2012/03/30 Fri
 3月30日午後、大阪市役所地下で、介護保険料問題を中心に大阪市と交渉を行った。
介護保険料に怒る一揆の会、年金者組合、大生連の3団体共同で、相手方は大阪市健康福祉局高齢者施策部である。

 大阪市介護保険料基準月額は、23パーセント以上の大幅引き上げで、大阪府内最高額、全国の政令指定都市の中でも2番目に高い金額となった。
第4期(09~11年度)4,780円
第5期(12~14年度)5,897円 (23.4%アップ)

 とくに許せないのは、大阪市は、第2段階の低所得者(世帯全員非課税で年金80万円以下)を基準額の「0.56」とし、国基準の0.50より高く設定していることである。これで年間4246円も高くなる。
 大阪市の介護保険料説明チラシ 
 交渉では「年金80万円以下で生活保護も受けずに暮らすもっとも苦しい高齢者に国より高い負担を課すとはどういうことか」と怒りの声が上がった。
 大阪市介護保険課は、その理由についてまったく説明せず、国基準通り0.50とした場合の保険料基準額への影響試算すら行っていないととぼけた答弁に終始した。

 じつは、この問題は、大阪市会の中で、橋下市長が答弁している。
 「0.56高いじゃないかと。国の基準は0.50じゃないかと。これはもうごもっともなんですけれども。ただ、全体のこのバランスを見たときにやっぱりこれは役所がいろいろ考えたうえで、他へのしわ寄せとかないような形で考えたというところからすればですね、僕はここまではこの第2段階の方々には国の基準では0.50というモデルが示されていても大阪市のある種特殊性、委員も言われたように、そこに23パーセントくらいの割合の皆さんがいらっしゃるというところはですね、裏を返せば、ちょっとそこにご負担をおかけするという考え方の一つなのかなというふうに思っていまして、…0.50なのか0.56なのかと言われてもですね、僕は職員ががんばって作った案なので、これでお願いしますと言うしかない。」

 この独裁・ワンマン市長が何を言うか! というところである。橋下市長が言うように、大阪市は、低所得の高齢者、とくに非課税世帯・年金80万円以下の方が高齢者の23%を占める。このもっとも人数の多い所に国基準より高い保険料負担をかけることにより、基準額を下げるという姑息な手段がこの大阪市の保険料設定なのである。橋下市長は、「他へのしわ寄せとかないような形で考えた」などと答弁しているが、もっとも収入が低く、生活保護を受けないで暮らしている人々に「しわ寄せ」をしているのである。このような保険料設定を「職員ががんばって作った案」などと強弁する。

 まさに役所も役所なら 市長も市長である。 役人の悪知恵と 独裁・橋下市長がグルになって大阪市の低所得高齢者をいじめる構図である。

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Category: 介護保険料
 
 
 
 
 
 
 
 

プロフィール

福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)

Author:福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)
 福祉・介護オンブズネットおおさか事務局長
 介護保険料に怒る一揆の会事務局長
 大阪社会保障推進協議会介護保険対策委員
 
 

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