明する義務を課すよう、生活保護法の改正を検討する考えを示した。


 まさに、生活保護受給者バッシングと公務員バッシングをミックスさせた新手のキャンペーンである。

 東大阪市にとどまらず、高石市や堺市など 大阪府内各自治体にその「調査」「公表」が行われ、和歌山市も調査を表明し、その動きは全国化する可能性がある。

 高額所得者ならいざしらず、500万円~700万円程度の自治体職員を親兄弟などの「扶養義務」をことさらに問題にする。
 世間一般にある「反公務員感情」を巧みに利用しつつ、生活保護の「扶養」要件をことさら、強調し、感情的な世論の扇動を狙う報道である。
 
 消費税法案と一緒にどさくさで、民主・自民・公明の3党談合で衆議院を通過した「社会保障制度改革推進法案が」が、社会保障の「基本的考え方」を

 自助、共助、公助の最適バランスに留意し、自立を家族、国民相互の助け合いの仕組みを通じて支援する
 という、自己責任と相互扶助を 支援し、国民を「自立」させる という 究極の「自己責任」論と 自民党流の「自立・自助論」を基調としていることと、この公務員バッシング+生保バッシングのミックス報道は無関係ではない。

 売れっ子お笑い芸人の母の生保受給という、「特殊」なケースから、自治体職員の親族という、広範にかつどこでも存在する事例を大々的に報道し、さらに 非正規・リストラにあえぐ 国民からすれば「安定した一定収入」にある 自治体職員が「なぜ 親族を扶養できないのか」と 世論誘導することによって、生活保護の「扶養義務」のハードルを限りなく高くしていく という流れである。

 この公務員+生活保護バッシングの異常報道は、やがては全国民の社会保障の大改悪へと結びついていくことになる。

 この異常報道と、各自治体の「調査・公表」、そして政府厚生労働省の、生活保護制度改悪の連動を断ち切ることが求められている。
Category: 社会保障問題
2012/06/24 Sun
 雑誌「議会と自治体」7月号に私の論文「『改正』介護保険  負担増、サービス切り捨てに共同で立ち向かおう」が掲載された。
 議会と自治体12年7月号

 一部の労組幹部の方々から「賛成できない」という意見があり、5月の全国集会では 取り下げた 以下の一文も この論文では 少し手を加えて堂々と掲載させていただいた。

 公的介護保障実現めざす新たな運動を 
 すでにのべたように、開始から12年を経た介護保険は、制度的にも財源的にも「限界」となっています。社会保障削減のための給付抑制システムとしては機能しても、国民の老後の不安である介護保障の役には立たず、高齢者の年金から介護費用を収奪する仕組みが介護保険制度です。
 今後、行き場のない「介護難民」はますます増加し、毎年10数万人の「介護退職」が発生し続け、家族の経済的・肉体的負担・精神的負担の増加は「介護地獄」を蔓延させ、悲惨な「介護殺人」「介護心中」をも生み出す結果になります。介護現場では人材確保困難を中心に「介護崩壊」の危機が続いています。
 こうした「介護の危機」を打開するために、介護保険制度の矛盾を具体的に明らかにしながら、それを突破する具体的な政策的・制度的要求をかかげ、その社会的支持を広げながら、現行の介護保険制度の枠組みを変える新しい「公的介護保障」の仕組みを作り出す国民的な運動の構築が求められています。


 現行の介護保険制度の枠内にとらわれず、その枠組みを打ち破っていくための運動が求められていると思う。

 介護保険制度枠内の改良主義的な発想では限界がある。社会保障・税一体改革とのたたかいではとくにこの点が重要であろう。
Category: 介護保険見直し
2012/06/23 Sat
 私や大阪社保協 福祉介護オンブズネットおおさかに 内部告発を寄せられる方が おられる。

 私のツイッターのプロフィールに
 「現役公務員ですが、行政の不正・怠慢とは断固闘います。介護保険料に怒る一揆の会事務局長、福祉・介護オンブズネットおおさか事務局長、介護報酬の不正を許さない会代表などをつとめています。内部告発大歓迎です。」

