2012/09/05 Wed
「大阪都」「ワン大阪」にすり寄り、「介護保険広域化」賛同の声相次ぐ

 8月9日に開かれた「知事と市町村長との協議の場」で「介護保険制度の広域化」報告案が示され、

市町村長からは
 (泉大津市長)大阪都構想がんばって進めていただきたい。(中略)それと何でも大阪から発信していくわけですから、介護保険も高齢化社会がますます進んでいく中で、大阪版の介護保険はこうなんだという所も知事の指導の下で一つ形成していただいて、それを地域から大阪全体に広げていく。そうなればいいのかなと思っている。
(八尾市長)本日説明の2つの項目については基本的に前向きにやっていくべき。
(河南町長)国保は基礎自治体が入りすぎて複雑。それに比べて介護保険は格差が生まれつつあり、それが拡大していくという状況がはっきり見える今のタイミングでやる必要。介護保険で統一システムができればそれを国保に活かすことも可能。むしろ大阪でまとまれば、今度は府県間の競争になる。もう少し先かもしれないが、ワン大阪が可能になれば、次は知事にお願いして関西広域連合で統一という話になるかもしれないので、早いうちに、今の動きの中で府にイニシアチブを取っていただき、とりまとめいただきたい。 
(守口市長)くすのき広域連合を立ち上げて12年になるが、本来であれば国にやっていただく制度であるが次善の策として近隣3市が広域連合を組み実施。12年たって色々な課題が出てきており、地域区分の格差の問題、それに伴い事業者の理解得られない。持続可能な方式をめざして制度構築してほしい。(くすのき広域連合の)3市でも問題が多い。住民の理解が得られるよう広域化を進めていただきたい。


 疑問や慎重意見を述べる市町村長もあったが、全体としては、「大阪都」構想や「ワン大阪」に乗りくれるな、とばかり、「広域化推進」的な意見が出されたことが特徴である。

 この会議では、大阪府の福祉部長は
目標だが、現在第5期であるが、第6期に向けて27年度を目標にとするのが妥当と考えている。6期に向けて来年度以降から国が検討を始める前に国に意見を伝えていく必要があるが、秋ごろをめどに市長会町村長会に(研究会の報告書を)お示しし、年度内に提言していきたい。
 と述べた。

 広域化報告書の末尾にも
 大阪府・市長会・町村長会 連名の提言に向けての調整を行う。
 と明記されており、「オール大阪」で国への提言を行うと同時に、「広域化」を先行してすすめる構えを示しており、各自治体の住民も、担当課職員もそっちのけで、知事、市町村長がグルになって「統一保険料」へとつきすすむ危険性がある。

                                      (つづく)
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Category: 介護保険見直し
 
 
 
 
 
 
 
 

プロフィール

福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)

Author:福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)
 福祉・介護オンブズネットおおさか事務局長
 介護保険料に怒る一揆の会事務局長
 大阪社会保障推進協議会介護保険対策委員
 
 

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