2011/11/02 Wed
利用者負担2割化、要支援者切り捨て、施設利用者負担増など
介護保険 大幅負担増の改悪メニュー復活は許されない!


 税・社会保障一体改革の名の下に負担増、来年度中実施めざす
 昨年末、国民世論と運動によって、「見送り」になった介護保険の大幅負担増の改悪メニューが、「税・社会保障一体改革」に名の下ににわかに復活しようとしている。しかも、政府・厚生労働省は、2012年度中の実施を視野に早ければ来年の通常国会に関連法案を提出する意向と伝えられている。今年6月改定された介護保険法等が2012年4月施行に向け準備を進めている最中に、さらに負担増改悪メニューをかぶせるという強引なやりかたである。

要支援者切り捨て、負担倍増、ケアプラン有料化など全面復活
政府・厚労省は、来年度改定の介護報酬・基準の検討をすすめる社会保障審議会介護給付費分科会と並行して、同審議会介護保険部を再開し、利用者負担2割化をはじめとする大幅負担増案を提示してきた。
 内容は、①要支援者の利用者負担割合の引上げ、②ケアマネジメントに係る利用者負担の導入、③一定以上所得者の利用者負担割合の引上げ、④多床室の給付範囲の見直し・補足給付における資産等の勘案 の4つである。これらは、昨年11月末にいったん社会保障審議会介護保険部会「介護保険見直し意見」に盛り込まれたが、関係者の反対世論の前に、12月に民主党内が「負担増は国民の支持は得られない」として、法改正ではことごとく見送られたものばかりである。
 これを厚生労働省は、今年6月に成案化された「社会保障・税一体改革」で示された方針に沿って、ことごとく復活しようとしている。
 10月31日の第39回介護保険部会資料によれば、
①要支援者- 予防給付の利用者負担割合引上げ、給付の内容・方法の検討
②ケアマネジメント‐利用者負担導入、機能強化に向けた制度的対応
③一定以上所得者の利用者負担-利用者負担引上げ、「一定の所得以上」の範囲の検討
④多床室・補足給付-室料負担を求める、資産の把握を検討
 というものである。ほぼ、昨年の改悪メニューの全面復活である。厚労省はこれに加え、「受給者が死亡した場合、その遺産からの費用徴収」というアメリカの例まで持ち出し、資産把握に基づく負担強化の意向を示している。

緊急に反対の声とたたかいを
 厚労省は、2012年度中の実施を視野に通常国会での法改正を狙っており、事態は急を要します。介護保険利用者に大幅な負担を押し付ける、改悪メニューを再び阻止するために、介護関係者、利用者家族、そしてすべての高齢者、国民が力を合わせ、立ち上がろうではありませんか。
   (2011年11月1日  日下部雅喜)

参考

第39回社会保障審議会介護保険部会資料
 昨年11月の「改悪メニュー」
改悪メニュー解説
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プロフィール

福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)

Author:福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)
 福祉・介護オンブズネットおおさか事務局長
 介護保険料に怒る一揆の会事務局長
 大阪社会保障推進協議会介護保険対策委員
 
 

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