 と書いてあることあり、いろいろな内部告発をいただく。

 しかし、失礼ながら、どこからどうみても 個人的怨恨と個人攻撃のような 告発に値しないようなものもたまにある。

 そこで、内部告発をされるかたに望むことを 書くので ご一読をおねがいしたい。


 内部告発の心構え
①まず「告発に値する内容か」問い直す
 リスクを伴う内部告発を「気軽に」する人はいませんが、一番大切なことは告発したい事実は、内部告発に値する内容なのかどうかを問い直すことです。
 とくに、個人的怨恨が動機となるようなものは告発に値しないものが多いです。内部告発は「事実」の力、とくに「虐待」「不正」など内部の者しか知らない事実を告発することにより、社会の判断を問うものです。誰が被害をこうむっているのか、法令のどこに照らして不正・違反と言えるのか、告発して何をどのように是正させたいのか、このくらいは最低整理するべきです。
 公益と社会正義が内部告発の命です。私心なき、場合によっては自己犠牲をいとわぬ内部告発は必ず人々の共感を呼びます。
②あなた自身は今までどうしてきたのか 
 たとえば不正請求の場合では、内部告発者自身が不正行為をしていた(たとえば書類の偽造、請求事務をやらされていた)としたらどうなるでしょうか?
詐欺幇助に当たる可能性だってあります。それどころか事業者側は「わしは知らなかった。あいつが勝手にやっていたこと」と単独犯の濡れ衣を着せられることだってあります。虐待でも同じことで、「一緒にやっていた」「目の前でされているのにまったく制止もせず、同調していた」のでは、内部告発以前の問題です。まず、不正や不法は自身がやめること、現場でやめさせる努力を可能な範囲でまず行うことです。そうした行動をまったくなしで、退職後に内部告発というのはいかがなものでしょうか。(それでも沈黙を守り通すよりはましですが)
③決心したら最後まで責任をもつ 
 残念ながら、今の日本にはさっと現れて弱きを助け強きをくじく、水戸黄門や遠山の金さんのような存在はありません。「内部告発しよう!」と決心したら結果が出るまでがんばりぬくことです。正しいことであれば時間がかかっても必ず、前進します。「告発しました。あとはお願い」では行政は動きません。また、民間団体も支援のしようがありません。

内部告発にあたって注意すべきこと
① 事実と問題点をわかりやすく整理する

 まず、告発したい事実と問題点をわかりやすく文章化することです。これによって事実経過や問題点が整理できます。さらにこれは部外者、専門外の人が見てもよくわかるようにすればそのまま「告発状」にも活用できます。
② 証拠を記録・保存しよう
 内部告発の命は「事実」です。その証拠になるものは丁寧に記録し、保存するようにします。
③ 法律違反やパソコン無断使用はしない
 内部告発に対して事業者側が報復しようとする場合「名誉毀損」「営業妨害」で逆に告発者を訴えることが多いです。誹謗中傷は禁物です。また、内部告発の準備段階での法律違反に気をつけることです。証拠写真を撮影するカメラは事業所のものを勝手に使わず自ら用意する。パソコンの無断使用は証拠も残り極めて危険です。証拠集めに熱心なあまり、不法侵入・窃盗と言われないよう注意をする必要があります。
④ 行政は動かすもの
 行政に告発する場合は、はじめから信用して氏名も全部しゃべってしまい、資料も全て渡して「あとはお願い」というのも危険です。事業者と行政職員というのは案外距離が近いものです。また、上層部はどこでつながっているかわかりません。反応を見て、本当に調査・善処してくれる約束ができた段階ですべてを提供すべきです。そして、提供したならば、行政が責任持って、速やかに調査・処分するよう粘り強く働きかけるべきです。行政は動かすものです。
⑤ その職場でがんばるのかの決断
 内部告発をすればある程度は関係者は処分を受けたり、改善されたりはします。しかし、事業者が完全に影響力を失うとは考えない方がよいでしょう。内部告発をした人間が同じ職場でがんばり続けるのはかなりの努力が必要です。場合によっては告発する前よりも苦しい立場に追い込まれる場合もあります。正しいことを勇気を持って行った内部告発者が堂々と働き続ける-当たり前のことです。引き続きその職場でがんばって告発の成果を土台に改善へ努力すべきでしょう。しかし、その決断をしても一人では困難です。その場合はぜひ労働組合に加入してその力を背景に事業者側と交渉すること、職場の多数派となることをめざしてはいかがでしょうか。
 第2の判断として、退職して出発という場合もあります。告発の結果、「指定取り消し」となれば、事業所はなくなります。
 いずれにしても職場をどうするかの判断は早めにすべきです。



 内部告発問題について、7年ほど前に お話した時のレジメです。

 2005年9月25日 福祉・介護従事者の内部告発を考える
2012/06/22 Fri
 22日午後から、「これでは老後は真っ暗! 介護保険料大幅アップ 年金連続ダウン ~怒りを結集する学習決起集会」

Image902介護保険学習会参加者

 介護保険改悪は、介護サービス利用者や介護従事者だけの問題ではない。むしろ 介護保険料だけ取られてまったく介護サービスと縁がない8割以上の圧倒的多数の一般高齢者の方が怒りが大きい。

 第5期介護保険料は、全国平均で 基準月額4972円、第4期と比べると19.5%の大幅な引き上げである。

 これが、6月から7月にかけて「平成24年度介護保険料決定通知書」として、全高齢者に各市町村から通知される。

 高齢者は、6月支給の年金を0.3%下げられたばかりである。さらに引き上げは介護保険料だけでなく、後期高齢者医療保険料や自治体によっては国民健康保険料も同時に上がる。一方年金は、さらに10月から0.9%引き下げ、この引き下げはさらに2年間続く。

 まさに 年金連続ダウン、保険料大幅アップの上に 介護保険改悪である。

 集会では、介護保険料決定通知に対する不服審査請求をはじめ、各自治体議会に対し「介護保険料下げろ!」の運動を各地で作っていこう と呼び掛けた。

 大阪の高齢者の怒りの運動は この集会が新たなスタートである。

 
Category: 介護保険料
2012/06/20 Wed
 6月15日 都内高級ホテル内で 「密室談合」した 民主・自民・公明3党の「社会保障・税一体改革関連法案に関する「合意」。

