2011/10/22 Sat
 橋下徹大阪府知事の辞任・大阪市長選挙出馬表明により、11月27日投票の「大阪秋の陣」は本格化。

 10月20日、エルおおさか で開かれた「反ハシズム府民連合」= 「橋下さんが元のテレビタレントの戻られることを願う大阪府民の会」結成総会で、私もリレートークで発言させていただいた。
 以下はその発言原稿。




「大阪都構想」許さず、橋下徹を地方政治のステージから引きずり降ろそう

 「『大阪都構想』から自治都市・堺市を守る会」の日下部といいます。
 橋下知事率いる維新の会の目玉公約「大阪都構想」は、大阪府と大阪市だけの問題ではありません。「都区部」には大阪市周辺の10市ものみこまれ区に再編されるのです。
もうひとつの政令指定都市・堺市にとっては、ある意味大阪市以上に深刻かつ危機的状況であります。
 もし、万が一「大阪都」なるものが維新の会の構想どおり実現すれば、堺市は、政令指定都市の権限をことごとく「都」にとりあげられることになります。税収も1320億円のうち440億円を「都」に召し上げられると試算されています。
 さらに一番問題なのは、堺市が、大阪都により、3つの「特別区」に分割され、市としては解体・消滅してしまうことです。堺市制はじまって121年、政令指定都市になって5年目の一大危機なのです。
「もののはじまりみな堺」と言われた旧市内を中心に、たび重なる合併によって発展してきた「堺市」。84万人の大都市でありながら、農業生産高府内ナンバー1に示されるように、都市と自然、歴史・文化が調和し、活発な各分野や地域での市民活動に支えられた自治都市というユニークな特徴をもっています。 政令指定都市になり大阪府と同等の権限をもち、7つの区制がしかれたことも、住民自治にとって大きな可能性を生み出しています。
 私たち堺市民は、現在の堺市政さまざまな問題があったとしても、「堺市」を解体・消滅し、大阪市を中心とする大阪都区部のたんなる「周辺区」にしてしまってよいと思ったことはありません。

大阪市とちがい今回、堺市では市長選挙がないので「大阪都」を選挙で問うことができません。府知事選挙はありますが、大阪市のような争点になっていません。
 現在の堺市長である竹山修身市長は、橋下知事の元部下で、2009年9月に、橋下知事の全面的な応援を受けて、現職でオール与党推薦の木原市長を破って誕生した市長です。いわば、大阪府内における橋下知事子飼いの首長の第1号というべき市長であり、立場上、橋下知事に正面からモノを言えない存在です。
 このような事情から、堺市では市の幹部も、多くの官製団体も、大阪都構想による「堺市の存亡の危機」について、公然と立ち上げるにはいたっていません。また、大阪都構想は「大阪府と大阪市の問題」として事態を知らない市民が多数です。

 こうした中で、今年1月から、小さなグループですが「『大阪都構想』から自治都市・堺市を守る会」を発足させ、話合いを重ね、「大阪都構想で堺市はどうなる」というリーフレットを発行するなどさまざまな発信をしてきました。
 7月18日と9月23日には、「大阪都構想問題懇談会」を前副市長や、自民党の長老格の前市議、住民運動関係者らに幅広く呼び掛け開催してきました。また、9月11日には、「堺市の未来と『大阪都構想』を考える市民シンポジウム」が実行委員会主催で開かれ200人もの人が集まりました。市民や関係者の中に、徐々にではありますが、大阪都構想の危険性が広がってきており、「自治都市・堺市をつぶしていいのか」の声も上がってきています。 
私たちは、堺市議会に対し、「大阪都構想から自治都市・堺市を守る意見書」採択の請願署名運動の準備をしています。

 竹山・堺市長も、大阪都構想に対しては、「堺市と大阪府には二重行政はない」「堺市を分割する必要はない」とのべ否定的な態度をとるようになってきています。生みの親である橋下知事からは一斉地方選挙の4月には「お山の大将なっている」などとこき下ろされ、さらに、6月22日には「絶縁宣言」を突き付けられました。「平松市長と同じ扱いにする。国交断絶状態、絶縁だ。戦闘モードに入る」とまで言ったと報じられています。
 昨日10月19日、竹山市長は、維新の会が、11月のダブル選挙後に大阪府知事・大阪市長・堺市長をメンバーとする「大阪都移行協議会」について「参加拒否」を表明しました。

 橋下・維新の会の「大阪都構想」は、実現不可能な妄想にすぎないものですが、橋下知事子飼い第1号の自治体首長である 竹山市長の賛成さえ取りつけられないものです。飼い犬に手をかまれ、堺市長は「絶縁宣言」し、自らは大阪市長選挙へという橋下知事。やたら「敵」をつくり、デマと妄想をふりまき、マスコミに乗じて、府民・市民の人気をかすめ取ろうという橋下徹なる人物は、市長にも知事にもさせるわけにはいきません。地方政治のステージから引きずり降ろしましょう。
  

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Category: 時局争論
 
 
 
 
 
 
 
 

プロフィール

福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)

Author:福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)
 福祉・介護オンブズネットおおさか事務局長
 介護保険料に怒る一揆の会事務局長
 大阪社会保障推進協議会介護保険対策委員
 
 

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