2011/11/15 Tue
 第85回社保審介護給付費分科会には、「予防訪問介護の効果について」という資料が出された。

 内容は、

 論点1 介護予防訪問介護の基本サービス費について、サービスの提供の実態に即した見直しを行ってはどうか。

介護予防訪問介護は、援助が必要な行為についてサービスが提供されている一方で、自立かつ楽にできる人に 対しても、サービスが提供されていた。
介護予防訪問介護を1年以上利用した人で、サービス関連行為のADLが改善した割合は、掃除5.5%、 調理4.6%、 買物3.9%であったが、それぞれについて悪化割合は、10.1%から14.6%であった。


というもので、現在の要支援者に対するホームヘルプサービスが、不必要な生活援助が提供され、かえってADLが悪化しているというものである。

 もとになっている資料は、株式会社EBP「訪問サービスにおける提供体制に関する調査研究事業」(平成23年度厚生労働省老人保健健康増進等事業)などである。
 この研究は、先の会議でも、生活援助の15分短縮の根拠のなかに「洗濯15分で実施」とあったいわくつきのものである。

 このような意図的な決めつけの積み重ねで、「要支援者には生活援助は不要」という保険外しの議論へ誘導していこうとする厚労省の意図が見え見えである。

 利用者の実態も予防プランやマネジメントも一切関係なく、意図的な数字の羅列でヘルパーをバッシングし、サービス切り捨てを図ろうとするたくらみを許してはならない。
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Category: 介護保険見直し
 
 
 
 
 
 
 
 

プロフィール

福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)

Author:福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)
 福祉・介護オンブズネットおおさか事務局長
 介護保険料に怒る一揆の会事務局長
 大阪社会保障推進協議会介護保険対策委員
 
 

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