 社会保障・税一体改革に関する確認書
 
 税関係協議結果
 
 少し読んだだけで とんでもない 代物である。

 消費税アップだけでなく、社会保障の大改悪である。

 とくに、自民党の対案をベースにした「社会保障制度改革推進法案」は、ひどい内容である。

 目的  受益と負担の均衡のとれた社会保障改革の基本的考え方を定め、社会保障制度改革国民会議の設置によりこれを推進する

 とし、基本的考え方は

 自助、共助、公助の最適バランスに留意し、自立を家族、国民相互の助け合いの仕組みを通じて支援する

 自己責任と相互扶助を 支援し、国民を「自立」させる という 究極の「自己責任」論と 自民党流の「自立・自助論」である

 年金、医療、介護では、社会保険制度を基本とし、国と地方公共団体の負担は社会保険料に関する国民負担の適正化に充てることを基本とする

 完全な「保険主義」。しかも、公費負担は、保険料負担の適正かに限定するというものである

 公費負担の費用は、消費税収(国・地方)を主要な財源とする その公費負担の財源は 消費税収入の範囲内 とし、「社会保障充実か 消費税増税か」の選択を国民に迫るものである。

 後期高齢者医療制度廃止や、最低保障年金といった 民主党の公約は ことごとく 投げ捨てられ、「社会保障国民会議での議論」にゆだねられた。

 この国民会議(首相の任命する委員20人)が曲者で、かつての小泉構造改革の 各種会議の再来で 財界代表とブレーンで好き勝手に社会保障改悪をすすめる場となるであろう。

 低所得高齢者に対し、消費税10%実施の2015年10月に、「福祉的給付措置」として、たったの「月5000円」の給付を制度化。対象は、「介護保険制度の保険料軽減の低所得者区分2の範囲等を参考に」とし、すなわち 非課税世帯の年金80万円以下の高齢者に限定し、さらに基準額月額5000円を年金保険料納付済み期間に応じて減額するという 超みみっちい 福祉的給付である。


 問題の介護保険制度はこう書かれてある。

 介護保険の保険給付の対象となる介護サービスの範囲の適正化等による介護サービスの効率化及び重点化を図るとともに、低所得者をはじめとして保険料に係る国民の負担の増大を抑制しつつ必要な介護サービスを確保する 

 「保険給付の対象となる介護サービスの範囲の適正化」という表現。軽度者や生活援助などの保険給付外しによる給付削減・縮小を狙っていることは間違いない。

 こんな 社会保障改悪推進法案は 一般世間に全く知られていない。
 
 まさに 消費税増税の どさくさにまぎれて 悪法を通してしまおうとすすのが この3党談合である。

 断じて通してはならない。21日採決など論外である。
 

 
 

 
Category: 社会保障問題
2012/06/16 Sat

 介護保険料に怒る一揆の会は、年金者組合と大生連とともに6月22日、怒りを結集する学習決起集会を開催する。


「これでは老後は真っ暗! 介護保険料大幅アップ 年金連続ダウン ~怒りを結集する学習決起集会」のご案内
 2012年度~2014年度の第5期介護保険料が決まり、大阪府内では、平均11.5%の引き上げで5000円を超える高額保険料となりました。とくに、大阪市は5,897円(23.4%アップ)と高額になりました。一方、介護保険制度はヘルパーの生活援助時間の区分が1時間から45分に削られるなど改悪が行われています。
 さらに、高齢者が受け取る年金はこの6月の引下げにはじまり、連続して引下げが行われようとしています。
介護保険料は8月の年金天引き分から引上げが実施されることから、この夏、高齢者の怒りを結集し、大きく運動を広げることが求められています。
 そこで、介護保険料と介護保険改悪の内容、年金引下げの不当性を学ぶとともに今後の御運動の課題を明らかにするため標記の学習決起集会を企画いたしました。つきましては、各団体・地域から参加いただきますようご案内申し上げます。


「これでは老後は真っ暗!介護保険料大幅アップ・年金連続ダウン 怒りを結集する 学習決起集会」
日時 6月22日(金) 午後1時30分~4時
場所 大阪グリーン会館2階ホール(地下鉄谷町線・堺筋線「南森町」駅下車徒歩約5分)
報告①「介護保険料引上げ・介護保険改悪 これからどうたたかうか」(一揆の会 日下部事務局長)
報告②「年金連続引き下げ その仕組みと不当性」(年金者組合大阪府本部 加納書記次長)
 地域からの報告では、介護保険料引き下げの運動を取り組んでいる寝屋川市、3月議会で介護保険料据え置きを否決し引き上げながら、5月議会でその引き上げ幅を下げた 泉佐野市からも報告があります。

Category: 介護保険料
2012/06/15 Fri
 6月15日夕方、堺市情報公開審査会で口頭意見陳述を行った。

 堺市の情報公開行政のデタラメさには、あきれ果てている

 2011年9月、堺市長は、堺市情報公開条例に基づき公開請求されていた「介護給付適正化・事業者指導関係」及び「ケアプラン点検関係」の公文書について、「調査内容に係る部分」を非公開としたのである。

