2012/02/15 Wed
 午後3時から行われた介護報酬改定の厚労省説明。
 
 いろいろやりとりがあったが、なんといってもあきれ果てたのは、訪問介護の生活援助45分問題である。

 私が事前に提出していた質問の
現在でも利用者によっては1時間半以上かかっている事例も多くある。そのような事例について、厚労省として『適切なアセスメントとケアマネジメントに基づき、そのニーズに応じたサービスを効率的に提供する』ための具体的な方策について明らかにされたい」
 に対する厚労省の説明は

 生活援助は45分しかできないような誤解が広がっているが、時間区分見直しは報酬での評価の見直しであり、利用者の意向を無視して時間の見直しをするよう求めるものではない。このことは解釈通知等で示したい。

と「報酬上の評価」の問題であることを強調しつつ

 これまで30分~1時間でやってきたのを見直すのは難しいが 例えば 洗濯では、ヘルパーの訪問時間時間前に、利用者さんに事前に洗濯機のスイッチを入れておいてもらうとか、これまで1回で行っていたものを週2回にするとか、工夫をしていただけるのではないか。また、生活援助の中にも、利用者さんと一緒にやる家事のように「見守り的援助」で身体介護にあたるものがが含まれている場合もあり、これも見直しの中で棚卸ししていただいたらどうか。買物についても、利用者の自宅に行ってから買物に行くというこれまでの運用について弾力化できないか、検討している 
 
 などと、あの手この手の「時間短縮策」を言いつのる始末であった。

 いい加減にしてほしいものである。

 ヘルパーが来る前に、自分だけで、洗濯物を洗濯機に放り込んで洗剤を入れセットしてスイッチを入れられる利用者がどれだけいるか。

 買物の運用の「弾力化」とは どんなことか と質問すると

買物は立地で条件が変わってくるので、運用を弾力化できないか検討している。前回訪問時に買うべき商品を確認して…。これ以上は言えないので「運用の弾力化」ということばでお許しいただきたい

 なんと行き当たりばったりの対応か。

 生活援助の時間を15分も削りながら、時間が足りなければ、訪問前にヘルパーが買物にいけばよいとか、洗濯は利用者に洗濯機のスイッチを入れてもらえば早く洗濯できるとか。

 コイツら一体何を考えているのか。

 生活援助時間短縮に対し、全国から抗議や問い合わせが殺到し、あわててゴジャゴジャとややこしい対策を考えるくらいなら、さっさと もとの1時間に戻せば解決することである。
 
 身体介護にしては どうかとか ヘルパーの訪問時間前に利用者にしてもらえとか、訪問する前にヘルパーが買物していけとか、どれもこれもつじつまの合わないことばかりである。

 こんないい加減なことしか説明できないのであれば、やはり

 生活援助45分への短縮案撤回するしかない

 一緒に参加した京都のヘルパーさんたちは、
 「以前の要介護認定の見直しの時は、いったん4月に強行実施されたがその後再見直しがされた。今回もあきらめず徹底的にたたかって4月以降、問題点が噴出し厚労省をまいったと言わせるまでたたかう」と言っておられた。

 撤回に向け断固闘うのみである。
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Category: 介護保険見直し
 
 
 
 
 
 
 
 

プロフィール

福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)

Author:福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)
 福祉・介護オンブズネットおおさか事務局長
 介護保険料に怒る一揆の会事務局長
 大阪社会保障推進協議会介護保険対策委員
 
 

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