2012/03/20 Tue
 三重県社保協主催の「介護報酬改定研修会」(三重県教育文化会館)にお招きいただいた。
 私にとってはかなりのプレッシャー。まず三重県で講師活動をするのははじめて。そして三重県の介護保険情報
はかなり充実した県のホームページで提供されている。

 ちょっとほめすぎかもしれないが大阪社保協事務局長ブログでもベタほめである。

 そして三重県は3月13日と16日の2日間にわたり全県の事業者対象に介護報酬改定説明会を終えている。

 今回の研修会の主催者によると、参加者の大半はこの三重県の説明会を聞いたうえでやってくるという。
 
 研修会では2時間にわたって、報酬改定の背景・狙い、現場に与える問題点、そしてどう対応するか をお話させていただいた。
 参加者は定員いっぱいの80人。とても熱心に最後までお聞きいただいた。

 質問も多く出されたが、さすがによく勉強されている。

 大阪府では3月中に報酬改定の説明会を開かず、4月下旬の集団指導で説明する という話には「えーっ それでよく事業者がだまっていますね」と驚きの声があがった。

 研修会に寄せられた質問の一部である。

1 介護職員処遇改善交付金、改善加算は福祉業界にとって麻薬のようなもの?
2 特養・老健での変更は?利用者・家族の選択が減るのでは?
3 デイサービスの同一建物減算。「傷病など一時的に送迎が必要」と認められる利用者 はどういった形で明確にするのか?記録?
4 ケアプラン数の推移 H14-52.3、 H17-37.6、H20-26.9、 H23? 制度の将来は?
5 通所リハビリの重度療養管理加算で、要介護4・5で胃ろう。自宅でのみ経管栄養の管理を家族が行い、通所リハビリでは経管栄養のケアなし。算定は可能か?
6 介護保険制度の将来。どうすれば「低所得者」もお金持ちを同じくらい自由に選択できる制度になるのか?
7 改定の効果の検証はどのように?通所介護の時間区分変更はいい点はひとつもないが誰が責任もって検証するのか?
8 訪問介護のサテライト。通所介護の時間体制 
   EX6-8 ⇒ 5-7
            7-9  選択基準の考え方
9 地域区分について。小規模事業所の今後の対応など
10 サービス付き高齢者住宅について全般的に詳しく説明をききたい
11 認知症の症状悪化には、介護保険3施設(特養、老健、療養型)が加算の対象になるとのことですが、サテライト型や、グループホームで受け入れた場合、対象になるのでしょうか?
12  退院退所加算の算定条件はなんですか? ・特定事業所加算(Ⅱ)の今回くわえられたものについての詳細。「計画的に研修実施」とあるが、どのレベルの研修か基準を知りたい。  困難ケースを受けるとは、1年に1つでもいいのか?力量不足の場合等、利用者に不利益な場合は要検討でもいのか?

 それぞれ、なかなかの質問である。きっちりこたえようとする報酬改定の省令・告示だけでなく、解釈通知・QAもしっかり読みこまないと答えられないものもあった。

 
 研修会後の懇親会では、「三重県の説明会は資料を読み上げるだけで、よくわからなかった。今日参加してはじめて報酬改定のとらえ方がわかり、どうしたらいいかを 考えることができるようになった」といううれしい感想もいただいた。

 しっかりした三重県で、前向きにしっかり頑張る介護現場のみなさん。こちらの方が多いに励まされた。

 改めて、3月中に報酬改定説明会を開こうともしない 大阪府の怠慢ぶりに 腹が立つ次第である。
 
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Category: 介護保険見直し
 
 
 
 
 
 
 
 

プロフィール

福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)

Author:福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)
 福祉・介護オンブズネットおおさか事務局長
 介護保険料に怒る一揆の会事務局長
 大阪社会保障推進協議会介護保険対策委員
 
 

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