 公開された文書は、調査内容すべてが真っ黒に塗られ、まったく意味のないものとなった。
 こんな文書を1枚10円のコピー代をとって公開請求者に渡したのである。
黒塗り2
 事業所名が残っているだけで、調査内容に関する部分は塗りつぶされ、全く分からない「改善報告書」。

 ケアプラン点検についても、個人名を消すのは当然としても、指導した内容は真っ黒にベタ塗りされて、どんな点検をしたのかは全く分からない。
 黒塗り1

 一昔前ならいざ知らず、いまや、大阪府内どこの自治体でも、この種の情報公開では「調査内容」の公開は当たり前である。
 大阪府、大阪市では、事業所名、調査内容 とも全面公開である。つまり、上記の文書を大阪府・大阪市はまったく黒塗りせずに公開請求した市民に提供しているのである。
 また、他の自治体でも、事業所名が非公開にされることはあっても、「調査内容」を非公開にするところは、大阪府内にはない。
 これで、堺市は、少なくとも介護分野では、大阪府内ワースト1の「情報非公開自治体」「暗黒自治体」となり下がった。

 以前は公開していた

 実は、堺市も以前は、「調査内容」は公開していた。平成17年度、18年度調査にかかるものは、事業所名は非公開としつつも、調査内容は公開していたのである。

 ところが、「当該指摘の過去の公開の仕方は、本市における現在の公文書公開事務において採用し得ない」(堺市弁明書)などと言い出し、突然、取り扱いを変えて、事業所名は「公開」、調査内容は「非公開」としてきたのである。この間、堺市の情報公開条例の公開基準に関する部分は変更されておらず、同じ条例のもとでも、担当課の担当者や課長が変われば、180度方針変更 という 一貫性も継続性もない デタラメ 行政ぶりである。
 

 開きなおり。「堺市の勝手でしょ」?

 堺市の今回の非公開の理由は、「当該法人等の権利、競争上の地位その他正当な利益を害する」、「正確な事実の把握を困難にし、又は違法若しくは不当な行為を容易にし、若しくはその発見を困難にする」というものである。
 ところが、事業者名、調査内容を全面公開している 大阪府でも大阪市でもそのような支障は一切発生していない。
 さらに、大阪府、大阪市、堺市の 情報公開条例のこの部分の条文はほとんど同一なのである。国の介護保険法令に基づき、同じ調査を行い、情報公開条例の規定もほとんど同一でありながら、なぜ、まったく逆の結論になるのか。この指摘に対し、堺市は「自治体ごとに差異があってもしかるべき」「例え、まったく同様の規定であったとしても、その権者によって解釈が異なることはあり得る」などと、強弁する始末である。まるで、どんな解釈をしようが「堺市の勝手でしょ」と言わんばかりの態度、もう無茶苦茶である。

 異議申立人(大阪社保協事務局長)は、意見陳述で、「堺市のこの態度は、驚きとともに失笑」と述べた。まさに、恥さらし、笑いもの になり下がっている。

 竹山修身堺市長は2009年の10月8日初登庁訓示で、「情報公開と説明責任による行政の透明化、見える化が強く求められます」と述べた。
 このご立派な訓示を担当課の職員たちは、どう受け止めているのであろうか。 
 
 堺市の名誉回復は、この非常識かつ時代錯誤の「部分公開決定」を取り消すこと以外にない。情報公開審査会の7人の学識経験者の先生方の良識に期待するしかない。
Category: 堺市政問題
2012/06/14 Thu
 仙台で 午前中 時間が空いたので、仙台市内観光。

 めざすは青葉城(仙台城址)である。青葉城址の伊達政宗公像。
Image895伊達、政宗像


 400年以上前の築城のおり、泉州・堺からの石工が積んだという石垣。(じっさいはその後何度も積み直されているというが)
 Image894青葉城石垣

 
 昨年の東日本大震災では、石垣の一部が崩落し、途中から歩行者も含め全面通行止めに。
 Image897通行止め

櫓も復旧工事中。
Image898櫓工事







 
  
 
 
Category: 雑感・雑記
2012/06/13 Wed
 仙台に来た。

 14日に「特定非営利活動法人 介護サービス非営利団体ネットワークみやぎ」の総会があり、記念講演のご依頼をいただいた。
 前日に新旧役員の懇親会の席にお招きいただいた。

 昨年の東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県。介護関係者・利用者も大きな犠牲を被った。

 沿岸の15市町の高齢者入所施設176か所のうちのおよそ2割にあたる35ヶ所が全滅したり水没。宮城県内の高齢者施設入所者の死亡・行方不明者は312人にのぼり、施設職員も87人が死亡・行方不明という。在宅サービス利用者の被害状況は集計しきれないという。

 仙台空港はきれいに復旧し、仙台駅周辺は一見普通のまちと変わらないように見える。しかし、沿岸部を中心に震災・津波被害はまだまだ癒えていないという。

 しかし、介護ネットみやぎの みなさんは 元気で素晴らしい事業と活動をされている。

 介護保険施行後、いつでも、どこでも、 誰でもよりよい暮らしを享受し、よりよい介護が受けられるよう、 制度充実の社会的活動と質の高い介護サービス提供を支援する事業に取り組み、2005年には特定非営利活動法人となった。06年度からの「介護サービス情報の公表」の指定調査機関となり、「介護サービス情報の公表」をよりよくする提言、 介護サービスの第三者評価に関する社会的システムの実現をめざしてこられた。
 また、今回の介護保険改正に対しても、ケアマネジャーアンケートをもとに、2010年12月に「介護保険制度改正に向けた提言」を行っている。

