2011/11/10 Thu
 11月10日の第84回社会保障審議会介護給付費分科会では、介護老人福祉施設、特定施設入居者生活介護、老人保健施設などの基準・報酬についての考え方は示された。

 出てきた特養などの相部屋利用者の室料自己負担化。
 
 厚労省資料によると
 介護保険給付の対象となる範囲について整合性を取り、また、在宅との均衡を図るため、低所得者の利用に配慮しながら、多床室の室料負担を求めるべきではないか。
その場合、室料に相当する施設の減価償却費分のうち、共用スペースを除外した居室部分のみについて、室料負担を求めることとしてはどうか。
 高齢者の尊厳保持の観点から個室化を推進していく上で、特に第3段階のユニット型個室への円滑な入所が確保できるよう、ユニット型個室の利用者負担の軽減を行うべきではないか。
 なお、多床室とユニット型個室の居住費の差を小さくする観点から、ユニット型個室の利用者負担の軽減は、新たに多床室の室料負担を求めることによる財源で賄うこととしてはどうか。
 この場合、老人保健施設、介護療養型医療施設についても同様の対応としてはどうか。


 個室化をすすめることには異存はない。

 ただし、貧富に差なく、みんなが入れることが条件である。

 現存の特養では、ユニット型個室は定員の21.2%程度であり、相部屋も相当数存在する。
 また、経済的事情で個室の室料が負担できずに相部屋に入居せざるを得ない方もおられる。

 こうした事情を無視し、相部屋という ある意味 低劣な居住環境にある人から 室料を徴収する というのは許せない。
 とくに、その財源を 高い室料のユニット型個室の利用者負担の軽減財源にあてる と考え方を、分断対立をあおり、公費負担を減らす 姑息なものである。

 個室化推進と 室料負担は まったく別なものであり、

 誰もが入れる 個室化の実現、 すなわち、ユニット型個室でも 室料は保険給付または公費負担 が本来の道であり、もっとも犠牲を強いられている 多床室利用者に 負担を強いるなど 言語道断である。
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Category: 介護保険見直し
 
 
 
 
 
 
 
 

プロフィール

福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)

Author:福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)
 福祉・介護オンブズネットおおさか事務局長
 介護保険料に怒る一揆の会事務局長
 大阪社会保障推進協議会介護保険対策委員
 
 

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