2011/03/29 Tue
 「議会と自治体」誌 4月号に 介護保険見直しと「地域包括ケア」 ●「介護の危機」は解決できるか のテーマで書かせていただいた。
 
 2月に編集部の方から、メールで依頼を受けてバタバタと書いた拙論。字数を大幅に超過したため、後半の大部分をカット、図表のすべて削ったため、いまいちわかりにくいものになったが、私なりに 介護保険見直しと地域包括ケア問題について現時点での見方をまとめたもの。

 拙論の「おわりに」の部分である。

 ドイツ、オランダに続き日本で介護保険制度がスタートして11年。現在にいたるも高齢者介護を保険方式で行っている国は韓国などが増えただけで、世界では圧倒的少数派のままです。
 「介護の社会化」への大きな期待とともに、ケアマネジャーやヘルパー、そして多くの介護労働者や介護関係者の使命感によってここまで来た介護保険制度です。しかし、介護保険制度が持つ構造的な欠陥に加え、度重なる報酬切り下げ、制度改悪と給付抑制によって介護保険制度は「介護の危機」と言われるほどの無残な現実となりました。
現行の介護保険制度は、この介護ニーズの爆発的増加と介護問題の社会化に対応できる仕組みではなくなっています。「介護の危機」を解決できず、「負担と給付の均衡」をとるためと給付減と負担増に走り、「介護の破滅」へと進もうとする介護保険制度はもう限界ではないでしょうか。
憲法第25条を踏まえた「権利としての介護保障」の実現をめざし、「高齢者の尊厳」「介護の社会化」「自立支援」といった、現行介護保険制度では 果たし得なかった理念を実現するために、国民的なたたかいをはじめるときです。介護保険制度の下での経験と蓄積を生かし「利用者本位」の実現する公的介護保障の新たな制度を作り出すことが求められています。

 

 よろしければ、読んでみてください。
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Category: 介護保険見直し
 
 
 
 
 
 
 
 

プロフィール

福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)

Author:福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)
 福祉・介護オンブズネットおおさか事務局長
 介護保険料に怒る一揆の会事務局長
 大阪社会保障推進協議会介護保険対策委員
 
 

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