 宮城県議会にも要望を行い、今年1月、宮城県議会は「介護保険報酬改定に向け国への意見書」を全会一致で可決している。

 本当に対したものである。事業と運動とをみごとに両輪として取り組んでおられる。また、「サービス情報公表」もこうした団体が指定調査機関に全国的になっておればもっと違った展開になったと思う。

 宮城県の運動に介護の希望を見出す思いである。 
Category: 介護保険見直し
2012/06/13 Wed
「ケアマネジメントの実践について~ケアマネジャーの立場から適正なケアプランの実践を目指す~」

 こんなテーマの研修レジメを拝見した。しかし、内容を読み進むうちに ?? の連続である。


 「国においては、少子高齢化社会進捗の中、税収等が見込まれない現状において、介護保険利用の拡大により給付等の増大が確実と見込まれる将来、その適正な介護保険の運用が益々重要となっております。その中におけるケアプラン点検については、必然とその強化がされていくものであると同時に『本来の自立支援へ向かうケアマネジメント』が非常に大切となっております。」
 とあからさまに ケアプラン点検の目的は給付抑制であることを強調している。

さらに

「介護保険は地域住民がサービスを利用した分だけ、保険料が増大する仕組みです。すなわち、住民の社会連帯を前提として給付と負担が地域レベルで対応する仕組みです。したがって、今後は住民の意識改革における健康づくり等による、未然の行いによる介護予防の視点が重要となります。また、必要でないサービス継続は重点的に排除する視点が重要です。本来のサービスとは、必要な人に、必要なものを、必要なだけ供給することが当然です。(保険者機能の強化による、立ち入り調査等の常設化)…」
「介護サービスを使わないのであれば、その分だけ介護保険財政の増大は抑制できます。この当初からの仕組みは、発達途上である介護保険制度に対する意識転換のひとつの大きな要素です。」


 と給付適正化の必要性を延々のべる。

「ケアマネジメントの徹底が必要な理由」として

「介護サービスの給付量の多い者は要介護度が悪化する確率が高いとの検証もされています。ここにケアプランの適正化が重要であるとの根拠があります。」
「…限られた財源(身の丈にあった仕組み)を効率的かつ公平に使うために、利用者を含めた関係者がサービスを適正に使用するという自覚を持つ姿勢こそが、今後の持続可能な介護保険制度の重要な側面になるのではないかと思われます。」


 とまあ、まるで どこかの自治体の役人の文書と思いきや

 なんと 肩書きは「日本介護支援専門員協会 総務・倫理委員会 倫理委員長」とある。県の介護支援専門員協会顧問でもある。

 この地方では、ケアプラン点検を 介護支援専門員協会に委託して行っているとのことであるが、もし、このような観点で 点検が 本当に行われているとしたら、利用者とケアマネジャーはたまらないだろう。

 「利用者本位」も「尊厳の保持」もなく、ましてや「その人らしい暮らし」など そっちのけで、ひたすら「無駄なサービスはないか」といった点検になってはいないだろうか。

 これでは、厚労省の「ケアマネジャーの気づきを促す」というケアプラン点検支援マニュアルのほうがよほどましである。

 介護支援専門員の職能団体に このような 思想がはびこっているのが 介護保険の不幸の一つである。

 
Category: 介護保険見直し
2012/06/12 Tue
 介護報酬改定から2ヶ月以上が過ぎたが、依然として訪問介護、通所介護を中心に混乱が続いている。

 報酬改定そのものが現場と利用者の実態を無視したものであることが第一だが、時間区分問題などは行政にきちんとした説明が少ないのも混乱の原因の一つであろう。

 ささやかな解説資料のつもり。 何かの参考になれば

  平成24年度介護報酬改定後の訪問介護サービスの留意点(適切なサービス提供時間の設定)について


 せめて 「指導対象になります」と明確に書くくらいの通知を出すべきだが、なさけないことにわが市では及ばす。

 各政令指定都市の通知

 川崎市の通知

 広島市の通知

 大阪市通知

 名古屋市通知

 
Category: 介護保険見直し
2012/06/10 Sun
 岸和田社会保障推進協議会の「介護保険学習会」に招かれた。

 先のブログで書いたように 岸和田市は 第5期介護保険料が 大阪府内3位だったが、2位の泉佐野市が5月議会で引き上げ幅を圧縮し、6位になったので、岸和田市は 2位の介護保険料となった。

