2014/02/15 Sat
 2月15日、民医連近畿地協の地域包括支援センター交流会にお招きいただいた。民医連の地域包括支援センターは、地域包括支援センターがはじまった翌年の2007年3月に東京で開かれた「全日本民医連地域包括支援センター交流会」に参加させていただいたことが始まりである。さらにその2年後の2009年1月の「全日本民医連第3回地域包括支援センター交流集会」にも参加しているが、それからもう6年が経過した。
 今回の介護保険見直しは、その大半が予防給付の見直しや地域支援事業の再編であり、地域包括ケアに関するものばかりである。言い換えれば地域包括支援センターに関連することばかり。しかし、介護保険見直しにあたって、政府厚生労働省は、地域包括支援センターの声を聞いたり、実態を把握したりする努力はどれだけしたのであろうか。
 ハッキリ言ってまったく行っていない。

 そんな中で開かれた「民医連近畿地協第1回地域包括支援センター交流会」は、近畿2府4県から40人以上が参加した。私の講演テーマは、「今後の介護保険の動向と 民医連の地域包括支援センターに期待すること」。」。私なりに地域包括支援センター8年を振り返りながら今回の介護保険見直しが、いかに地域包括支援センターに大きな影響を与えるかについてお話させていただいた。
見直しの目玉になっている「地域包括ケア」のための地域支援事業の再構築(①医療・介護連携。②認知症施策、③地域ケア会議、④生活支援、⑤介護予防)の全てが地域包括支援センターに関係する。


 私の講演の後、姫路市、京都市、神戸市、奈良市4つの地域包括支援センターからの実践報告は、どれもすばらしいものであった。
 困難な条件の中で、よくもここまで実績を積み上げたと心から敬意を表したい。これは民医連の地域包括支援センターに限らず全国各地の地域包括支援センターにも共通して言えることだと思う。

 この京都の地域包括支援センターの資料がすばらしい。



実践報告は、認知症啓発の寸劇・紙芝居も披露された。(奈良市の地域包括支援センター)


 社会福祉士、保健師、主任介護支援専門員、予防支援担当者の4グループに分かれてのグループワークでは、それぞれの自治体の条件の違いが浮き彫りになった。
 私は主任介護支援専門員の「地域ケア会議」の議論を聴かせていただいた。
さすがは民医連の地域包括支援センターである。議論が、とても熱い。悪条件をものともせずチャレンジしていく姿勢、特に地域に飛び込み、行政を引っ張り出す実践には感動である。介護保険改悪で、暗くなりがちな昨今だが、久々に暑く、前向きな会合に出会った。地域包括支援センター、これも介護保険が生み出した「宝」である。


 今回の介護保険見直しは、この地域包括支援センターに多大な影響を与える「改革内容」を盛り込みながら、「当事者」である地域包括支援センター職員は、見直し論議の「蚊帳の外」状態で、ほとんどのセンターはいまだに行政から何の情報提供も、相談も受けていない。
 予防給付の見直しや地域支援事業の再編によって、この数年間、がんばってきた地域包括支援センターがまたもや制度改変によって翻弄されようとしている。
 
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Category: 介護保険見直し
 
 
 
 
 
 
 
 

プロフィール

福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)

Author:福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)
 福祉・介護オンブズネットおおさか事務局長
 介護保険料に怒る一揆の会事務局長
 大阪社会保障推進協議会介護保険対策委員
 
 

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