2014/01/20 Mon
読売新聞の独自調査で明らかになった
「お泊まりデイ」のすさまじい実態。


死亡事故26人をはじめ、 安全管理の不備や雑魚寝など劣悪環境だけでない。

こんな虐待の実態と行政の無為無策ぶりを示す記事も出ている。


行き場のない要介護高齢者の受け皿となっている実態を直視し、抜本的な対策と、毅然とした規制をしないかぎり解決しない。

お泊まりデイ、3年で26人死亡…誤飲・徘徊で

 全国の政令市と県庁所在地、東京特別区の計74市区にある通所介護事業所(デイサービスセンター)の宿泊サービス「お泊まりデイ」で、宿泊時間帯に起きた転倒や誤飲などの事故が2010年度以降少なくとも296件あり、26人が死亡していたことが読売新聞の調査でわかった。

 お泊まりデイは介護保険の適用外のため、施設側に事故の報告義務はなく、厚生労働省は「これまで夜間の事故の実態は把握していなかった」としている。同省は15年度からお泊まりデイを都道府県への届け出制とし、事故についても報告させる方針だ。

 調査は昨年12月、20政令市と、政令市を除く県庁所在地の31市、東京23区にアンケートを送付して実施。すべてから回答を得た。

 その結果、死亡事故は、食べ物を気管に詰まらせる誤嚥
ごえん
による窒息が9件と最も多く、就寝中の体調急変が6件。認知症患者が消毒液を誤飲したケースや、徘徊
はいかい
して屋外で死亡したケースもあった。負傷事故では、転倒・骨折が目立ち、薬の誤投与、食中毒などもあった。

(2014年1月19日11時51分 読売新聞)


十人雑魚寝・口には…「無法状態」お泊まりデイ
読売新聞 1月19日 14時10分配信
 宿泊サービス付きの通所介護事業所「お泊まりデイ」に関して読売新聞が行った自治体へのアンケート調査では、一部の施設が、利用者を狭いスペースで雑魚寝させたり、大声を出さないよう口に粘着テープを貼る虐待をしたりしていたことも判明した。

 こうした悪質な運営が他にも広がっている可能性があり、自治体の間では、運営基準を作るなどチェックを強める動きが拡大している。業界団体も独自の基準作りを始めた。

 ◆劣悪な環境

 「まるで無法状態だと驚いた」と、鳥取市の担当者が振り返る。昨年2月、設備変更に伴う調査で訪れた2か所の施設がいずれも、聞き取りに対し、仕切りを設けずに布団を敷き、男女約10人を雑魚寝させていたことを認めたからだ。改善を求めると、「臨時的な宿泊だから問題ない」などと反論されたという。

 水戸市の施設でも2012年夏、市が実態調査を行い、仕切りのない8畳間で高齢者を6人も宿泊させているのを確認。前橋市では昨年8月、市職員が実地指導に訪れた際、食堂に折りたたみベッドを3台置いて利用者を寝かせているのを見つけ、「不適切だ」として改善を指導した。同様の例は相模原市でもあった。

 昨年、利用者に暴行したとして介護士らが逮捕・起訴された広島県福山市の施設では、70平方メートルのスペースに17人が寝泊まりしていたことが判明している。

 水戸市の担当者は「防火設備がない施設もあった。このままでは、高齢者の安全や尊厳を守ることはできない」と不安を漏らす。



利用者に対する虐待が発覚した広島県福山市のお泊まりデイ。民家を改修した施設に17人が寝泊まりしていた
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プロフィール

福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)

Author:福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)
 福祉・介護オンブズネットおおさか事務局長
 介護保険料に怒る一揆の会事務局長
 大阪社会保障推進協議会介護保険対策委員
 
 

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