2013/10/13 Sun
 長らく「堺市長選」モードで、とくに9月はほとんど介護保険モードにならなかった。

 10月10日夜、大阪介護ウエーブ学習会に参加し、社保審介護保険部会委員として唯一の利用者代表の立場で活躍されている勝田登志子さん(認知症の人と家族の会副代表)のお話をうかがった。
大阪介護ウエーブ学習会看板

勝田登志子さん

 社保審介護保険部会の実態は、は勝田さんによれば「怒涛のような改悪提案」。
 8月6日に社会保障改革推進国民会議報告書、8月21日に社会保障改悪プログラム法案閣議決定を受けて、8月28日から再開された社保審介護保険部会は、これまで5回開かれたが、要支援者の保険給付外し、デイサービスの切り捨て、特養ホームの軽度者切り捨て、一定の所得者の利用料負担2割への引き上げ、低所得の施設利用者の食費・部屋代補助の改悪など、これまで、慎重論・反対論が多く「両論併記」になった改悪案が次からつぎへと出されている。委員の大多数は「容認」「賛成」の立場で、10月2日の介護保険部会で示された「介護保険部会におけるこれまでの主な意見」は、さらにその中から厚労省に都合のよい意見を列記し、勝田さんの反対意見はほんの少ししか書かれていない。
 介護保険部会におけるこれまでの主な意見・未定稿
 
 「認知症は初期のまだ軽度な内が本人も家族も一番たいへんな時期。それを介護保険給付から外すなんてとんでもない!」
 こうした意見に、まったく耳を傾けない、介護保険部会の委員たち。

 学習会の後の勝田さんを囲む懇親会では、この間の孤軍奮闘ぶりとともに「本当に悔しい」という怒りの声も伺った。
 この間、勝田さんの奮闘を支える取組が大阪でも十分できていないことを反省させられた。

 そして、翌日(10月11日)は、長野県飯田市で、飯伊民医連介護ウエーブ推進委員会の学習会。午後から休暇をとり、新幹線と高速バスを乗り継ぎ、飯田市鼎文化センターの到着。
 「介護保険制度はどう変わる?」のテーマでお話させていただいた。

飯田学習会看板
 
 参加者の皆さんからは次から次へと質問。一番印象的だったのが
 「介護保険部会で孤軍奮闘されている勝田さんを励まし支えるにはどうしたらいいですか」
 との質問だった。
 私の答えは、
 「厚労省や介護保険部会事務局へのFAX・メール、要請はがきなど現場の声を送りつけること、議論されている内容をみんなに知らせ、発信していくこと、これにつきます」
 とさせていただいた。
 さらに、ある参加者からは
 「改悪の内容はよくわかったが、これから阻止できますか?」
 という質問。
 私は、「これからの世論の広がりようと、消費税・TPP問題など現政権の抱える国民との矛盾で、どこまで追い詰められるかによります。これだけひどい改悪を国民が知らないうちに通してしまう。こんなことがないように、どれだけ運動が広がり、追い詰めたかで結果は決まってくる」とお答えした。
 飯田学習会参加者


 開けて10月12日は、川崎市のNPO法人コスモスの家の設立25周年記念講演会。
 飯田市を朝7時半に高速バスに出発。予定では11時半ごろに新宿着で、開会時間の午後1時30分には1時間以上の余裕があった。ところが、中央道が府中市あたりで渋滞し1時間半くらいバスが全然進まなくなり、新宿着が大幅に遅れ、会場着が2時になってしまった。主催者の方の機転で、スケジュールを逆にして進行していただいたおかげで何とか間に合った。
 2時間かけて「2025年介護保険はもう使えない?~今からでも遅くない、老後を守るためにできること」のテーマでじっくりお話させていただいた。
 川崎学習会看板
 ここでも、参加者の方から、財源問題や、特養入所問題についていろいろな質問が出た。川崎市では、主催したNPO法人が中心になって「介護保険制度をよくする会」を発足させ、国会への請願署名、川崎市への署名を取り組むことをすでに決められている。学習会では「介護保険制度を改悪させないために、私たちが今できること」というアピールも採択された。
川崎学習会参加者

  
 川崎からの帰り道の車中で綴った私のフェイスブックの一文 
 「各地で頑張っておられるみなさんとの知り合えたり、交流出来ることはとてもありがたいことです。今回の教訓。移動の経路と交通手段は万全を期すこと。特に首都圏の高速道路は甘く見ないことです。反省することも多いですが、今後もがんばります。残念ながら、現時点で、急進行する介護保険大改悪の内容と狙いを語れる人はそう多くはいません。私のような浅学非才の徒でも少しは役に立てる局面です。国民にほとんど知らされないまま、進められる介護保険改悪の危険性を一人でも多くの方に知っていただき、運動が拡がるならば、全国どこへでも出かけて行くつもりです。」

 10月10日~12日の3日間でやっと、介護保険モードにスイッチオンできた。
 残された時間は少ないが、これから年末まで、私は介護保険モード全開でがんばる決意です。

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Category: 介護保険見直し
 
 
 
 
 
 
 
 

プロフィール

福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)

Author:福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)
 福祉・介護オンブズネットおおさか事務局長
 介護保険料に怒る一揆の会事務局長
 大阪社会保障推進協議会介護保険対策委員
 
 

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