2010/11/28 Sun
 今日(11月28日)午後は、「どうなる!?  どうする!? 介護保険見直し関係者学習決起集会 ~社会保障審議会介護保険部会委員 勝田登志子さんと語る~」。

 ケアマネジャー、ヘルパー、介護関係者、そして利用者家族も参加し、会場はいっぱいになった。
 
 メインは、社会保障審議会介護保険部会で、唯一の利用者家族代表として半年間がんばった勝田登志子さんの講演。

 認知症の人と家族の会の副代表でもある。勝田さんの目から見た介護保険見直し検討の内幕がとてもリアルに語られた。

 とくに、厚労省の役人がいかにマスコミ操作も含めて「賢く」立ちまわったか、そして「学識経験者」なる委員先生たちが、どのような役割をはたしたか。

 こんな場で介護保険見直しが検討されたかと思うとぞっとする。

 とくに反省させられたのは、「私の背景には400万人の介護保険利用者がいるという思いで頑張って発言してきたが、そのほとんどが見直し意見には盛り込まれず、悔しさだけが残った。」という勝田さんの言葉である。
 
 私たちは、介護保険部会の審議を揺さぶるような運動を今までやったのであろうか。

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 集会では、要支援2の父親を働きながら介護する利用者家族の発言もいただいた。要支援でも視力がほとんどなく、また4つの病院と7つの診療科目を受診し、嚥下困難で、食事にも見守りがいるという状況でありながら、介護保険がほんの一部分しか使えず、大半は家族の介護負担を自費サービスになっているという発言は、厚労省の「軽度者切り捨て」の不当性を改めて浮き彫りにした。

 「うちの地域は貧しい人が多く、年金月8万円あればリッチな方です」というケアマネジャーの発言では、「いまでも介護費用を払えば食費を切り詰めているような利用者が、さらにケアプラン料を1000円でも負担できない」と、「できることならバス1台借りて厚労省の前に利用者全員連れて行ってハンガーストライキでもしたい気分」と訴えた。

 介護保険部会見直し意見に盛り込まれた5つの利用者負担増・給付削減の「改悪メニュー」の説明と今後の運動方向についての「緊急提言」を私が報告させていただいた。

 そのあと、「『高齢者の尊厳』と『利用者本位』を守るためにたたかおう」という緊急提言を確認し、「行動提起アピール」を全員で採択して、たたかう決意を固めあった。



行動提起アピール
利用者負担増・給付削減の改悪メニューを阻止するために行動しましょう!

ケアマネジャー・ヘルパー、すべての介護関係者、利用者・家族のみなさん!

2012年度実施に向けすすめられている「介護保険見直し」検討が重大な局面を迎えています。

11月25日にとりまとめられた社会保障審議会介護保険部会の「見直し意見」は、
利用者負担の引き上げや軽度者の給付削減・負担引き上げ、
ケアマネジメントへの利用者負担導入など、
負担増と介護サービス削減に道を開く改悪メニューが盛り込まれました。

政府・与党内では年内にも見直し内容がまとめられ、
来年1月からの国会に「介護保険法改正案」が提出される動きです。

この改悪メニューはどれひとつ導入させることはできません。

「見直し意見」に改悪メニューのすべてに「反対意見」が併記されたことに示されるように、
私たちの声と世論は政府・厚生労働省を追い詰めつつあります。

さあ、「今」です。介護保険の未来がかかった歴史的な局面です。

○厚労省が狙っている「改悪メニュー」の中身について一人でも多くの人に語り、ともに反対する世論を広げましょう

○地域の連絡会やさまざまな団体、事業所で、この「改悪メニュー」に反対する意思表示を行いましょう

○政府・厚生労働省、地元選出議員、自治体へ働きかけましょう

「高齢者の尊厳」「利用者本位」を守り、安心できる老後をきりひらくために!

2010年11月28日介護保険見直し関係者学習決起集会





厚労省への緊急FAX要請



介護保険見直しについての要望書
厚生労働省御中

 貴省で検討されている介護保険制度見直しについて下記のとおり要望いたします。

1 「一定の所得」を理由とした利用者負担引き上げを行わず、低所得の負担を軽減すること

2 居宅介護支援に利用者負担を導入しないこと

3 多床室利用者からの室料徴収を行わないこと

4 補足給付の支給要件に「家族の負担能力」「資産」など新たな要件を持ち込まないこと。ユニット型個室、グループホーム、特定施設入居者生活介護利用者の居住費負担を軽減すること

5 要支援者・軽度者の利用者負担を引き上げないこと。また必要な生活援助サービスは保険給付の対象とすること。

私のひとこと


団体・事業所名(                  )
代表者名 (                  )


送り先 厚生労働省老健局総務課  FAX番号:03-3503-2740


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Category: 介護保険見直し
 
 
 
 
 
 
 
 

プロフィール

福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)

Author:福祉・介護オンブズマン管理者 日下部雅喜(くさかべまさき)
 福祉・介護オンブズネットおおさか事務局長
 介護保険料に怒る一揆の会事務局長
 大阪社会保障推進協議会介護保険対策委員
 
 

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