 学習会では最初に このことをパワーポイントでお話しした。

 会場からは えーっ 2位! と驚きの声。

 岸和田市は 長年 民主市政であったこともあり、そんなに悪い行政ではない。

 しかし、介護保険料に限ってみると 市民となめているとしか思えない。

 学習会では、2位の自治体の社保協には、それなりの闘いが 必要だと述べさせていただいた。

 ヘルパー、ケアマネジャー、そして利用者からも 発言のあったすばらしい学習会だったが、

 もっともっと 介護保険料に こだわって頑張ってほしい。

 学習会終了後 懐かしい方に再開した。

 元市立堺病院のMSWだったNさん。3年前になくなったご主人は私の大恩人である。

「やっぱりがんばらないとダメですね。岸和田はおとなしすぎて」と言われた。この女性も 今は、年金生活者である。

 岸和田の高齢者の怒りの行動に期待。

 
Category: 介護保険料
2012/06/10 Sun
 第5期介護保険料の大阪府内の上位3自治体。

 1位は 大阪市 5,897円 第4期の4,780円より 1,117円(23.40%)引き上げ。
 そして2位は 泉佐野市 5,578円で 第4期の4,812円より、766円(15.90%)引き上げであった。
 3位は 岸和田市 5,483円で あった。 

 これが、第5期がはじまったばかりのこの5月に順序が変わった。
 泉佐野市が5月に保険料を引き下げたのである。

 泉佐野市の2月~3月議会は異例の展開となった。泉佐野市は市財政が赤字、介護保険特別会計も赤字で、第四期に大阪府財政安定化基金から繰り入れをおこなうという悪条件のなかで、市長が「第五期保険料据え置き」条例を三月議会に提案。財源の裏付けのない提案であったこともあり、公明党などにより否決され、月766円(15.9%)の引き上げ条例が議員提案され可決されるという、前代未聞の事態となっていたのである。

 これを5月の議会で市長は、保険料引き上げ幅を圧縮する条例案を再提案してきた。府内平均に合わせたいという意図での減額提案であるが、766円引き上げを256円減額するというものであった。しかも、その根拠が不明確で65歳以上の人口推計が多めに修正され第1号被保険者数を増やして保険料納入人数を増やす、一方で給付の見込みの一部も減額するなど、はじめに「保険料先にありき」のような中身であったという。

 結局、市長と議会会派の「妥協・歩み寄り」のような形で、可決(賛成9、反対7、退席1)された。

 泉佐野市介護保険料
 これにより、泉佐野市の第5期の介護保険料は、第4期の4,812円から510円値上げの5,322円となり、大阪府内で6番目に高い金額となった。

 これまで3位であった岸和田市は 2位となった。

 こうした事態は、介護保険料をめぐる矛盾が限界まで激化していることを表しており、一般会計繰り入れなど、介護保険制度の枠組みを打ち破る運動が求められていることを示している。

 「保険料引き下げろ」の運動はいよいよこれからである。

 
Category: 介護保険料
2012/06/09 Sat
 6月9日午後は「旭堂南陵師匠と語る 堺の歴史・文化のつどい~『大阪都構想』から自由と自治を守るために」。

 郷土史家の 桧本多加三さんの 「堺に幕府があった」というユニークなお話。自治と自由の堺の源流に迫る 堺市民にとって「目からウロコ」のお話。
Image890桧本

 旭堂南陵師匠は、「維新の会は、堺の歴史を学ぼうとしない」と痛烈に批判、橋下・維新の「非文化的」で「幼児性」とも言える姿勢を、ビシビシと批判された。
 「堺市を人口規模だけで3つに分割するなどとんでもない。『堺はひとつ』で一致するべき」と訴えられ、拍手喝さい。
 Image891旭堂南陵

 南陵師匠は、後半はすずめ踊りにまつわる逸話を「伊達正宗とすずめ踊り」の講談で語られた。

 仙台の「すずめ踊り」のルーツは、405年前に仙台城築城に関わった堺・泉州の石工衆が、伊達正宗の前で築城を祝って即興で踊った“はねっこ踊り”である という伝承をもとに、堺出身の千利休や曽呂利新佐衛門まで登場させ、堺と 仙台の結びつきを 語った 講談 である。

 文化というのは本当に すごい。 私も「自由と自治・堺の会」の事務局として、準備に携わらさせていただいたが、歴史は好きだが「文化」は苦手であった。
 しかし、この「つどい」では、文化の大切さを 学ばせていただいた。

 実は私は、6月13日~14日と仙台市での講演に招かれているのだが、仙台 と 堺の 400年を超えた結びつきと 今は 堺まつりでも 踊られるようになった「すずめ踊り」のエピソードなどは まさに「市民文化」の力である。

 つどいで採択されたアピール


その話待った! 堺市を分割・解体する「大阪都構想」!
自治都市・堺の発展を願う「堺はひとつ・市民アピール」

 橋下大阪市長が率いる大阪維新の会は、大阪都構想の実現を争点のひとつとして、次期衆議院選挙に打って出ると、その準備を急いでいます。
 しかし、大阪都になれば、堺市はバッサリと三つの特別区に再編され、同時に市としての歴史は幕を閉じることになります。1889年(明治22年)に我が国で最も早く市制を施行した堺市は、以来123年に亘り、南大阪の中核都市として発展する一方、周辺町村との幾度もの合併を経て、2006年(平成18年)には、政令指定都市となり、今日に至っています。
 政令指定都市に移行して6年。その権限と財源を活用して、7つの区がそれぞれ特色のある町づくりをすすめ、市民の暮らしの隅々にまで行き届いた市政を展開することがいよいよ求められているまさにその時、こともあろうに堺市を分割・解体するというのです。そんなことをすれば、三つの特別区が競争的関係になり、利害が対立したり、あるいは利害を調整するために多大の労力を必要とされるようなことになりかねません。

