2012/06/15 Fri
 6月15日夕方、堺市情報公開審査会で口頭意見陳述を行った。

 堺市の情報公開行政のデタラメさには、あきれ果てている

 2011年9月、堺市長は、堺市情報公開条例に基づき公開請求されていた「介護給付適正化・事業者指導関係」及び「ケアプラン点検関係」の公文書について、「調査内容に係る部分」を非公開としたのである。

 公開された文書は、調査内容すべてが真っ黒に塗られ、まったく意味のないものとなった。
 こんな文書を1枚10円のコピー代をとって公開請求者に渡したのである。
黒塗り2
 事業所名が残っているだけで、調査内容に関する部分は塗りつぶされ、全く分からない「改善報告書」。

 ケアプラン点検についても、個人名を消すのは当然としても、指導した内容は真っ黒にベタ塗りされて、どんな点検をしたのかは全く分からない。
 黒塗り1

 一昔前ならいざ知らず、いまや、大阪府内どこの自治体でも、この種の情報公開では「調査内容」の公開は当たり前である。
 大阪府、大阪市では、事業所名、調査内容 とも全面公開である。つまり、上記の文書を大阪府・大阪市はまったく黒塗りせずに公開請求した市民に提供しているのである。
 また、他の自治体でも、事業所名が非公開にされることはあっても、「調査内容」を非公開にするところは、大阪府内にはない。
 これで、堺市は、少なくとも介護分野では、大阪府内ワースト1の「情報非公開自治体」「暗黒自治体」となり下がった。

 以前は公開していた

 実は、堺市も以前は、「調査内容」は公開していた。平成17年度、18年度調査にかかるものは、事業所名は非公開としつつも、調査内容は公開していたのである。

 ところが、「当該指摘の過去の公開の仕方は、本市における現在の公文書公開事務において採用し得ない」(堺市弁明書)などと言い出し、突然、取り扱いを変えて、事業所名は「公開」、調査内容は「非公開」としてきたのである。この間、堺市の情報公開条例の公開基準に関する部分は変更されておらず、同じ条例のもとでも、担当課の担当者や課長が変われば、180度方針変更 という 一貫性も継続性もない デタラメ 行政ぶりである。
 

 開きなおり。「堺市の勝手でしょ」?

 堺市の今回の非公開の理由は、「当該法人等の権利、競争上の地位その他正当な利益を害する」、「正確な事実の把握を困難にし、又は違法若しくは不当な行為を容易にし、若しくはその発見を困難にする」というものである。
 ところが、事業者名、調査内容を全面公開している 大阪府でも大阪市でもそのような支障は一切発生していない。
 さらに、大阪府、大阪市、堺市の 情報公開条例のこの部分の条文はほとんど同一なのである。国の介護保険法令に基づき、同じ調査を行い、情報公開条例の規定もほとんど同一でありながら、なぜ、まったく逆の結論になるのか。この指摘に対し、堺市は「自治体ごとに差異があってもしかるべき」「例え、まったく同様の規定であったとしても、その権者によって解釈が異なることはあり得る」などと、強弁する始末である。まるで、どんな解釈をしようが「堺市の勝手でしょ」と言わんばかりの態度、もう無茶苦茶である。

 異議申立人(大阪社保協事務局長)は、意見陳述で、「堺市のこの態度は、驚きとともに失笑」と述べた。まさに、恥さらし、笑いもの になり下がっている。

 竹山修身堺市長は2009年の10月8日初登庁訓示で、「情報公開と説明責任による行政の透明化、見える化が強く求められます」と述べた。
 このご立派な訓示を担当課の職員たちは、どう受け止めているのであろうか。 
 
 堺市の名誉回復は、この非常識かつ時代錯誤の「部分公開決定」を取り消すこと以外にない。情報公開審査会の7人の学識経験者の先生方の良識に期待するしかない。
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Category: 堺市政問題
 
 
 
 
 
 
 
 

プロフィール

福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)

Author:福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)
 福祉・介護オンブズネットおおさか事務局長
 介護保険料に怒る一揆の会事務局長
 大阪社会保障推進協議会介護保険対策委員
 
 

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