2011/07/08 Fri
北海道民医連の「友の会」役員研修会の講師に招かれた。
日程が詰まっているので、「日帰り」での参加となった。
テーマは「地域をどう変えるか」。
主催者からは、「介護保険改定や社会保障改革に抗して、『地域をどう変えていくか』をお話いただきます」と案内があった。
とてつもなく難しいテーマで本当に苦労した。
厚労省の「地域包括ケア」構想や、介護保険改定では、お気楽に、自助・互助・共助・公助の組み合わせと、定期巡回・随時対応型サービスで、「24時間365日」の生活支援が可能などと言っているが、そんな簡単なものでない。
過疎と「限界集落」、高度経済成長時期の都市部への労働力集中、人工都市ともいえる「ニュータウン」、地縁血縁社会の崩壊など、この国の「地域」は、高齢化のなかで実に様々な問題を抱えている。
決して自助・互助のレベルでは解決できない、民医連の共同組織が地域で果たす役割はとてつもなく大きい。
そんな話を私になりにお話しさせていただいた。
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