2011/10/25 Tue
 定期巡回・随時対応サービスは、厚労省が社保審・介護給付費分科会で検討中ですが、その内容と問題点と明らかにし、具体的な改善要求と対応について考えます。



3 人員配置の基準
 社保審・介護給付分科会(9月22日)で示された人員配置基準の考え方案によれば、次のようになる。

訪問介護員
「定期巡回・随時対応サービスにおける訪問介護員等の必要数(案)
①定期巡回
 交通事情、訪問頻度等を勘案し適切に定期巡回サービスを提供するために必要な数以上
②随時対応
 常時、専ら随時訪問サービスの提供に当たる訪問介護員が1以上確保されるための必要数(利用者の処遇に支障がない場合、定期巡回サービスに従事することができる。)
 (※) 24時間1以上の職員を配置すると常勤換算で4.2人(24時間×7日÷週40時間)必要となる。」
 なお、厚労省は、「柔軟な職員配置を可能とする方向で検討してはどうか」としている。

 これから、考えると、訪問介護員については、定期巡回担当については「必要な数」、随時対応担当については、「常時、1以上確保されるために必要数」で、両者の兼務は可能ということになる。常勤換算で4.2人程度の訪問介護員があればクリアできる水準ということになろうか。

看護職員
 介護・看護一体型の事業所については看護職員配置が必要となるが、厚労省は「本サービスの利用者すべてに医師の指示に基づく看護サービスが必要ではないこと等を勘案し、『サービスの提供に必要な数以上』としてはどうか」とし、事実上具体的な人員基準は設けない考えの要である。(ただし、介護給付費分科会に示された資料「定期巡回・随時対応サービスの人員基準(イメージ)」によれば、看護職員、オペレーター、計画作成担当者(仮称)の「うち、1名以上は常勤の保健師又は看護師とする」とされている)
 

 在宅の中重度介護者、単身者も対象とし、24時間の安心安全と提供する新サービスにしては、その人員配置基準の考え方は、きわめて「柔軟」、言い方を変えれば ゆるい基準である。
 これは、サービス利用者の生活をどう支えるか、というよりも、いかにハードルを下げて、事業者の参入を呼び込み普及させるか ということに厚労省の検討姿勢の重点が置かれているためと言える。
 
(つづく)
 
スポンサーサイト
Category: 介護保険見直し
 
 
 
 
 
 
 
 

プロフィール

福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)

Author:福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)
 福祉・介護オンブズネットおおさか事務局長
 介護保険料に怒る一揆の会事務局長
 大阪社会保障推進協議会介護保険対策委員
 
 

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索