2012/05/04 Fri
 先月愛知県での学習会に参加された介護サービス利用者の女性からお電話をいただいた。

 訪問介護の生活援助の一方的な時間短縮に納得がいかず、厚労省にも電話をかけて抗議している方である。

 名古屋市がやっと通知を出したとのことで、名古屋市役所に電話するとそれを送ってくれるとのこと。

 報道によれば、名古屋市が4月26日に出した通知では、報酬改定では「60分や90分の生活援助中心型のサービスが提供できなくなるものではなく…」と指摘し、60分を一律45分に制限するのは「介護保険制度の基本理念である利用者の自立支援を損なうものとして不適切」「指導対象」になるとしている とのこと。

 その女性は、この介護保険改悪問題は、地域でやっている女性たちの学習会のテーマにも取り上げていき、広げていきたいと言われた。

 さらに「私は若いころは医療労働者だったんです。看護婦の夜勤改善のたたかいを労働組合でやりました。病院に職場託児所をはじめてつくらせたこともあります」と、現役のときの経験を誇らしく語られた。
 そして「いまはこんな体になってしまいましたが、私たちの若いころのたたかいの経験を伝えるのが老いた私の役目だと思っています。ケアマネジャーさんやヘルパーさんにも、『たたかい』を知ってほしい」と言われた。

 「最近の状況とこの気持ちをお伝えしたくて電話番号をあちこち聞いて調べてお電話しました」と言われた。

 要介護2で一人ぐらし。たとえヘルパーの援助で生活されていても、本当の意味で「自立」されている方だとつくづく思った。

 介護保険の利用者として、当事者として、一方的な制度改悪によるヘルパー時間短縮に対して、不当性を訴え、政府や行政に働きかけていく、学習会にも出かけ、地域の仲間にも訴えていく 主権者として 当然すぎる行動である。

 こんなすばらしい たたかう当事者がいることは、今日の介護保険の中で、大きな希望である。 
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Category: 介護保険見直し
 
 
 
 
 
 
 
 

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2012/05/05 22:04:01(Sat)

プロフィール

福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)

Author:福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)
 福祉・介護オンブズネットおおさか事務局長
 介護保険料に怒る一揆の会事務局長
 大阪社会保障推進協議会介護保険対策委員
 
 

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