2012/10/25 Thu
 橋下・維新の会の「大阪都構想」に便乗して出てきた大阪府の「介護保険の広域化に関する研究会報告書」。

 本日午後、大阪社保協介護保険対策委員会で、大阪府に対し、要請を行った。

以下、要望書

介護保険「広域化」の検討をやめ国に対して
負担増を要請することを求める要望書

【要望の趣旨】
 大阪府で検討している「介護保険広域化」については、基礎的自治体の権限を奪い、住民や高齢者不在の介護保険運営としようとするものである。
 府内の圧倒的多数の市町村で介護保険料の引き上げになり、独自減免制度も全面廃止されるなど、高齢者にさらなる負担を課すものである。さらに、給付抑制のため利用者負担増と軽度者切り捨てなどを国に求めるなど許しがたい内容となっている。
さらに、国においては「地域包括ケア」など、より地域密着の小さい単位でのサービス提供を目指しており、「広域化」「都道府県単位化」はそうした方向にも逆行するものであり、断じて容認できない。
ついては、以下の内容について強く要望する。

【要望項目】
1. 「介護保険広域化」研究会報告書を撤回し、検討を中止すること。
2. 介護ニーズにこたえた介護保険制度とし、保険料を抑制するために府として国に対し負担増を求めること。


 応対した高齢介護室介護支援課は、「府としては市町村とともに課長レベルの研究会をつくり報告書をまとめたところ」「市長会・町村長会と調整しているが、国にむけた提言となるかどうかも含めて調整している」との返答であった。

 社保協側が、「府と市町村が一体で、国に介護保険広域化や利用者負担増を提言していくというが、大阪の介護関係者も府民も誰も知らない。府民的な議論の場をつくるのか」と質問すると
 大阪府側は、「府議会での意見は聞くが、そうした場は現時点では計画していない。有識者の意見は聞きたい」と答えた。

 また、研究会報告書の中に利用者負担増案の中に「住民課税者を3割負担」とした場合の保険料と財政負担の試算まで出されていることについて、社保協側は「国ですら検討されていない、住民税課税者3割負担などという案をどのような意図で記載したのか」と追及したが、大阪府側は明確な答えはなかった。

 府市町会・町村長会にも要請

 府への要望提出後、大阪府市町会・町村長会事務局に対しても、同趣旨の要望書を提出し、介護保険広域化・利用者負担増提言に加担しないよう申し入れた。

 市長会・町村長会側は、「今後部会で提言について検討することになろうが、反対されている首長もあり、どうなるかは分からない」と返答した。
 大阪社保協側は、重ねて「広域化提言」には加担しないよう申し入れた。

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Category: 介護保険見直し
 
 
 
 
 
 
 
 

プロフィール

福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)

Author:福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)
 福祉・介護オンブズネットおおさか事務局長
 介護保険料に怒る一揆の会事務局長
 大阪社会保障推進協議会介護保険対策委員
 
 

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