2012/02/25 Sat
 昨晩、大阪社社保協が開いた介護報酬緊急学習会は、会場超満員の参加者であふれた。

 報告の報酬改定全般と在宅部分は私が担当させていただき、施設・居住系部分は特養施設長であるYさんに報告していただいた。
 参加者の3分の1はケアマネジャー、3分の1がヘルパーやサービス提供責任者、そして残りがその他のサービス関係者などという構成で、最初から最後まで全員がとても熱心に聞き入っていただき、最後の質疑応答では答弁に窮するような具体的な質問も多く出された。

介護報酬改定緊急学習会

 1月25日に報酬・基準改定案が社会保障審議会介護給付費分科会で答申され、2月23日には「全国介護保険・高齢者保健福祉担当課長会議」が開かれ、解釈通知の原案も示された。
 学習会では、報酬改定案の答申の全文を印刷製本して参加者に配布、さらに前日に公表されたばかりの課長会議での通知原案の一部も抜粋して資料集に入れた。いわば、介護報酬改定問題では「全国最新」の内容である。
 さらに、2月15日に行った厚労省担当課の係長・主査クラスによるレクチャーでは、改定実務に携わる官僚たちからの「本音の説明」も聴くことができたため、これらも報告内容に盛り込んだ。
 
 しかし、私が、もっとも強調したのは、「現時点では、介護報酬改定に内容をどんなに正確に知って対応を考えるには限界があること。報酬改定は、3月中旬の告示・省令の公布までは案であり、問題点と狙いがどこにあるかを知って、その問題点を指摘することが現時点では大切」ということである。

 訪問介護の生活援助45分への短縮問題でも、今から「利益をあげるために訪問時間回数をどう変えるか」ばかり考えるのではなく、利用者にこの問題を知らせて利用者・家族とともにこの改悪に反対する行動を起こすことが先決である。
 神奈川県から参加された方が「地元で報酬改定の学習会があったが、いかにヘルパーの訪問時間を短縮し利益を確保することばかりの内容でがっかりした。この学習会にきて良かった。ぜひ助言を」と発言されていた。

 ちょうど、2月24日が厚労省の報酬改定案のパブリックコメント締切日であったので会場で、「今夜送れば間に合うのでいまここで意見を書いてください」と呼び掛けたところ、40通以上の意見が寄せられ、ただちに厚労省にFAXで送り付けた。

 介護保険見直しと報酬改定に対しては、「学びつつ、たたかい、そして 利用者本位の立場で対応する」このことが最も大切だし、本当の意味で地域の信頼を勝ち取る近道であろう。
 

 
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Category: 介護保険見直し

shan >>URL

No title

いつも勉強させて頂いております。パブコメ40通即回収、FAX素敵です!

>介護保険見直しと報酬改定に対しては、「学びつつ、たたかい、そして 利用者本位の立場で対応する」このことが最も大切だし、本当の意味で地域の信頼を勝ち取る近道であろう。

同感です。当地域でも伝えていきたいと思います。
また、当ブログにリンクさせていただきますこと、ご了承願います。

Edit | 2012/02/25(Sat) 16:55:32

福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき) >>URL

Re: No title

こちらこそ、貴重な貴重な傍聴記 大変勉強させていただいております。

> また、当ブログにリンクさせていただきますこと、ご了承願います。

どうぞどうぞ、リンクしていただいて光栄です。

Edit | 2012/02/25(Sat) 18:21:31

 
 
 
 
 
 
 
 

プロフィール

福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)

Author:福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)
 福祉・介護オンブズネットおおさか事務局長
 介護保険料に怒る一揆の会事務局長
 大阪社会保障推進協議会介護保険対策委員
 
 

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