2012/09/17 Mon
 9月17日午後、フォーラム「堺市の未来と大阪都構想」が開かれた。昨年9月に第1回を開催してから4回目だが、会場超満員の384人が詰めかけた。
大阪都フォーラム12.9.17
 主催は、私も事務局を担わせていただいている「大阪都構想から堺市を守る自由と自治・堺の会」。

 立命館大学の森裕之教授から「大阪都構想と堺市」のテーマで堺市を解体消滅させ、権限も財源も取り上げる大阪都構想の危険な内容について冒頭に講演があった。
 さらに。「地域からのパネルトーク」として2人の連合自治会長と福祉施設の方から発言があった。二人の連合自治会長は、それぞれ「政治的立場は別」「もともと自民党支持」と前置きしながら「堺市を解体してよいなどいう民意はない」「堺市を守るために全力をあげる」と強調された。

 特別報告は、大阪市西成区の野宿者ネットワークの生田武志さん。橋下市長の「市政改革」で潰されようとしている「子どもの家事業」ひついて、リアルな映像を交えて語られた。

 そしてメインは、元内閣府参与・反貧困ネットワーク事務局長の湯浅誠さん。

 この7月から、大阪市内に参加型民主主義の実践拠点AIBOを立ち上げ、活動拠点を大阪に移された湯浅さんは、橋下・維新現象に立ち向かう実践への決意を込めながら「グレートリセットと日本社会」と題して講演された。

 湯浅さんいわく、閉塞感に満ち、貧困と格差が広がる社会で。「強いリーダーシップ」待望論が、政治不信とともに広がっている。
 「決めてほしい」「ガラガラポンでやっつけてほしい」など、「ヒーロー」に期待をする機運は、「ゆとり」を失いバラバラになった社会が大きな要因にあること。
 ヒーローを待つことをやめて、一人ひとりが、地域の中で、「時間と手間のかかる」対話と連帯を通じた民主主義を実現することが、維新現象を克服する道。

 明快で 橋下・維新現象の本質と、それを克服する方向を示されたすばらしい講演であった。

 会場で私がてつだわせていただいた書籍コーナーであっとおいう間に完売した湯浅さんの新刊書「ヒーローを待っていても世界は変わらない」。「橋下現象」や「決められない政治」「強いリーダーシップ待望論」について徹底的に考え抜いた民主主義論。議会政治と政党政治をあえて擁護する立場から、「おまかせ民主主義」に警鐘を鳴らし、真の民主主義のあり方を探る本である。ぜひご一読を。
 ヒーローを待っても世界は変わらない

 
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Category: 堺市政問題
 
 
 
 
 
 
 
 

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2012/10/09 17:37:15(Tue)

プロフィール

福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)

Author:福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)
 福祉・介護オンブズネットおおさか事務局長
 介護保険料に怒る一揆の会事務局長
 大阪社会保障推進協議会介護保険対策委員
 
 

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