2010/09/05 Sun
「控訴人らは、『不適切行為②』に関し、今頃になって新たに、日下部雅喜なる正体不明の人物の陳述書(甲90)を提出している。…… その証拠価値は全くないと言うべきものである。」

 よくも ぬけぬけと書いてくれたものである。 

 私が、ある事件の「事実関係」を明らかにするために、ごく簡単な「陳述書」を提出したことに対し、被控訴人側の代理人(俵正市弁護士・高橋英弁護士)が出してきた準備書面である。

 証拠価値うんぬんは、裁判のことであるから議論の余地はあるが、「正体不明の人物」とは、なんたる言い草であるか。

 私は陳述書の冒頭で、次のように書いている。

氏名   日下部 雅喜
年齢  54歳
職業  地方公務員(堺市職員)
第1 陳述人の身上及び経歴
 私、日下部雅喜は、1979年3月に日本福祉大学を卒業し、同年4月に大阪府堺市に福祉行政職員として任用され、現在まで、障害福祉課、民生総務課法人施設監理担当、南保健福祉総合センター地域福祉課など、社会福祉行政に従事してきた者です。1999年に民生総務課法人施設監理担当(当時)として社会福祉施設の指導監査をおこなっていた際に、社会福祉法人の理事長らによる巨額の施設運営費不正流用事件を発見しましたが、堺市上層部が毅然たる処分を行なわなかったため、2000年4月に「公務員個人」として理事長らを刑事告発しました。このことを契機として、福祉・介護オンブズマン運動に参加するようになりました。2001年4月、福祉・介護に関する不正や権利侵害などについて、広く相談を受け、解決のために活動する市民団体「福祉・介護オンブズネットおおさか」を設立し、今日まで、その事務局長として活動してきました。また、その関係で、NPO法人「福祉サービス評価WACCH」の監事も務めています。なお、これらの活動は、地方公務員として職務に従事する傍ら、無報酬で行う活動です。


 このように職業も経歴も明らかにしている。さらに、この事件の原告(控訴人)との関係についても、事実にもとづいて記載している。
 これに対し、「正体不明の人物」といってのける。弁護士センセイの良識を疑う。

 このような言われかたをするのであれば、 この俵正市なる 弁護士の「正体」について、書いておく。
 ひとことでいえば、「悪徳弁護士」の類あろう。

 それも行政事件がらみで、被告となった行政当局の代理人として、なりふり構わぬ、弁護を展開する。
 
 私の知る限りでは、大阪の自治体関係の労使紛争にかかる裁判や公務災害認定裁判には、必ずと言ってよいほど、当局側の代理人として登場するのがこの弁護士事務所のセンセイたちである。公金の不正支出に関わる住民訴訟においての多くにもかかわっている

 私のかかわった介護報酬不正返還請求の住民訴訟でも、この事務所の小川洋一弁護士は、証人尋問で、不正を告発した元職員に対し、その名誉を著しく傷つける言動を行った。さらに、明白な運営基準違反である介護保険事業所における「管理者不在」についても、「軽微な瑕疵」などと言いくるめ一億円以上の不正介護報酬返還をしなくてもよい、と主張した。
 この事件では、俵弁護士らが弁護した堺市は地裁で敗訴。俵弁護士らは、控訴審からは代理人を外された。

 住民や被害者が、悲壮な決意をもって、経済的にも物理的にも多大の負担と犠牲を払って行政を訴えることは並たいていのことではない。

 それをこの弁護士らは、行政当局の代理人として、公金で多大の弁護費用をもらい、かつ、訴訟の事務においても行政職員の資料作成、証拠収集など、多くの仕事をさせ、実に「楽」な弁護士活動である。しかも、行政を訴えた原告に対して、その名誉や人格も傷つけるような理由を並べたて、ときとして、シロをクロと言いくるめるような主張さえ行う。
 
 こういう輩を「悪徳」と世間では言うだろう。

 本件の裁判においても、障がい児教育の場における学校側の不適切な対応に対する保護者の要望についてクレーマー扱いし、いったんは認めたこと、学校側が保護者と合意したことまでも否定する主張を行っている。
 法廷で事実と法に基づいて論戦するのはいい。しかし、強大な行政権力と一体になり、訴えた側の住民や保護者を傷つけたり、事実を否定するような卑怯な弁論は、「社会正義の実現」をその使命とする弁護士として許されない。
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プロフィール

福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)

Author:福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)
 福祉・介護オンブズネットおおさか事務局長
 介護保険料に怒る一揆の会事務局長
 大阪社会保障推進協議会介護保険対策委員
 
 

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