2013/02/14 Thu
 次期介護保険改定への検討のスタートを切ったはずの第42回社会保障審議会介護保険部会(1月21日)。まだ議事録はアップされていないが、ある方のブログにとてもリアルな傍聴記録が連載されている。

 読んでいて、このセンセイたち、はたしてまじめに議論しているのか?と思うようなところが何か所もある。
 例えば 
厚生労働省の企画官が、地域包括支援センターは「丸投げという指摘に「その通り」と答え、「会場爆笑」というやりとりである。

 「地域包括支援センターが、あのー、保険者から丸投げになっているのではないか。まあ、これから、その地域ケア会議を担っていく主体として、えー、今のままでは、方針がよろしくないのではないかというご指摘を頂きました。えー、まさに、あのー、仰る通りだと思いますので、まあ、丸投げになっているのが、仰る通りと言いますか(会場爆笑)・・・」

 やれ「地域包括ケアの拠点」だ、やれ「ケアマネ支援の地域ケア会議の主体だ」など、「目玉」扱いをされながら、実態は市町村からの「丸投げ」で、現場の職員はたいへんな苦労を強いられている。そんな事態を厚労省の役人がしゃあしゃあと丸投げと答弁し、会場の先生方が「爆笑」。

 とてもこんな審議会で、まともな介護保険改革など議論されないだろう、ちいう暗澹たる思いになってくる。


第42回社会保障審議会介護保険部会 速報09

以下はその一部のコピー
〇高杉委員 日本医師会の高杉です。えーっと、この前、いろいろと介護サービスの実態調査と言う数字を見たんですけれども、実際には、この地域包括支援センターというのは、えー、行政がかかわらずに丸投げをしているところが実際に多いんですね。で、そういうこと、地域、、、それぞれの地域ケア推進会議なんてのは、どっかにいっちゃってしまう。で、地域づくりに全然繋がらないということになってき・・・。この前の数字と、この目標とのギャップというのは、どうなんでしょうね。

〇山崎部会長 はい。あの、とりあえず、ここで、事務局。

〇林企画官 はい。いくつか、あの、頂きました。えーっと、まず、あの、えーっと、地域ケア会議に、えー、ついて。えーっと、あの、斎藤(秀)委員の方から、あのーー、まあ、数としては1200いくつだけれども、あのー、まだ、・・・する可能性があるので、どう進捗させていくかと言う、まあ、そういうお話でした。で、あのー、おっしゃる通り、あのー、たぶん、この地域ケア会議という名称で、あの、取り組んでいただいている数は、あの、それなりにあるんですが、これは、あのー、従来から、まあ、この、今年の、あっ、昨年度4月やってるわけではなくて、従来から、あの、地域ケア会議ということで、あのー、それぞれの保険者に取り組んで頂いているところがあるので、あの、数としては、こういうふうに多いわけですが、あのー、昨年の4月に厚生労働省からお示ししているのは、個別ケースを扱って、まあ、そこから、いろんな、あの、ケアマネの支援であるとか、地域課題の把握であるとか、政策形成とか、そういうものに結びつけていってくださいという形でやって頂くのは、昨年の4月に申し上げたので、えーっと、まだ、あのー、おそらく、あの、数は、ちょっと正確には把握しておりませんが、そんなに多くはないと。えー、いうことです。で、あのー、進捗させていくためにはですね、あのーー、やはり、あのー、一つは、あー、この会議は、他職種が、あのー、集って、えー、行う会議ですので、そのコーディネートする、あの、方の、能力というのが、非常に求められます。えー、ので、あのー、地域包括支援センターの
あのー、職員であるとか、コーディネートをする人を対象にあの、国としても、研修を今、進めてきていますし、来年度以降も進めていく予定にしていますです。また、あのー、えー、なかなか、そのー、こういう新しい厚生労働省からの提案については、あのー、市町村レベルでも、まだ、理解が進んでないところがありますので、えー、先進的に良い事例、良い取り組みをされている自治体の、あの、事例紹介などにも努めていきたいと思います。で、更に、あの、先ほど、ちょっと総務課長の方から、あのー、具体的な内容の説明は今日はしませんということで紹介がありましたケアマネのあり方の検討会の中間的なまとめでもですね、えー、少し制度的にも、あの、この地域ケア会議を評価したらどうかという、あの、提言を頂いておりますので、まあ、そういったことも含めて、まあ、この先、介護保険部会でもご議論頂きながら、まあ、対応していけたらと思っています。で、あのー、本間委員から頂きました、そのー、この地域ケア会議で医師とかかかりつけ医が、あのー、参加されている割合というのは、ちょっと今、手元に、あの数字ございません。あのー、えーっとー、戻って、わかれば、あの、また、ちょっと、別途、ご紹介させて頂ければと思います。えー、申し訳ございません。それと、あの、えーっとー、木村せんせ、、、木村委員から、あの、サ高住のケアマネのお話を頂きました。えー、これも、あのー、数値として、えー、現時点で、えっと、おそらくちょっとまだ、把握出来てないと思いますので、まあ、数値として把握できるようなものでもないかもしれませんが、まあ、いずれにしても、そのー、利用者に十分、こう、ご説明をした上で、えー、ご理解を得ながら同意を得て、えー、まあ、変更されるのであればですね、えー、変更することは重要だと思います。で、えー、もう少し、あのー、先生の、あの、ご指摘を頂きましたので、我々も問題、関心をもって、少し、あのー、注視していきたいと思います。最後に、あのー、高杉委員から頂きました、あのー、えーっと、地域包括支援センターが、あのー、保険者から丸投げになっているのではないか。まあ、これから、その地域ケア会議を担っていく主体として、えー、今のままでは、方針がよろしくないのではないかというご指摘を頂きました。えー、まさに、あのー、仰る通りだと思いますので、まあ、丸投げになっているのが、仰る通りと言いますか(会場爆笑)、あのー、重要だということは、あのー、えー、仰る通りだと思います。で、あのー、先般、あのー、法律改正でも、あのー、市町村から委託する場合はですね、ちゃんと、その市町村として基本方針を示して、えー、委託するようにということを入れて頂きましたので、えー、そこについて、まずは、そのー、市町村がしっかり、あのー、具体的な委託方針を示して頂けるように、えー、そういう周知、啓発を更に図っていきたいと思っております。あの、ご指摘いただきましてありがとうございます。


 今後の「検討スケジュール」。8月までが期限の社会保障制度改革国民会議と並行して議論、来年の通常国会へ「法案提出」、2015年度から「制度改正施行」とある。

 厚労省役人と先生方の「お気楽議論」を許してはならない。
1改悪スケジュール

第42回社会保障審議会介護保険部会資料
 
 
スポンサーサイト
Category: 介護保険見直し
 
 
 
 
 
 
 
 

プロフィール

福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)

Author:福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)
 福祉・介護オンブズネットおおさか事務局長
 介護保険料に怒る一揆の会事務局長
 大阪社会保障推進協議会介護保険対策委員
 
 

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索