2010/09/24 Fri
 今日は午後から、大阪民医連の「訪問介護(ホームヘルプ―ビス)サービス提供責任者スーパーバイズ研修」に招かれた。各事業所のサービス提供責任者が対象で「ホームヘルパーの役割と専門性を学ぶ」がテーマ。

 「利用者の生活の再構成」を支援することこそ、ヘルパーの専門性である、という持論を述べさせていただいた。2年前に読んだ東京都社協の「訪問介護における第三の機能とサービス管理システム―訪問介護事業所におけるサービス管理システムのモデル開発を行うための研究事業報告書」を大いに参考にさせていただき、これに、石田一紀・京都女子大学教授の「認知症の人を在宅でいかに支えるか―心に寄りそうホームヘルパーの介護過程」で展開されている、専門性論と実践例を組み合わせてお話をさせていただいた。

 3班に分かれての「ミニグループワーク」では、「利用者を見る視点と専門性・社会性」について、「困難事例」をもとに話合っていただいた。

後半は、「ここまでできる! ホームヘルプサービス」を使っての「利用者の望む暮らし」を実現するため訪問介護の在り方について、お話をさせていただいた。

 「ミニグループワーク」での検討事例は以下のようなもの。

門扉から玄関までの通り道の掃除

「事例
  Tさん 82歳 女性 要介護2 1人暮らし
 
 一戸建ての家で、門から玄関まで石畳になっている。Tさんは杖があれば玄関まで出られるので、介護保険の住宅改修で手すりと段差解消をしてもらった。
 秋になると落ち葉がたまり、だれもそうじしないので腐って滑りやすくなる。さらに、野良犬か野良猫の糞までころがっている。Tさんから、手すりがあってもすべって転びそうなので、ヘルパーさんに掃除してほしい、と依頼があった。
 市役所に聞くと「庭の草取りが禁止されているから、庭の落ち葉掃除は対象外、犬・猫の糞の始末はペットの世話と同じでできない、と言われた。

 さあ、サービス提供責任者として、どうしますか。」


短時間だったが、各グループ、「たたかうヘルパー」ぶりを発揮した積極的な意見発表が相次いだ。
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Category: 介護保険見直し
 
 
 
 
 
 
 
 

プロフィール

福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)

Author:福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)
 福祉・介護オンブズネットおおさか事務局長
 介護保険料に怒る一揆の会事務局長
 大阪社会保障推進協議会介護保険対策委員
 
 

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