2012/03/31 Sat
 大阪市役所交渉で明らかになったもう一つのこと。
 介護報酬改定のヘルパーの生活援助の時間区分変更問題である。

 3月6日に大阪市に提出した私たちの申し入れ書には
3 介護報酬改定案で示されている訪問介護の生活援助時間区分の「45分」への短縮問題について大阪市として反対するとともに、独自の措置を講じること。

 と書いてあった。大阪市はその席上「事業者には3月21日と28日に説明会をします」と返答した。

 後に大阪市がよこした文書回答では
 今回の訪問介護にかかる生活援助の時間区分の見直しにかかる国の考え方については、「あくまでも介護報酬における評価を行う際の区分の変更であり、これまで提供されていたサービスを利用者の意向を踏まえずに、新たな時間区分に適合させることを強いるものであってはならず、適切なアセスメントとケアマネジメントに基づき、利用者のニーズに応じたサービスを提供する趣旨である。」とされております

 とあった。

 3月30日の交渉の席上
国の考え方しか回答していないが、大阪市はこの国の考え方を示した3月16日の厚労省の介護報酬改定関する関係Q&A(問9.問122)は事業者説明会で配布したのか
 と聞くと

時間がなかったので印刷配布しておりません

2月23日の全国担当会長会議資料の277頁は配布したのか」と聞くと

配布しておりません。口頭で説明しました

報酬改定はどの資料を配布したのか」と聞くと

1月25日の社会保障審議会介護給付費分科会資料の報酬改定概要を印刷配布しました

何をかいわんや である。

さらに「その事業者説明会には訪問介護事業者は召集したのか

しておりません。居宅介護支援事業者、地域包括支援センター…

こちらは あまりの ボケぶりに あきれ返ってしまった。

どこの世界に、3月下旬にもなって、1月25日の介護給付費分科会資料だけを事業者に印刷配布するボケた自治体がいるだろうか。

 後で、「大阪市介護保険事業者説明会資料」をもらったが、介護報酬改定部分は本当にそれしか印刷されていない。

 こちらは
 大阪市内のケアマネジャーや利用者から様々な訪問介護の生活援助時間切り下げの苦情や相談が持ち込まれている事例をあげた
 ・生活援助は45分になりましたとヘルパー事業所から言われた
 ・これまでの1時間半は 45分2回でないとダメで2時間あける必要があるので、午前中は掃除と洗たくで、洗濯機が終わったらそのままヘルパーが帰って「午後1時から洗濯干し」というプランと言われた
 ・介護保険は45分で終わりでそのあとは15分500円の自費サービスにさせられた
 ・要支援は4月からは全員60分以内に決まったと説明された

 こんな利用者の意向を無視した強引で一律な時間短縮が広がっているのは、大阪市がまともな説明をしないからだと、指摘した。

 「川崎市広島市がやっているような事業者向け通知を大阪市としても出せ」と迫ったが

 大阪市は「4月1日以降 やるかどうかも含めて課内で検討します」とこれまた、悠長な回答に終始した。
 
 ここでも役所の怠慢行政が、介護報酬改悪の被害がより大きくし、多くの利用者がヘルパー時間を奪われるという不幸な構図がある。

 交渉では、大阪市としての事業者向け通知については、後日改めて返答することを約束させた。

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Category: 介護保険見直し
 
 
 
 
 
 
 
 

プロフィール

福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)

Author:福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)
 福祉・介護オンブズネットおおさか事務局長
 介護保険料に怒る一揆の会事務局長
 大阪社会保障推進協議会介護保険対策委員
 
 

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