 そもそも大阪府・市を大阪都に再編する最大の目的は、都に権限と財源を集中させることです。
 そのためには、堺市の税財源を一旦都に吸い上げ、その一部を特別区に再配分する仕組みに作り変えようとするのですから、地方分権の拡充とはまるであべこべです。基礎的自治体の財源を豊かにし、裁量権を拡げることが何よりも地方分権の真髄のはずなのに、大阪都構想は、これとは無縁の集権型行政の悪しき見本です。
 社会・経済情勢が厳しさを増す中、市民は様々な思いを抱いて生活しています。
 人・まちともに元気な堺。そのためには、あるいは環境共生社会にむけた産業の育成や振興を図る課題、更には雇用の場の確保をめぐる課題、また、豊かな歴史・文化を今に生かした都市空間創造の課題、そしてひとりひとりが大切にされる教育や福祉の充実をすすめる課題等、各々の立場からの願いは切実です・

しかし、税財源を召し上げる大阪都構想では市民が切望してやまない課題に応えることは出来ません。人々の暮し置き去りにして、堺のまちを猛スピードで駆け抜け、通り過ぎて行ってしまうリニアモーターカーに象徴される「改革」。
明治維新以来の社会システムの全てを「グレートリセット」する等という大言壮語やその思い上がりは決してゆるがせに出来ませんが、ましてや市民相互を利害の対立者に仕立て上げ、人々を不安や不信、敵意や憎悪の連鎖にくくりつけるような堺にだけは絶対にさせるわけにはいかないのです。
堺は古代から現代に至るまで、どんなに困難な時にもその時代とともに、そして更にその一歩先を歩み続けてきました。先人の営みに今こそ思いを馳せ、市民ひとりひとりが思い描く堺の未来への希望を持ちより、語り、結びつきを強め、その実現のためにも、大阪都で堺の町をずたずたに分割・解体させない、「堺はひとつ」この一点のみで市民協働の取り組みを始めることをここに宣言し、共感の輪をこの堺から府下へ大きく広げていきましょう。
 
Category: 堺市政問題
2012/06/08 Fri
 
 ある方のメールから転載

 WTC住 民訴訟の 原告ら が「橋下市政改革を批判」
「徹ちゃん 、オープニング 」で検索するとサザエ さんの替え歌で「維新徹ちゃん」(ハシズムの本質は分断統治)
一度覗いてみください。

 「維新の徹ちゃん」

 解説編 「分断統治」
Category: 時局争論
2012/06/03 Sun
 岡山駅 を 12時23分発の新幹線のぞみにのって

 新大阪からJR京都線 大阪駅からJR環状線 鶴橋駅から近鉄奈良線に乗り換え 14時14分に 瓢箪山駅着。

 車で迎えに来ていただき、ケアハウスかわち野里へ。

 社会福祉法人かわち野福祉会の全職員会議での学習会である。

 テーマは「介護保険改悪を許さない地域からの共同を」。

 ヘルパーステーション、デイサービス、ケアプランセンター、ケアハウス、配食サービス と多様な各セクションの職員が全員集合しての会議である。法人からは各部門の収支状況の資料も配られ事業の振り返りと目標も説明がある。
 
 私からは約1時間、介護報酬改定問題をお話させていただく。ヘルパーさんとデイサービスのスタッフからは「そうやそうや」と共感の声。

 現場と法人が一体となって事業と利用者を守っていこうという意気込みがひしひしと伝わる会議であった。

 まだまだ介護現場は元気である。この法人にとって今回の介護報酬改定は本当に厳しいものになるが、これに運動面でも事業面でも立ち向かっていく姿勢は素晴らしい。今後、特養建設も目指し、東大阪市の事業計画のワクにエントリーしていくことも検討しているという。

 岡山から新幹線とJR、近鉄を乗り継いで駆けつけて参加させていただいたが、こちらが励まされ、本当によかった。

 
 
Category: 介護保険見直し
2012/06/03 Sun
 全労連 第20回パート・派遣 非正規 全国交流集会の 2日目。③分科会「『改正・介護保険』のもとで何が起こっているか」に アドバイザーとして参加した。

 冒頭 30分ほど 私の方から「介護報酬改定で何が変わったのか」のテーマで報告させていただき、その後、各労働組合から報告。そして討論というスケジュールで 午前9時~11時50分までである。

 討論では、登録ヘルパーの組織化問題が 話題になった。

 北海道勤医協では、2年かかった運動で、理事者側から「登録ヘルパー全員をパート雇用にする」という回答を得、今、ヘルパーさんたちと「働き方」をめぐって対話を進めているとの報告。「請負型」の働き方方の脱却が課題という。

 各地からも登録ヘルパーの組織化、労組加入の困難さが報告される。

 私も 20年以上前の1990年に、堺市で当時160人いた登録ヘルパーを7年がかりで労組結成、そして全員を1991年4月に週3日勤務の固定制勤務のパート化にこぎつけたことがある。

