2010/09/28 Tue
あるヘルパー事業所の方とお話をしていたときのこと。

「自宅から要介護4ので常時見守り・介助の必要な方を病院へ通院介助していくのですが、院内での待ち時間を1時間中抜きをするので、行きと帰りを分けて 2回で 請求できませんか。」
との質問。

 もともと通院介助は一連のサービスだから、通院等乗降介助以外は、2回に分けることはできない。ただ、一部の府県では、中抜きへの配慮もあってか、2時間以上 中抜きがある場合は、2回に分けて算定することを認めているようだ。

 ところで、中抜きの時間は、どうしているのですか。

 「利用者さんに自費で10割いただいてます」

 常時見守っているなら、場合によっては身体介護を算定できる場合もあるのでは?

 「利用者さんはリハビリ室に入っているので、ヘルパーは外で待ってるだけです」

 そんな時間を利用者さんから 自費で「ヘルパー待機料」をとってるんですか? いくら自費契約でもやりすぎではないですか?

 「登録ヘルパーなので、そうしないと行ってくれないので…」

 ヘルパーを拘束している間は事業所は賃金を払う義務はありますが、利用者のそばを離れて見守りも何もしていない、それこそ単なる待機時間を事業所の都合で、利用者に全額負担させるのは 不当ではないですか?

 「……」

 院内介助を機械的に 「介護報酬対象外」とした弊害である。

 報酬がとれなければ何でも利用者に自費負担させる、負担できない利用者にはサービス提供しないという事業所もある。

 通院介助では、院内も含めて 適切なサービスを介護保険で提供し、適切に算定する。これが利用者本位の大前提である。
 
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Category: 介護保険見直し
 
 
 
 
 
 
 
 

プロフィール

福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)

Author:福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)
 福祉・介護オンブズネットおおさか事務局長
 介護保険料に怒る一揆の会事務局長
 大阪社会保障推進協議会介護保険対策委員
 
 

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