2011/11/14 Mon
 前回までは否定的だった訪問介護の20分以下の短時間身体介護が、11月14日に社会保障審議会介護給付費分科会では、報酬化案が出てきた。
 
 しかし、その内容は、

○ 1日複数回の短時間訪問により利用者の生活を総合的に支援する観点から、訪問介護におけ
る身体介護の単位として20分未満の区分を創設し、定期巡回・随時対応サービスへの移行を
想定した要件を課してはどうか。
○ この単位については、次期介護報酬改定時(平成27年度)には必要な見直しをおこなって
はどうか。


 3年間の期限付きしかも、定期巡回サービスへの移行が条件というものであった。

具体的には

【「20分未満」の時間区分を算定する場合の要件(案)】
○ 利用対象者
・ 「要介護3~5」かつ「障害高齢者の日常生活自立度ランクB~C」の利用者
・ 一週間のうち5日以上、夜間又は早朝の時間帯を含めた短時間の身体介護サービス
(おむつ交換[排せつ介助]・体位交換等(※))が必要と認められる者
※ 単なる見守り・安否確認のみのサービスによる算定は従来どおり認めない。
○ 事業所の体制要件
毎日、深夜帯を除く時間帯(6:00~22:00)に営業しており、深夜帯においてもオンコール体制
確保できている
・ 3月に1回以上、当該利用者に関するサービス担当者会議の開催を必須とし、サービス提供責任者が
当該会議に必ず参加していること
定期巡回・随時対応サービスの指定を受けていないが、実施の意思があること


 というものである。

 これでは、通常の事業者は絶対算定できない。また、定期巡回サービスの「実施の意思があること」など、どのように確認するというのか。

 このような露骨かつ意図的な報酬見直し議論はかつてない。

 これも、定期巡回サービスへの参入がおもわしくなく、普及がなかなか見込めないことへの焦りであろう。

 

 
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Category: 介護保険見直し

どりーむ >>URL

どこに向かわすのか?

まったく、生活者のための制度ではなく、
国や、参入事業者を確保し守るための制度でしかないですね。

>定期巡回・随時対応サービスの指定を受けていないが、実施の意思があること
ここなど、意味がわからず、何度も読み直して、そして笑ってしまいました。

おっしゃるとおり、こんな条件にそって事業展開出来る訪問介護事業者がどこにあるのか、
とおもいますね。

Edit | 2011/11/15(Tue) 08:57:43

 
 
 
 
 
 
 
 

プロフィール

福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)

Author:福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)
 福祉・介護オンブズネットおおさか事務局長
 介護保険料に怒る一揆の会事務局長
 大阪社会保障推進協議会介護保険対策委員
 
 

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