2012/01/15 Sun
 1月15日午後からは、午前中からの会場を移動して、同じ札幌市内で 北海道地域自治体研究所主催の「介護保険事業計画案学習会」。
 北海道学習会チラシ12.1.15


 こちらの参加者約50人の大半は北海道内の自治体の議員さんたちである。介護保険第5期事業計画案策定作業が大詰めを迎え、2月~3月の議会では介護保険料改定案の審議もされるとあって、どの議員さんも真剣そのものである。

 私から「介護保険改定と地域での課題~第5期事業計画案への取り組み」とのテーマで50分ほどお話させていただいた。

  北海道社保協は、「改定介護保険」ハンドブックに掲載した大阪社保協の「第5期事業計画策定についての自治体アンケート」を参考に、北海道内の全自治体を対象にアンケート調査を実施されており、初めての集計結果が報告され、とても興味深く聞かせていただいた。
 国が介護保険改定の「目玉」としている「定期巡回サービス」については、「実施予定」の自治体はわずかに5.3%、「実施しない」は63.8%という結果で残り26.6%は「検討中」であった。
 北海道は、広大な面積に34の市と156の町村、広域連合が2 で介護保険を実施している。国のいう「30分以内で介護・医療・生活支援が駆けつける」という「地域包括ケア」構想自体が実情に合っていない。

 北海道庁が策定している「第5期介護保険事業支援計画案」でも、「地域の実情に合った地域包括ケア」という表現を使用しているくらいである。言い換えれば「国の地域包括ケア構想は北海道の地域事情に合っていない」ということになるであろう。

 帰りに飛行機の時間の関係で途中までしか聞けなかったが、帯広市の共産党議員団のように地域の運動と連携して4回にわたって介護保険改善の提言をおこない、全国初の小規模多機能居宅介護利用の生活保護受給者に対する食費・宿泊費の軽減制度を実現した例をはじめ、道内で43の自治体が独自減免を実現させるなど とてもすばらしい実績をあげている。

 また、介護保険特別会計への一般財源からの繰り入れも、前回改定時に中富良野町と標茶町が一般会計からの繰り入れで介護保険料を軽減するということも行っている。

 北海道での学習会ではこちらの方が実にたくさん学ばせていただいた。
 
 

 
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Category: 介護保険見直し
 
 
 
 
 
 
 
 

プロフィール

福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)

Author:福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)
 福祉・介護オンブズネットおおさか事務局長
 介護保険料に怒る一揆の会事務局長
 大阪社会保障推進協議会介護保険対策委員
 
 

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