 討論を聞いていて かつての「熱い血」がたぎってきた。

 アドバイスを求められたので

 ①登録ヘルパーの組織化は、だれか 幹部の一人が「オレが責任持つ」とハラをくくって全身全霊をかけて取り組むことなしには成功しない。中途半端はだめ。逆に まじめで熱心な中年女性の多い登録ヘルパーは熱意をこめて働きかければ必ず答えてくれる。うまく行かないのは組合側に熱意がたりないからである。
 ②事業所の外から働きかける場合、登録ヘルパーに直接、継続的に働きかけないと進まない。そのために何としても必要なのは「登録ヘルパーの名簿」。これ入手しないと組織化はすすまない
 ③厚生労働省労働基準局が2004年8月に出した「8・27通知」 登録ヘルパーの労働基準法の適用について具体的に明らかにしたこの通知は、組織化にあたるオルガナイザーは完全に理解し使いこなせるようになることが大切。「人たるに値する労働条件」を定めた労基法をヘルパーに活用するのは労組の初歩的役割だ。

 と いいたいことを 言ってしまったが、

 今日の介護保険を労働運動の力で変えようと思うと 登録ヘルパーの大規模な組合作りは欠かせない。生活援助45分問題も 未組織ヘルパーでは立ち向かえない。

 
 岡山のこの集会 12時終わり、新幹線に飛び乗り、東大阪へ向かう 2時半から 学習会である。


 
Category: 介護保険見直し
2012/06/03 Sun
岡山の ホテルにて

 実は 5月31日締め切りの 雑誌「議会と自治体」の原稿があって、期限まで書き上げることができず編集者にはメールで 「6月2日に送ります」と連絡。
 そして 書き上げたものの 1万字 の字数を 倍以上にオーバーしてしまった。

 そこで 昨日 削って書き直したものの まだ 大幅オーバー 結局 夕方 岡山のホテルから 持ってきたミニノートパソコンから 送信。

 一方、先に書いていた 中央社保協「社会保障」の校正用ゲラがPDFで 送られてきて おり これの締め切りは、6月2日。岡山のへの新幹線の車内で 校正作業。そして、これも ホテルから FAXで 送信した。

 さらに、全国保険医団体連合会の月刊「保団連」の 校正ゲラも 届く。

 どれも、介護保険「改正」や報酬改定に関するものだが、読み手や趣旨が違うので、それぞれ書き直す。

 私は、学生時代から 新聞編集やら アジビラを 書きまくってきたことから 文章を書くことそのものは嫌いでない。
 しかし、まともに論文や文章作成について 指導を受けたことがなく、完全な 自己流 なので、後で読んでみて いかにも 拙い と 恥ずかしくなるものも多い。

 とくに ゲラ校正作業 というのは 大嫌いである。

 自分が 一度書き上げたものは しばらく 見たくもない。

 私の場合、本業が別にあり、平日の日中は完全に拘束され、時間外も会議やら活動があるので、原稿書きや資料作成作業は 自分の寝る時間を削るしかない。

 まあ、誰から強制されてわけでなく、自分で選んだ活動スタイルなので ぐちは言えないが、疲れる・眠いはどうしようもない。   
 
Category: 雑感・雑記
2012/06/02 Sat
 全労連の「パート、派遣など非正規ではたらくなかまの全国交流集会in 岡山」に参加している。一日目の全体集会が終わり、今は岡山市内のホテルである。
 私の出番は明日の分科会(「改正・介護保険」のもとで何がおこっているか)のアドバイザーである。

 はじめて参加する非正規交流集会であるが、なんと首切り・派遣斬り、パワハラなど、労働者使い捨ての多いことか。

 集会最後には、労働争議をたたかっている方たちが壇上に上がって闘争支援を訴えた。
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 マツダの派遣切り裁判、中野区打越保育園ビジョンハーツの不当解雇・パワハラ、日東電工の日系ブラジル人労働者差別反対闘争、女性労働者解雇とたたかう資生堂・アンフィニ争議、いすゞ自動車の非正規切り裁判、ローカルユニオン熊本のNEC重層偽装請負裁判、テレビ西日本の派遣労働者正社員雇用を求める裁判、日本トムソン派遣切り裁判、パナソニック若狭工場偽装請負・違法派遣裁判、日産自動車非正規切り裁判、ダイキン工業偽装請負解雇裁判などなど、ありとあらゆるところで非正規切りのオンパレードである。介護関係でも岡山県の特別養護老人ホームで労組結成に対し、組合役員に「虐待でっち上げ」解雇など、悪質な攻撃が報告された。これは昨日仮処分で解雇取りやめの仮処分を勝ち取ったとのこと。

 格差拡大と労働者使い捨て、非正規切り。日本の労働事情のすさまじい現実を見せつけられるとともに、あきらめずたたかい続けるたくましい仲間たちに感動の一日である。
Category: 雑感・雑記

プロフィール

福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)

Author:福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)
 福祉・介護オンブズネットおおさか事務局長
 介護保険料に怒る一揆の会事務局長
 大阪社会保障推進協議会介護保険対策委員
 
 

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